ねじれた話/2


ユリアンの体は大きいので手もそれなりに大きい。
その手にちょうどおさまるくらいがカリンの胸だった。
少女の割りにはまずまずな大きさだ、と思いながらユリアンはカリンの胸を揉みしだいた。
服の中でゴソゴソいわせながらユリアンの手は蠢いた。
ぬくもりといい柔らかさといい、握っているだけでもうっとりするような感触だった。
さらに15歳の処女の胸を揉んでいると思うと余計に気分は盛り上がった。
ユリアンは頬にあてていた唇を耳に持っていってカリンの耳朶を舐める。
カリンは震えたが耐える様に眉間に皺を寄せた。
ユリアンに胸を掴まれるたびに胸の芯のようなものを絞られる。
その感じが今までにない何かをジリジリと運んでくる。
ユリアンの手によって彼女の知らない領域へ引っ張られるようだった。
青年の手がだんだんと激しくなって、右に左に、寄せたり離したりしだすと
カリンはときおり口の端からまとまった息を吐き出すようになった。

彼女の体に少しずつ変化があるのを見て取ったユリアンは満を持したように
膨らみの中心にある別の感触を指でさすってやった。するとカリンの体がぴくん、と跳ねた。
 「ぁ・・・。」
今までの漠然としたものとは違うはっきりとした疼きが体の芯に走った。
ユリアンが爪でくすぐるとカリンはこらえるようにシートの上で体をズラそうとした。
 「ン・・・・・や・・・・め・・・ぁ・・。」
 ほとんど消えるような声でカリンが反応を示すのでユリアンは喜んで耳の裏にキスした。
耳の付け根あたりを吸われて頭がぼうっとするのに、ユリアンの指が胸の上の『かたまり』を
爪でひっかいたり指で押したりしてくるといよいよ今まで知らなかったものが体の中から沸き起こってきた。
 「っ・・・ぁっ・・・ヤ・・・!!」



青年の息を首で感じながらカリンは今までとは違うものに怯えていた。
彼の指が服の中で自分の胸を包みながら、その頂点を五本の指で代わる代わる弄ってくる。
さっきまでとは違うサイレンが頭の中でガンガン鳴った。
ここまでくると迷子の幼子のようにどうしたらいいかわからなくなってカリンはされるがままだった。
抵抗しなければいけないという気持ちと、初めての感覚に戸惑う思いが彼女の動きを止めていた。
でも青年の唇が豊かな紅茶を薄くいれた色の髪を掻き分けてうなじを這うようになると体が外側から痺れてくる。
指が二つの頂点を挟んで絞るようにしめるとカリンの少女の体に電流がほとばしった。
 「アッ!」
耳元で少女が初めて鼻にかかった声を出した。カリンは初めて聞いた自分の嬌声というものに驚いて、
頭がそれでいっぱいになって今すぐにでもこれを止めてもらわなければいてもたっても
いられないというくらいに混乱した。
 「やっ・・・・やめて・・・。」
 久しぶりに少女の拒絶を聞いたユリアンはかえって止める気になれなくて
人差し指と中指にカリンの果肉を挟んでそのまま激しく揉みしだいた。
 「いやあああっ!やめてっ・・ぁっ!〜っ!」
果肉を挟まれるたび体が疼く。それが怖くてカリンは顔を左右に振って嫌がったが、
そこでやめる男がいるとも思われないユリアンは構わず首筋に噛み付いた。
 「ウンッ!あっ・・・やめてっやぁぁ・・・。」
 噛まれた痛みが潰される胸の疼きと繋がって電流のように駆け巡る。
ユリアンはカリンのナマの胸の感触を感じながら思うさま揉んだ。
首筋にキスしながら胸の突起を親指でぐりぐりと押し付けると少女は耐えきれずに鳴いた。
 「いやっ・・んっああんっ」


首筋にキスするところがもうなくなってしまったのでユリアンは手をいったん離してシャツから出した。
カリンの体からどっと力が抜けた。安心したのかどうかは解らないが緊張が一時途切れた。
しかし今度はユリアンの手がシャツのボタンを外していくとそれもつかの間のこととなった。
カリンは今度こそ肌を見られる恐怖に慄いた。
 「いやあ!やだ!やめてぇ!お願い!」
 紅茶を薄くいれた色の髪を揺らしてカリンは顔を横に振った。
ユリアンは彼女が嫌がるさまが思ったよりも可愛らしいのに感心していた。
そう思いながらも手をやすめるはずもなく動かしてボタンを取り去ってしまうと
シャツの合間から水色のブラジャーが顔を見せた。
それをとりあえず見た後、ユリアンはそれをたくし上げてカリンの二つの乳房を晒した。
 「いやあっ!!」
 ユリアンは動きを止めて少女の胸に見入った。
二つの白い膨らみの上にぽつん、とベビーピンクの実がなっている。
それがさきほどの愛撫でツン、と上を向いているのを見てユリアンは思わず生唾を飲み込んだ。
 「いや・・・・・。」
 見られた、という思いでカリンの目に涙が滲んだ。ユリアンの視線を痛いほど感じて
恥ずかしさに目を閉じるしかできなかった。



ユリアンはしばらくカリンの胸の形を付け根、輪郭、乳首の色形などを観察した。
これがまだ16になる前の少女の胸だ。
男の手に堕ちたことのない子供の肌だ。
男嫌いの処女で、シェーンコップの娘の、これがちぶさだ。
様々な感慨が腹の底から湧きあがってきた。
ユリアンは彼女の右胸の付け根にキスするとそのまま吸う。もう一方の胸は左手で揉んだ。
胸に感じる唇の感触がだんだんと頂上を目指してくる。
 「アッアッやだっやだっ!やめてっ!」
 彼の目指すものがわかるカリンは叫ぶしかなかった。ユリアンの唇は付け根から上へ登っていき
頂上にくると薄桃色の実をゆっくり舐めた。ぬめっとした感触が滑った。
 「やんっ!」
 甘くてくすぐったい感じが響いてきてカリンは喘いでしまう。
ユリアンは彼女の喘ぐ声があんまりに可愛いのでもっと聞きたくなった。
乳首を舌で舐め取ると、そのまま口に含んで軽く吸う。するとそのまま吸い取られて
しまいそうな甘い吸引力でカリンの体が軽く跳ねた。
 「ウアンッああん・・いや・・やめて・・アンッ」
 カリンの乳首を口に含むともう食べてしまいたくなって吸いついた。
何度も吸い、舐めては歯で噛んだりして硬くなった実を弄ぶと
もう一方の手では片方の乳房をグニュグニュと揉んでやはり乳首をひねりあげた。
カリンの体に耐えきれない熱いものが宿ってきた。
 「ふぅ・・アアンッ・・やめて・・あっアッアンッやぁんっ!」


右胸をあらかた食べ尽くしてしまうとユリアンはもう一方の胸に食らいついた。
今度は犬か何かのように舌で胸の表面を舐め尽くし、最後に頂点に辿りつくと執拗に舐めはじめた。
もちろんもう一方の胸は左手で絶え間なく揉む。
 「やだぁっやんっ・・そんなの…アッ・・。」
 今まで感じたことも無いものが体の底から這い上がってくる。
カリンはふと前を見た。
すると亜麻色の頭が体に貼りついて自分の胸に食らいついているのが見えた。
もう一方の胸も彼の大きな手に掴まれて潰されている。
カリンは自分の胸がこんなにもいやらしい光景として映ることに戸惑って目を背けた。
 「いやあっ・・」
 彼女が目を背けたのを見て取ったユリアンはなんだか思い知らせてやりたくなって揉んでいる胸の乳首をキュッキュッと捻り上げた。
 「アッアッ!やぁんっ!」
 少女の体が甘いもどかしさに引っ張られる。
カリンはだんだんとはっきりした媚声を出すようになった。胸全体が熱くなって、皮膚の下の肉が全部溶けて液体でいっぱいになったみたいに鈍くなる。
それなのに表面で行われるユリアンの愛撫ひとつひとつに驚くほど敏感に反応してしまう自分が彼女には恐かった。
 そう思ってもユリアンの愛撫は止まらない。
ユリアンはカリンのピンク色の乳輪をゆっくり舐めると、先端の部分に差し入れるように舌で押した。
下腹部の辺りから甘い疼きが這い上がってくる。
 「ぁ・・ぁ・・ぁあ〜んっ!やめ・・て・・」



 ユリアンはカリンの消えるような声を聞きながら硬くなった実を舌先で転がした。
時計回りにゆっくりと。
 「や・・ぁ・・ああんっ・・ふっ・・ぁ・・アア〜ッ!」
 じっくりと舌先で遊んでやったあと、ユリアンは息を吐き出した。
カリンの白い肌がうっすらと赤みを帯びているのを見ていくらか息を吐いたあと、彼女の乳房を掴んで乳首に吸い付いた。
 「ああんっ!」
 いきなり乳首を口に含まれてそのまま強く吸われ、カリンの体はそのまま強い流れにもっていかれそうになる。
思わず体をよじったがユリアンは構わず吸う。
少女の桃色の実を口に含んで吸いこむたび麻痺してしまいそうなものが脳天をつきぬける。
彼女が体をよじるたびもっとよじらせてやりたくてよがらせてやりたくて、今度は歯に挟んだまま吸いこんだ。
もう一方の胸も果肉を挟みながら激しく揉むとカリンは顔を真っ赤に染めて左右に振りながら悲鳴をあげた。
 「やあっ!アッアッやめてっ・・あっ!アアンッ・・いやああっ!」
 舐めたり噛んだり吸ったりを繰り返しながらユリアンはしばらく少女の胸を弄んだ。
もう二度と処女の彼女にこんなことをできる機会はないだろうと思うと簡単に終わらせたくなかった。
吸って吸って、揉んで揉んで、そうするたび跳ねる少女の体を腕に篭めながら激しく愛撫した。
 「ああっ・・ああんっ!・・やぁぁっ・・ハァ・・ああ・・やめてぇ・・アアッ!」

 カリンの乳首を噛んでいたユリアンの唇はだんだんと付け根のほうに下がっていった。
口付けるたびに紅い痕を残していく。
彼女に恋焦がれていた覚えも無いし恨みも無い。
それでもなぜかユリアンはカリンが自分の手に堕ちたことを残していきたかった。
そうしながら手では果肉を潰すように爪で摘む。
 「アッ!いやぁんっ!」
 爪で挟まれたので痛みが走ったがそれさえも鋭い疼きとなって体に篭った。
カリンの硬い子供の体はユリアンの愛撫でだんだんと柔らかくなってきていた。
 ユリアンの唇は胸の付け根から腹の辺りを這うようになる。
そこにもつぶさに痕をつける。
カリンが呼吸するたび腹が上下されるのを見ながら白い肌への接吻を繰り返した。
そうしながら手では柔らかい胸をたっぷりと堪能するように揉むのを忘れない。
もうこの少女の体をここまできて手放す気はユリアンにはなかった。
 臍の辺りに舌の感触を受け取るとカリンは体を横によじろうとした。
ユリアンはそれを阻止して正面を向かせながら臍に舌を入れてこじあけるように舐めた。
カリンはくすぐったくってかえってもどかしい気分になった。
しかしもとより下腹部が熱くなっていたのでそれでもなにかを感じてしまう。
 「ああ・・ん〜っ・・ぁぁ・・」
 ユリアンは彼女の甘ったるい声を聞いた。
まだそんなに彼女と話したこともなかったが、普段はそれほど高い声というわけでもないのに驚くほど愛らしい声音だ。
またその声を初めて出させたのも聞いたのも自分だけだと思うと性欲とは違うものが満足する。
ユリアンはカリンが感じるたびに蠢かす足を膝で割り、彼女の誰にも許したことの無い場所をスラックスの上から手でさすった。
 「!!」
 カリンの体が大きく痙攣する。カリンは目を見開いた。生まれて初めてそこを触られた驚愕で一気に目が覚める。
 「いやあああっ!やめてっ!」



 そういえばそういうことだった。
カリンは性行為そのものを知っているわけではない。
ただ人間社会に生きていればいつのまにか培われる知識として、行為では女は胸を触られてたしか下も弄られるのだということくらいは知っている。
カリンはいまその「下」の部分を改めて思い出した。いつのまにかユリアンの甘い愛撫に甘んじていたカリンは自分が今そこまで危険な状態にあることを今更のように思い出した。
しかしユリアンはやめるどころかそのままそこを指で撫でつけてきた。
 「やだっ!やめて!」
 ちょっと触っただけでもこの反応だ。
まさかここを弄らないで済むと思ってるわけでもないだろうに、彼女のいかにも処女らしい反応がかえってユリアンを燃えあがらせてしまった。
ユリアンはさらに指で押し付けるようにさすった。今までよりもなにか決定的なものをこすられてカリンの体が熱くなる。
「ひっ!あっいや・・いやあ・・そんな・・そんな・・やめてぇ!」
 ユリアンが臍を舐めながら乳房も揉んでそして少女の一番大事な部分も擦りあげる。
カリンはどんどん逃げられない深みにはまる自分が恐くて、これから起こる未知の行為が怖くて、そして信じられないところを触られている恐怖で頭がいっぱいになった。
声を張り上げた悲鳴がコクピットに反響した。
 「いやああっ!やめてっ!やめてユリアンっ!」
 「!?」



 ユリアンは動きを止めた。
カリンは彼がやめたことに驚いたが再び緊張が解けてからだの力が抜ける。
ユリアンはダークブラウンの瞳を縛られて肌を晒している少女に向けた。
余韻が冷めないのか呼吸を繰り返して目を閉じている。
 ユリアンは気づいた。彼女は今、自分をファーストネームで呼んだのだ。
いままでは頑なに「ミンツ中尉」と呼んでいた彼女。
だから自分も彼女に合わせるように「クロイツェル伍長」と呼んでいた。
そんな彼女がおそらく無意識のうちに自分を呼んだ。
ユリアンは嬉しいのかそうでないのか判別のつかない不思議な感慨を覚えた。
彼女が名前を呼んだことより彼女が自分の名前を「知っていた」ことのほうが重要だった。
もしかしたらカリンは自分のことを「ミンツ中尉」と呼んでいるときも心の中では「ユリアン」として認識していたのではないか?
そう思うと妙にこの少女を労わってやりたくなるような気がした。
 そして同時に彼女との因果を確実なものにしたいとも思う。
 ユリアンは手を少女のスラックスのチャックに運んだ。
ボタンを取るとチャックを降ろす。カリンは恐怖に震えた。
 「嫌ァッ!やめてえっ!いやあああああっ!」
 それだけはされてはいけない、という思うがカリンを叫ばせた。
声が喉に貼り付くほど叫んで足をジタバタさせる。
カリンの渾身の悲鳴に心が刺される思いもしたが、自分のやっていることの度し難さを思えば構わない。
ユリアンはカリンのスラックスをずるりと降ろした。
 「きゃあああああ!やめてええ!」



 ピンクの下着が見えるとますます脱がせる必要を感じてユリアンはスラックスを上に引き上げる。
 「やだっやめてっやめてっやだあああっ!」
 白い足が二本出てくるのを見ながらどんどん脱がしていく。
ここまでは順調だったユリアンはカリンの発した悲鳴に収まっていた腹の虫を叩かれる。
 「いやあっ!やめて!けだものおおっ!」
 ユリアンはスラックスと一緒に靴下も脱がしてコクピットの脇に置いた。
手を頭の上で縛られ前は開けられてブラジャーもたくしあげられたあられもない上半身。
そしてスラックスを脱がされて妙に可愛いパンツ一枚になった少女の姿を舐めるように眺めた。
すると鋭くも涙の滲んだ青紫色の瞳にぶつかる。
こんな姿で凄まれてもかえってヤラしさを増すだけだがその瞳に恥辱に対する怒りも恨みも全て篭められているのをユリアンは悟った。
スラックスを脱がされることで自分がレイプされるということを改めて認識したカリンは女にとって死よりも屈辱的な状態にされる怒りをユリアンにぶつけた。
しかしユリアンにしてみればそれは遅すぎる訴えだった。
 「あんたがこんなことをする奴だとは思わなかったわっ!」
 カリンは吐き捨てるように言った。
なんで自分がこんなめにあわなければならないのか?
あらゆる不条理が渦を巻いて青年へ向かって飛び出していった。
しかしユリアンの目は底の知れない熱さを伴なっていた。
 「思わなかった?思わなかったって?」



 ダークブラウンの双眸に睨まれてカリンは思わず固唾を飲んだ。
 「けだものって言ったのは誰だい?いやらしくて低俗動物だって言ったのは君じゃないか。」
カリンは今までこれほど苛烈な睨みを受けたことはなかった。
地の底から聞こえてくるような低い声を発しているのがあのユリアン・ミンツだとも信じられなかった。
 「人のことを化け物呼ばわりしておいて今更僕のことを見下してなかったとでも言うのかい!?」
 突然声を張り上げたユリアンの声で鼓膜が悲鳴をあげた。
カリンは怒りに満ちたダークブラウンの瞳を愕然と見つめた。
 ユリアンの中で「ケダモノ」と呼ぶカリンの声が反響していた。
それが自分が為している本質の悪意を刺しているので怖かった。
怖かったし腹が立った。
ユリアンは基本的に品行方正な人生を歩んでいたからこういった言葉を言われなれていないのでどうしても敏感になってしまう。
そしてカリンにそれを言われることが張り倒されるよりも不条理な痛さだった。
なにより勝手に自分を嫉妬の対象にして悪者に仕立て上げるくせに「そんな奴だと思わなかった」などと子供地味た失望を自分勝手に決めつけるのは完全に許せなかった。
 「僕がシェーンコップ中将に気に入られてて、ポプラン中佐に可愛がられているのがそんなに羨ましいかい?」
 ユリアンの瞳に金縛りにあっていたカリンはあまりにはっきりと正確に本心を突かれて息を呑んだ。
 「だったら僕に当たったりしないで素直になればいいじゃないか!そうやって僕に嫌な態度とっておいて自分だけは嫌われたり恨まれたりしないで済むと思うこと自体が子供なんだよ!」

心がパンクしそうだった。
 ユリアンの言葉が端から端まで当たっているのが解るぶんだけカリンは賢かった。
いつでも正しいことを言い当てるからユリアン・ミンツが嫌いだった。
それなのにこんなことをされて確かに自分は彼を見損なった。
勝手だけどどこかで信じていた。それこそが彼女の傲慢で幼さだっただろう。
でも信じていた。信じていたのに・・
 「だからってなんでこんなことをするのよ!」
 だからといってこれが許せるわけはない。
それが自分がレイプされていい理由になるはずがない。
そう思って声を荒げたカリンだがユリアンはそんな彼女を見て怒りの表情をゆっくりと和らげて微笑した。
その微笑に腹の底から怖さを感じているとユリアンの手が自分の股に伸びていくのをカリンは見た。
 「やめてっ!」



  ユリアンはカリンのピンク色で中央に小さなリボンのついた綿のパンツを触った。
白い模様の縁取りがついていて、イメージに反して可愛いものだった。
 「ずいぶん可愛いの履いてるんだね。」
 そのままの感想を口にする。
15、6の少女にレースの凄い下着なんかは期待していない。
世の中には見ただけで感謝したくなるような下着もあるが、まぁプロと比べてはいけないだろう。
カリンはあまりの言葉に顔を紅くして恥辱に震えた。
ユリアンが下着の表面を撫でるとさっきまでの熱が少しだけ刺激された。
 「でもちょっと湿ってるなぁ。」
 ピンクの下着に染みを見つけてユリアンは微笑した。
どんなにいきがってたって濡れるんじゃないか。
そう思いながら濡れている部分を押し付けてやるとカリンの体が跳ねた。
 「やっ!」
 「君だって解ってるだろう?ほらヌメヌメしてるよね?」
 指でぐいぐい押し付けるとカリンの収まっていた熱がどんどん蘇ってきて体をめぐる。
 「やっやめてっぁ・・やめなさいよユリアン・ミンツ!」
 今度はフルネームを偉そうに呼ばれてそれはそれで嘲った。
 「気丈だね。誰に似たのかな?」
 「なんですって?!〜っぁ!」
 ユリアンが指を押し付けるとそれまで下着の中に収まっていた液体の感触が外に溢れていく。
それを感じてカリンの頭は羞恥に焼けた。
 ユリアンはしばらくそうやって下着の上から押し付けた。
それから今度は下着の脇からつい、と中に入れる。
 「いやあっ!」


 中に入れるとすぐに出す。
ユリアンは一度下着の中に偲んでいった指を眺めるとそれをカリンの顔の前まで持っていった。
一瞬味わった感触にカリンが困惑した瞳をしてそれを見るとユリアンの大きな人差し指に透明の粘液が見えた。
 「これが何だか解る?君がエッチな証拠だよ。」
 カリンの中に屈辱的な怒りが駆け巡った。
なんてことを言う男だろう?
カッとなって睨みつけたがユリアンには効かない。
 「女の人ってね、感じたりするとこうなるんだよ。
知らなかったかな?知ってたらそれはそれでおもしろいよね。
君は男が嫌いなくせにこういうことには興味があるってことなんだから。」
 「あっあるわけないでしょう!?男なんかっ!」
 ユリアンは黙って指を引いた。
 「あろうとなかろうと、これがどういったものなのか
ちゃんと教えてあげるよ。」
 いつのまにかこれから犯される少女への同情なんかも消し飛んでいた。あるのは腹の底に居座るどず黒いモノで、ユリアンでさえも自分の知りもしなかった変化に気づいていなかった。
 再びパンツの脇から指を入れて、まだ誰にも触れられたことの無い秘境に堕落のメスを入れる。
下着の中に青年の指が入っていくのを見てカリンは虫を落とされるようなおぞましさに叫ぶしかなかった。
 「いやあああああっ!」



 

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