スレ2-282さん/銀河鬼畜伝説外伝3




「あぁっ・・・あなた、ウォルフ・・・あぁんっ」
 久し振りにフェザーンに帰還した宇宙艦隊司令長官ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥は、机上に溜まった決裁書類の山にも目をくれず、
まっしぐらに帰宅した。
 ブイヨン・フォンデュを中心とした食事もそこそこに、エヴァンゼリンを連れてベッドに入ったミッターマイヤーは猛然と彼女の体に襲い掛かった。
 いつも妻を扱う時には紳士的に振る舞うミッターマイヤーも、1年もの間お預けを食らった身では人狼にもなろうというものであった。
「あなた・・・こんな、激し過ぎっ・・・あぁっ・・・ウォルフ・・・」
 互いにこの1年、肉体的にも精神的にも不貞を働くこともなかった2人は激しく燃え上がる。
 これまでのが見せたことのない荒々しさに最初戸惑いを感じたエヴァだったが、自分に対する愛情の深さの裏返しと考えると
涙が出るほど嬉しかった。
 ミッターマイヤーの小柄な体躯からは想像もつかない程の巨大な砲身が、エヴァンゼリンの内部に激しく出入りする。
 最初のうちは何度も裂傷を負って出血した事もあるエヴァンゼリンのその部分も、今ではしっかりと夫の責めに耐えることが充分叶うほど
開発されていた。
「あなたっ・・・そうっ、そこっ・・・そこよぉっ」
 覚え立ての頃は痛いだけであった夫婦の営みも、味を覚えてからはエヴァンゼリンも積極的に腰を使い夫の快感の追求に協力するように
なってきている。
「あなたっ、ウォルフッ・・・イクッ、イクゥゥゥ〜ッ。あなたも・・・一緒にぃ」
 登り詰めたエヴァンゼリンは両太ももでミッターマイヤーの胴を締め付けながら、1人で先に達してしまうのを我慢する。
「うぅっ、エヴァッ・・・エヴァァァーッ」
 目の奥に火花が散るような快感を覚えながら、ミッターマイヤーは主砲の引き金を引いて大量のエネルギーを愛する妻の体内に放った。



「ごめん、ちょっと乱暴すぎた」
 一息ついた後、ミッターマイヤーは傍らに寝たエヴァの体を気遣って素直に謝った。
「ううん、嬉しかったですわ。あなたがこんなに私のこと思って我慢なさってらしたって・・・」
 エヴァンゼリンが幸せに満足しきったような笑顔を見せながら、恥ずかしそうに頬を染める。
 互いの浮気などこの2人の頭には夢想の範疇に属する類のものすら存在していなかったのだ。
 ミッターマイヤーはエヴァンゼリンと新婚初夜に結ばれるまで正真正銘の童貞であったし、エヴァンゼリンもまたしかり、
彼女の秘密の花弁はミッターマイヤーの手で摘み取られたのである。
 ミッターマイヤーの当時ほとんど無かった性知識は、悪友ロイエンタールの貸してくれた1本のビデオカセットにより拙く補われていたもので
あったのであるが。
「君だってあんなに激しく・・・1年も放って置いてごめんよ」
 ミッターマイヤーはエヴァンゼリンを引き寄せると愛おしそうに唇にキスをした。
 そうしているうちにミッターマイヤーの砲身が勢いを取り戻し、再戦の準備が整ってくる。
「また君が欲しくなったよ」
 すみれ色の瞳を恥ずかしげに伏せながらも嬉しそうに微笑むエヴァンゼリン。
「今度は・・・その・・・後ろからしても・・・いいかな」
 ミッターマイヤーの言った言葉を理解出来ずにエヴァンゼリンがキョトンとした顔になる。
「その、なんだ・・・ビッテンフェルトの奴に聞いたんだが。後ろからだと、やりやすいし、激しくしても君の体に負担を掛けずに済むと思うんだ」


 突然のことに戸惑いの色を隠せないエヴァンゼリンが黙っているのを無言の拒絶ととったミッターマイヤーは慌てて前言を撤回に掛かる。
「いやっ・・・君が嫌ならいいんだ。俺もそんな動物の真似なんか無理にしたいとも思わないから。ビッテンフェルトの奴が酔った勢いで
口走ったのを聞いただけだし」
 酔いにまかせた軽口で『何なら奥さんを使って実演して見せようか』などと口を滑らせたビッテンフェルトが、ミッターマイヤーのパンチで
前歯を3本折られて入院したことまでは流石に口にしない。
「いいですわ。あなたが興味ある事でしたら私も無条件で興味を持つことが出来ます」
 エヴァンゼリンは少女のようなしなやかな体をくねらせてうつ伏せになると、真っ白なお尻を高々と上げて見せた。
「どうぞいらして、ウォルフ」
 若妻が初めて見せた扇情的なポーズにミッターマイヤーの主砲は最大仰角を示す。
「ごめんよエヴァ。でも動物学的に見るとこれが本当の形かも知れない」
 何故か今度こそは愛する妻に子を宿してあげることが出来ると予感がするミッターマイヤー。
「それじゃいくよ」
 ミッターマイヤーは主砲の仰角を手動で制御すると、彼の愛の証、白濁色の液体が吹き返し、適度に潤いを保っているエヴァンゼリンの肛門に狙いを定めた。
                               ※
 新婚初夜の参考にするためと知らなかったとはいえ、全くの童貞に『アナル専科』などというマニアックなビデオを貸し付けたロイエンタールの軽はずみな行為は、後世の歴史家の判断を待つまでもなく、彼の親友自身の手によって捌かれることになる。




 

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