同盟編 1/ねじれた作者さん



ナレーション:一方、ヴァルハラ自由惑星同盟区画では・・・・

コーネフ「ポプランの奴そろそろマンネリ化してないか?
やっぱり年には叶わないらしいな」
パトリチェフ「そちらはポプラン中佐の様子ですかな?
こちらではキャゼルヌ中将が一ヶ月ぶりの夫婦生活を始められましたぞ」
シェーンコップ「ほほう、なかなかどうして我等が事務提督も技巧的でいらっしゃる」
フィッシャー「技術というものは年月が経ってようやく掴めたと感じるものです。
私も腰の使い方に自信が持てるようになったのはだいぶ後でしたから」
ビュコック「そうそう。やはり年の功ということじゃな。
お〜お〜これは、アレックス・キャゼルヌという男もなかなかやりおるな」
コーネフ「ご夫人も思ったよりお若い」
フィッシャー「しかしご息女が盗み見しているのに気づかないのはいただけませんね」
ビュコック「わしのような年のもんが見るのはいいが、こういった若いもんが
覗ける世の中はどこか狂っとる」
レベロ「最近の若者の性行為デビューは早いですからな」
シェーンコップ「どうされました?閣下。いつもよりも脱力していらっしゃるようですが?
ホラ、ユリアンの夜の勇姿でも見て気分を晴らしてください」
ヤン「嫌だっやめてくれ!あの子がどうしようとあの子の自由じゃないか。
わざわざそうやって野次馬するのはだね、はっ破廉恥というか人としてだな・・・」
シェーンコップ「ホラホラ今夜もあなたのユリアンがうちの娘にしかけておりますぞ?」
ヤン「あああっ!ユリアン・・・お前はあんなに可愛かったのに・・・
いつまでも綺麗なお前でいておくれ・・・」

ビュコック「やれやれ困った親というやつだな。
若いもんの道を妨げてはいかんだろう?」
ブルームハルト「俺は童貞のままここに来たのにユリアンのやつずるいぞっ!」
シェーンコップ「みっともないことを言うなブルームハルト。
それよりあれはどうなっている?」
ブルームハルト「はっ!四回が7割、二回が2割、一回が1割となっております」
ヤン「何の話だい?」
シェーンコップ「いえね、ヴァルハラで暇を持て余しているわれわれとしては
日々のスパイスとなる楽しみが欲しいわけですよ。それで我が薔薇騎士連隊ヴァルハラ支部では
毎夜うちの娘が何度イカサレるか賭けをやっているんですよ。閣下もどうです?」
ヤン「やめてくれ!!(;△;)」
シェーンコップ「そうおっしゃらずに閣下。
閣下の智謀をもってすれば賭博王も夢じゃない」
ビュコック「おもしろそうだな」
パトリチェフ「我々も参加しましょう!」
ヤン「やめてくれ!!だいたい中将、賭けの対象になっているのは君の娘だろう?
普通は娘のそっそういうことは反対なんじゃないのかい?」
シェーンコップ「俺としては娘の性生活が盛んなのは大歓迎ですよ。
俺の娘ともあろう女が夜に寂しがるようじゃ情けない。
閣下は気になさらないでどうぞ賭けてやってください。
なぁにあなたの娘ではないのですから良心も痛まんでしょう」
ヤン「あのねぇ・・・だいたいその賭けでいくと君の娘さんはともかく
つっつまり、ユリアンがお前の娘さんをなんかいいかっいかせるかって話じゃないか!」

シェーンコップ「ご安心下さい。ユリアンは閣下よりよっぽど優秀です」
ヤン「・・・それは私よりマシという程度なのかそれとも・・・」
シェーンコップ「少々残酷な言い方になっても構わないとおっしゃるならユリアンは閣下と比ぶべくもない秀才です。
なんといっても貴方とでは体力が違う」
ヤン「はは・・・・安心しておくよ」
コーネフ「ほう、ミンツくん中々のものだね。
これはひょっとするとポプランといい勝負かもしれん」
パトリチェフ「そうですか?やはり小官にはポプラン中佐のほうが・・・」
コーネフ「これも賭けにしますか?」
ヤン「ねぇそろそろ見るのはやめてあげようよ・・・・キャゼルヌのほうでも見て・・」
パトリチェフ「おお!ついに大技に行きますよ!!」
ヤン「ああっ!ユリアンいつのまにそんな凄い技をっ!」
シェーンコップ「驚くことはないでしょう。小官が指導させていただいたんですから」
ヤン「きっ君!ユリアンになんてことをっ!」
コーネフ「ポプランも教えてましたよ?」
ヤン「ユリアン、ユリアンごめんよ。私はお前にいけない教師を押し付けてしまった!」
ブルームハルト「そうですか?男としては嬉しい教師ですよ?」
ゼフリン「お前が『男』を語ってどうするよ?」
ブルームハルト「なにいいいっ!?」
ラップ「愉しそうだね。私たちも生まれ変わったらあんなことしようねジェシカ」
ジェシカ「そうね。ジャン・ロベール・・・」
ヤン「君たち・・・」

シェーンコップ「それにしてもユリアンの奴俺もポプランも使わない技を知っているな。
あれは独自の技かそれとも研究でもしたのか・・・・」
メルカッツ「今ユリアン君がイタシテいる技については僭越ながら小官が指導させていただきました」
ヤン「メルカッツ提督・・・あなたまで・・・」
シェーンコップ「これは意外ですな」
ビュコック「やはり年の功じゃな」
フィッシャー「技能を修得するには長い年月かかるということでしょう」
マシュンゴ「人は運命には逆らえませんから」
ヤン「マシュンゴ!お前ユリアンをちゃんと見ててくれるんじゃなかったのか?!」
マシュンゴ「はい。中尉は立派に日に日に技能を修得していかれました」
ヤン(絶句)
レベロ「最近の若者は・・・」
ビュコック「ヤンよ、お前ももういい年なんだから臆することなく息子の栄達を喜べばよかろう」
ヤン「ユリア〜〜ン・・お前って本当に優秀だねぇ・・・」
ラップ「そう悲観するなヤン。お前だって思ったよりもマシだったぞ?」
ヤン「みっ見ていたのか!?」
ラップ「ああ、初夜は見物だったぞ?
お前の奥さんの親父さん、グリーンヒル大将もちゃんと見守っておられたし」
ヤン「!!」


ナレーション:ヴァルハラの歴史がまた1ページ・・・・


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