バトル中・・・
「しまった! 混乱しちまったか! ライ! かまわずスパークだ!」
と言ったのが、彼の運命を大きく変えることになった。
「うわ! バカ、こっちじゃない、敵は向こうだ!」
と言うが、勢いは止まらず、増していった。
ドピシャーン
雷と倒れる音が混じって聞こえた。相手は呆れて帰ってしまった。
数分後、正吾が目覚めた。
「うーん、イタタタ、何か凄いしびれてる!何があったんだろ?」
と正吾は頭を掻いていた。
「ん?手?」
と思いながら体を見回していると、ライボルトが目覚めた。
「くっそ〜ライめ!」
と言ったライは静かに起きあがった。
「「あっ!」」
と二人の声が重なると、慌てて体を見始めた。
「お、俺・・・ライになってる?」
と聞くように言っている。
「俺も正吾になってる」
と同じように言っている。
数十分か、話した所、ライになった正吾の言葉を聞けるのは、ライだけで、正吾になったライの言葉がわかるポケモンは正吾だけだった。
「「どうしよう」」