2日目(集団討論・個人面接)

平成16年8月24日(火)  場所:栃木県総合教育センター

 

この集団討論・個人面接の日は全部で3日間あります。
自分が受ける校種によって、日にちが違います。
小学校は23日と24日の2日間にわかれていました。
受験番号が前半の人が23日、後半の人が24日でした。

この日もまた、8時半集合です。
最初に講堂に集まり、10分間日程についての説明を聞いた後、
いよいよ集団討論は始まります。

 

1.集団討論(60分)

 受験番号ごとに12〜13人ごとにわかれて行いました。
 長テーブルを四角に並べてあり、その周りに受験者が座ります。
 受験者は自分の席の前に置いてある番号で、お互いを呼び合うことになっています。


 また試験管は4人いて、それぞれ部屋の隅で討論の様子を見ています。
 試験管の方は最初と最後に少し話したくらいで、あとは何も話さず受験者を見るような感じです。


 試:「討論は2題行う予定ですが、1題だけになっても構わないので、自由に意見を言って下さい。」             
   「最初に、司会者を決めてください。」

 私:えっ、司会者・・・・私には無理。。。

 と思っていたら、やってくださる方がすぐに出たので、非常に助かりました。

 その後に試験管の方が一言。


 「みなさんの人柄を見ます。」

 内容より、人物が重視なんですかね?

 そしていよいよお題の発表です。
 テーブルの上に紙が伏せてあり、それをひっくり返すとお題が出てきました。



『体験学習を充実させるべきだと言われているが、なぜ充実させるべきなのか。』 →@


『体験学習を充実させるために、どんなことをするか。』→A

 

 というような問題でした。
 実際には、上記のように@Aと問題がわかれていないのですが、
 私たちのグループは@について話し合った後、Aについて話し合いました。


 とにかく司会の方が上手で、みんなの意見をうまくまとめ、
 話を進めてくださったので、とてもよかったです。


 議題は1題になってしまいましたが、60分があっという間に過ぎてしまった内容の濃い討論でした。
 私のいたグループは、現職の方や講師の方ばかりで、
 思わず納得してしまう説得力のある話をされる方が多いと感じました。
 正直、やる前は討論がめちゃめちゃ嫌だったのですが、すっごく楽しかったです♪



2.個人面接(25分)

 個人面接は1番最初に始まる人が10:20から。
 1番最後の人は16:35からと、ものすごく差がありました。
 前回のパソコンと同様、この日も討論と面接の間が4時間半もあり、待ちくたびれました。

 面接官は4人いらっしゃいます。
 4人いるのでそれぞれ番号で呼ばせていただきます。


 面接官A:1番右にいた方
 教育委員会の方だと思います。
 あとで気付いたのですが、この方は私が高校3年の時に、隣の隣のクラスの担任の先生でした。

 余談・・・
 ちなみに、水泳の時の試験官は、この面接官A氏のクラスの副担任でした(笑)



 面接官B:右から2番目の方
 どこかの校長先生かな?とにかく教育関係の人です。
 実はこの人に、面接でめちゃめちゃつっこまれました・・・
 こーいうとあーいうみたいな(笑)
 


 面接官C:左から2番目の方
 う〜ん・・・よくわかりませんでした。
 教育関係のような気もするし、保護者っぽい気も・・・??

 

 面接官D:1番左の方
 おそらく企業の方です。
 私が以前勤めていた会社の社長に似てた(笑)
 とっても気さくで優しかったです。

 

 それぞれ役割が決まっているみたいで、面接官Aの方から順に質問されました。


 質問内容は、

 ・どういう教師になりたいか
 ・学力について
 ・宿題を出すことについて
 ・学力をつけさせるにはどうしたらよいか
 ・(履歴書を見ながら)現在の講師の仕事について
 ・もし担任を持つとしたら、どの学年がよいか
 ・以前、勤めていた企業について
  (その企業にいた時、こんな時どうしていましたか?という対応のこと)
 ・評価はどのようにつけるか
 ・絶対評価とはなにか
 ・オリンピック以外で最近感動したことはなにか

 というような質問でした。


 そして忘れちゃいけないのが、ロールプレイング・・・

 これをやってくださいと言ったのがAの方で、
 面接開始早々ロープレだったので、かなりしどろもどろだったと思います。


 ロープレの内容は、

 『あなたは、子どもたちを放課後勉強させるために残しました。
 この時子どもから「なぜ勉強するの?」と聞かれました。
 この後、あなたはどのように対応しますか?』

 というものでした。
 最初に考える時間が与えられ、考えがまとまったところで、その考えをまず発表します。
 その後、面接官を子どもに見立ててロープレをします。

 面接官を子どもに見立ててと言っても、面接官は何も答えてくれないので、かなりさびしいです。
 どこまで続けたらよいのかわからず、自分で「こんなふうに答えると思います。」と切ってしまいました。

 面接での最後の質問が
 「オリンピック以外で最近感動したことはなにか?」でした。


 最近感動したこと・・・う〜ん・・・   


 と考えた時、
 パッと思い浮かんだのが昨年度勤務した学校のことでした。


 私は1年生の多人数クラスに配置される非常勤講師だったのですが、
 そのクラスでは、帰りの会でお誕生日の子に♪HAPPY BIRTH DAY♪の歌を歌うことになっていました。
 昨年の私の誕生日は土曜日だったので学校は休みでしたが、次の週の月曜日に
 「先生のお誕生日もお祝いしよう!」
 とクラス全員で歌を歌ってくれたことを思い出したのです。
 ものすごく嬉しかった出来事だったので、話をしているうちに思い出して泣いてしまいました。。。

 この時点で、
 「面接中に泣くなんて、もう落ちたも同然(T_T)」と思っていました。
 しかし、面接官の方々が

 「今は嬉しいとか悲しいとか表現できない人がたくさんいるけど、
 そういうことを表現できるあなたは素晴らしいですね。」

 と言ってくださり、かなり救われました。(^^ゞ

 おまけに、
 「(退出するのは)落ち着いてからでいいですよ。」
 とまで言ってくださって、面接官が神様に見えました(笑)



 そんなこんなで、試験2日目のなが〜い1日が終わりました。

 

 

 

 

 

 

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