帝国編/ねじれた作者さん


ナレーション:ヴァルハラでは現世の出来事が全て視聴できるシステムになっていた・・・・

ケンプ「おや?どうやらミッターマイヤー元帥が奥方と夫婦の営みを始められたようだ」
ロイエンタール「ほう・・なるほど・・・。ミッターマイヤーめ
以前から我慢できないタチだとは思っていたがやはり
夜も『疾風ウォルフ』の名に恥じない早撃ち・・・
こんなことなら俺がもっと上手い戦術を教えてやったのに
惜しいことをしたな」
ファーレンハイト「ロイエンタール元帥、それほどの腕をお持ちなら
現世においてその道の本を出版されれば良かったのでは?
元帥の手引書とあらば帝国臣民のみならず同盟の叛徒共にも支持を得て
莫大な資産を手に入れることも叶いましたでしょうに」
ヘテロクロミア「さすがは貧乏提督、金の話にはあざとい。
俺は資産は持っているし人に教えることに興味はない。
ただ親友の性生活が貧相とあってはいささかおせっかいを考えてもみるのだ」
金髪「ミッターマイヤーはそれほど寝台において愚劣なのかロイエンタール?
予には立派に行為をまっとうしているように見えるが・・・」
ヘテロクロミア「こっこれは・・・マイン・カイザー・・・
いえ、小官と致しましても親友をいたずらに貶めるのは本位ではありませんが、
その・・・いささかマンネリというか・・・正常位ばかりというのが腑に落ちません」
金髪「正常位?それはなにか特別な戦略なのか?ロイエンタール」
一同(ご存知でない!?)
ヘテロクロミア「はぁ・・・正常位といいますのは・・・ああ今しがた
ミッターマイヤー元帥が行っているのがそれでございます。ご覧になれますでしょうか?」
金髪「ああ、これが正常位というのだな。これなら予も知っている。
予もこのやり方でカイザーリンと交わったのだ」
一同「!!!!!!」

赤毛「らっラインハルト様!そのようなことこういった満座の席で暴露なさらなくても・・・」
金髪「何を焦っているキルヒアイス。お前顔が髪と同じくらい赤いぞ?
俺はこうやって世継ぎを残していったんだ。皆に恥ずべき所一点も持ち合わせていない」
赤毛「偉そうにおっしゃらないでください・・・」
金髪「しかし予のやり方は卿が申すにはマンネリということか?ロイエンタール。
ということは他にも予の知らぬ戦術があるということだな?」
ヘテロクロミア「御意」
金髪「そうか。ならばあらかじめ卿にやり方の何たるかを師事願うべきであった。
フロイ・・・ヒルダには愉しみを与えてやることが予はついには叶わなかったのだからな」
ヘテロクロミア「マイン・カイザー・・それでしたら小官が・・」
オーベルシュタイン「陛下、そのような悩みがおありでしたなら
小官に一言おっしゃってくだされば帝国中のその手の情報を集めて
報告書として提出できましたものを」
赤毛「『その手の情報』・・・?(−△−;)」
金髪「誤解するなオーベルシュタイン。予はフロイラインの体を譲られたかったのではない。
奪いたかったのだ。詳しくは別に書いてあるこのスレのSSを読むことだな。
だが今からでもそれが叶うならこれから初夜を迎える帝国の若者の脳にその情報を送ってやれ。
予には無用のものだがこの者らには役立とう」
オーベルシュタイン「御意」


シュタインメッツ「おお!これはっ!」
ケンプ「どうされた?」
シュタインメッツ「どうやら挙式を挙げられたケスラー元帥が
これから初夜に及ぼうとしておられる模様」
ヘテロクロミア「なに!?初夜!?」
ルッツ「初夜・・・・小官はついにはそれが叶いませんでした・・・」
金髪「すまぬルッツ。予の誤りである・・」
ヘテロクロミア「マインカイザーの謝罪には当たりません。これは小官が・・・」
ケンプ「おお!ついに奥方の服に手をかけられましたぞ!」
一同集中
ファーレンハイト「いい年をしたおぢさんがうら若い女性の服を・・・
これを盗撮してマニアに売ったならいかばかり稼げただろうか・・・」
シュタインメッツ「ああ!グレーチェン!私もついには思いを遂げられなかったああ!」
金髪「すまぬシュタインメッツ。予の・・」
ケンプ「ついに脱がせましたぞ!!」
一同「おおっ!」
『これが・・・・若さかっ!』

金髪「今のはなんだ?」
オーベルシュタイン「どうやら、ケスラー提督の心の叫びが
この世の境を飛び越えてヴァルハラまで聞こえてきたようです」
ヘテロクロミア「なるほど確かに若い。肌といい表情といいなかなか・・・」
赤毛「みっみなさん・・ここは気を効かせておいとましたほうが・・・」
ファーレンハイト「おお!ついにおぢさんの指が少女の体に!」
ヘテロクロミア「あの堅物に見えたケスラー元帥がこういった趣向の持ち主であられたとは」
金髪「どのような趣味を持とうと有能であれば構わぬと思うが」
ルッツ「クララ〜〜っ!」
ヘテロクロミア「マインカイザー、処女とはあのように接するのが肝要かと・・」
金髪「なるほどそういったものか。予も生まれ変わった時のために学んでおこう」
赤毛「真面目に学ばないで下さい!」
金髪「なんだキルヒアイス?そんなにこの映像が気に食わないならさっさと姉上を見に行け。
着替えだろうと入浴中であろうと見放題ではないか。俺もお前にならそれを特別に許そうと思う。
それしか現世でのお前の功に報いる術はなさそうだからな」
赤毛「ああああっ!アンネローゼさまぁっ!
せめて一夜の思い出を過ごしてからお別れしたかったああっ!」


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