1.臨時採用教員とは
臨時採用教員(以下、臨採)には、産休・育児休業(以下、育休)・事故・病気などで欠員が出た場合に、
臨時的に採用されます。
栃木県の場合、「臨時採用教員(常勤講師)」と「非常勤講師」の2つにわけられます。
では、栃木県における臨採の状況についてお話します。
(あくまでも、栃木県のものですので、他都道府県では状況が少し異なると思われます。ご了承ください。)
<臨時採用教員(常勤講師)>
産休・育休などの代替、長期研修の代替、学級増、新規採用者の辞退などによる、
欠員補充のために採用されます。
| 任用期間 | 1年または産休・育休などの期間 |
| 勤務時間 | 正規教員に準ずる |
| 給与 | 正規教員に準ずる |
| 待遇 | 正規教員に準ずる |
| 仕事内容 | 正規の教員と同じで、担任や校務分掌、部活動などもある |
<非常勤講師>
産休・育休などの代替、初任者の指導教員、免許外教科の担任の解消、
小学校第1学年の適応指導の補助、
配慮を要する児童・生徒への対応などのために採用されます。
また、栃木県では県教委が採用する場合(県採用)と、
市町村単位(市町村採用)で採用する場合があり、
どちらに採用されるかによって、仕事内容や待遇面での多少の違いが出てきます。
県採用 |
市町村採用 |
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|---|---|---|
| 任用期間 | 任用期間内、1年間または産休・育休の期間 | 1年間(ただし、継続有り) |
| 勤務時間 | 規定の範囲内 | 市町村によって異なる(大体、4〜7時間) |
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時間給 (ボーナスなし) |
市町村によって異なる (時間給のところもあれば、月給のところもある) 例:A市 月給18万 |
| 待遇 | 年次有給休なし | 市町村によって異なる 例:A市 10日+附与 |
| 仕事内容 | ・産休・育休などの代替 ・初任者の指導教員 ・小学校第1学年の適応指導の補助 ・配慮を要する児童・生徒への対応 など |
・心の教育相談員 ・配慮を要する児童・生徒への対応 ・多人数学級の支援 など |