2.講師の仕事


(1)非常勤講師って何?

 @小学校1年生における多人数学級に配置される非常勤講師

  私は昨年度に引き続き、現在、小学校において非常勤講師をしています。
  私の場合は、小学校1年生において1学級に36人以上いる多人数学級に配置される非常勤講師です。
  学校によって、「支援教員」とも呼ばれるし、「副担任」として呼ばれる場合もあります。
  要は学校次第なんですよね。。。

  さて、これに対して「指導助手」と呼ばれる方々もいらっしゃいます。
  多くの場合、各市町村単位で採用され、1年生だけではなく低学年に配置されることもあるようです。

  県採用であれ、市町村採用であれ、担任の先生とは別の2人目の先生(T2)というところです。

 A初任者研修における非常勤講師

  読んで字のごとく、初任者研修に行かれる先生の代わりにそのクラスを任されます。
  小学校の場合、多くが担任を持っているので担任の代わりということになります。
  (中高の初任者の場合、どうなるのかはわからないです。)

  時給は@の非常勤講師よりずっといいですが、初任研がある時だけの出勤なので、
  年間にすると出勤日は少ないです。


 B学校支援非常勤講師

  名称も仕事内容も学校によって違うようです。
  要は、「学校裁量でいろいろやってください。」っていうのが本音でしょうか。

  授業をやったり、特別学級の支援をしたり、いろんなことをやっています。


 C学校支援員

  非常勤講師とはまた違いますが、市町村採用で働く方です。
  配慮を要する児童に付いたり、特別学級の支援をすることが多いようです。

  勤務時間はその市町村によって違いますが、
  私の周りでは県費の非常勤講師よりも勤務時間は長いです。


 Dその他

  その他にも、こんなことをしているという方がいらっしゃいましたら、教えていただけると嬉しいです。


(2)どんなことをするのかな?

  ここからは、私がしている小学校1年生における多人数学級の非常勤講師についてお話しします。

  まずは主に授業において、つまずいている子が問題を解決できるよう助言していったり、
  生活指導をしたりします。
  また、担任の先生のお手伝い(宿題の丸つけ・掲示物の作成など・・・)もします。
  そして、1番の仕事(?)は「子どもたちと一緒に遊ぶこと!」でしょう。

  実際に自分が授業をすることはほとんどないので、
  どうしても『支援(サポート)』することがメインになってしまいます。 
  担任の先生ほど保護者や子どもたちと関わりがもてないのが実情です。
  それを解消するには、休み時間に子どもと一緒になって遊ぶことで、
  お互いの心が開かれ信頼関係を結べるのではないかと思います。

  また、学校によっては1人で授業をすることもあります。
  昨年度は、算数の少人数指導ということで、1クラスを3つのコースに分け、
  その中の1つのコースを私が受け持っていました。

  結局は入学したばかりの子どもたちが、より快適に学校で過ごせるよう支えていくのがこの仕事です。


(3)1日のながれ

  以下は、1日の時間のながれです。

   8:15   出勤

   8:30   朝の会・授業・帰りの会・下校指導

  15:30   退勤

  県採用の非常勤講師の場合、1日6時間勤務と決まっています。
  つまり、『子どもが学校にいる時間』が勤務時間なのです。

  子どもが学校に来ない夏休みなどの長期休業中は、当然勤務がありません。
  ですからほとんどの方が、アルバイトをして収入を得ているようです。

  注:ちなみに、県の非常勤講師はアルバイト可です。常勤講師の場合は不可になっています。


(4)講師のメリット・デメリット

  ☆メリット☆

   <非常勤講師をする上でのメリット>
    ・ 非常勤(担任を持たない)なので、時間にゆとりがあり、採用試験の勉強ができる。

    ・ 常に担任の先生の授業やその流れを見ることができ、自分の勉強になる。

   <講師(常勤・非常勤)をする上でのメリット>
    ・ 学校での経験を、採用試験の面接や作文に生かすことができる。

    ・ 担任以外の先生方の授業を見ることができる。

    ・ 子どもと常にふれあうことができ、自分を高められる。


  ☆デメリット☆

   <非常勤講師をする上でのデメリット>
    ・ (小1の非常勤講師の場合)1日中、自分の担当するクラスにいるので、
     担任の先生と自分との考えが合わないとつらいかも・・・

    ・ (小1の非常勤講師の場合)子どもたちにとっては、やはり担任の先生が1番なので、
     2番目の先生として見られる。

    ・ (TTとして入る場合)担任と違ってその授業だけのかかわりなので、児童理解が大変かも。。

   <講師(常勤・非常勤)をする上でのデメリット>
    ・ 担任を持ってしまうと、業務が忙しすぎて採用試験の勉強どころではない。


常勤をするか非常勤をするか、その選択は難しいです。
生きる(家計)ために常勤を選ぶ場合も、担任がしたいから常勤を選ぶ場合だってあると思います。
私の場合、採用試験の勉強をするために、時間的ゆとりのある非常勤を選びました。

結局は、自分が何を基準にするかですよね。

 

 

 

 

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