試験対策1〜筆記試験編〜
筆記試験には、一般教養・専門科目・教職教養の3つがあります。
私は専門科目が小学校全科(以下、小全)だったので、その話が中心になります。
1.過去問を入手して傾向をつかむ
昨年も採用試験を受けていたので、ある程度どのあたりが出るかは分かっていました。
効率よく勉強するには、どこが出やすいかきちんと調べて、
その上で対策を練る必要があると思います。
2.苦手教科をつぶす
私の苦手教科は歴史・理科です。
また、栃木県は理数の比率が高いので、数学も勉強しました。
自分の苦手教科が分かっているなら、そこを潰す方がよいと思います。
捨てるのは最後にいくらでもできるので、まずは挑戦あるのみ。
<歴史(日本史)>
自分で、中学生用の参考書をみながら、ノート作りをしました。
年表にして、どの時代に何が起こったかをわかるようにしました。
使用した参考書・・・「高校入試まとめと完成 社会」 創育 \580
<数学>
数学はある程度はできたのですが、図形と確率が苦手でした。
時間があったので、中学3年間分を復習しました。
使用した参考書
「これでわかる 数学 中学1年(中学2年・中学3年)」 文英堂 \1200
全問解説が載っているので、ものすごく使いやすかったです。
「受かる数検 3級」 学研 \1000
数学は「数検(数学検定)3級」からよく似た問題が出ると聞いたのでやってみました。
栃木県の私立校では、この問題集と全く同じ問題が出題されていて、びっくりしました!
<理科>
中学生レベルも分からないくらい、かなり苦手でした。
とにかく、中学3年間分を基礎から徹底的にやり直しました。
また、近くに理科だけを教えてくれる予備校?みたいなところがあったので、そこに通いました。
[使用した参考書]
「これだけは 中3(中2・中1)/理科」 受験研究社 \1140
図入りで詳しい解説が載っているので、理科が全く分からない私でも、
とてもわかりやすかったです。
「電流のにがてな人へ」「天気・天体の苦手な人へ」 理科出版 各\500
このシリーズは、1冊500円で値段が安く、それぞれ細かい分野ごとに出版されています。
理科の中でも、『ここが苦手!』というものがあるなら、
もっと詳しく勉強するのにはもってこいの問題集です。
3.繰り返し問題を解く
一般教養と小全はかぶるところが多いので、特に分けて勉強はしませんでした。
とにかく、自分に合う問題集を見つけて、解いて解いて解きまくりました。
1つの参考書を最低5回は解いたと思います。
答えを覚えてしまうぐらい、繰り返し解きました。
[使用した参考書]
「教員養成セミナー」 時事通信社
本を解体し、教職教養・一般教養・小全ごとにファイルにとじて、1冊の問題集を作りました。
「栃木県 高校入試の対策」 下野新聞社 ¥3000
基礎問題もあるし、過去何年かの県立・私立の過去問も載っています。
問題数が多いのと、教採とかぶる部分がとても多いので、値段は高いですが重宝しました。
「教員採用試験対策ゼミ」 ベネッセ
教員採用試験対策講座の問題集です。
答えを赤で書き込み、書き込んだ字が消えるシートを使って覚えました。
今年はほとんど使いませんでしたが、昨年、
ほぼ1から教職教養を勉強するのには使いやすかったです。
ベネッセの教材の中では、教職教養の本が1番役に立ちました。
(現在は、この講座がなくなってしまったので、問題集を手に入れるのは難しいと思われます。)
その他・・・その年に行われた私立・県立の入試問題を解く
入試が行われる1〜3月は、下野新聞に各学校の入試問題が解答付きで載っています。
割と解けないものもあるので、できなかった問題は参考書を使って解き直しました。
4.できなかった問題は完璧にできるようにする
5回繰り返してもできなかった問題はノートに写して、
自分の苦手な問題ばかりを集めた問題集を作りました。
試験直前は、このノ−トだけを見て、繰り返し解きました。
5.毎日勉強する
冬休みは塾で個別指導、3月までは週に2〜4回の家庭教師をしていました。
中学生を教えていたので、自分の試験勉強にとても役に立ちました。
自分が理解できていないと、人に教えることはできないですからね。
私は、毎日どこまでやるかという学習予定表を作りました。
これがないと、サボったり、自分に妥協してしまうので・・・
また、3月までは1日2〜3時間毎日続けて勉強しました。
4月以降は、仕事帰り(大体4時半ごろ)に図書館に行き、
閉館時間まで勉強しました。平日は約4時間くらいです。
休日も図書館に行き、8時間位やりました。
家にいると、テレビ・パソコン・お菓子(笑)・布団(寝る)の誘惑に負けてしまうので、図書館派でした。
図書館では勉強仲間がいたので(といっても、一緒に勉強する訳ではないですが・・・)、
いい刺激になりました。
やはり継続して勉強する「リズム」を作るのがよいと思います。