ジラーチと子守唄でぃあす作 ポケットモンスター二次創作
 ギターを装備しつつ考えること、はや1時間ちょい…

 すっかり日も落ちて、星も見える頃かしら…?考えても考えても七夕とジラーチにちなんだことが思い浮かばない。嗚呼、私のジラーチに対する愛はこの程度だったというのっ?

「そういえば… ジラーチは千年も寝てるんだっけ…」
 本とかの話によれば、そういう話らしいわ。千年に一度、目覚めて色々するそうだけど…。
「折角寝てるのに、何もなしってのも、かわいそうかしら…」
 目覚めるのは、決まってこの時期らしい。とある彗星が振るのと同じ時期だとか。

「ラ〜ラ〜〜 ララ〜ラララ〜…」
 不慣れなギターに合わせて、私が子供の頃、母さんからよく聴かされていた子守唄を歌ってみた。エレキギターだから、ちょっとやかましいかな? とも思ったけど、他に使える楽器もないし、しょうがない。
「ラ〜ララ〜ララ〜 ラ〜ラ〜ララ〜ラ〜…」
 ん? 歌詞がない? 気にしちゃだめよ、そこは。

 ギターもイマイチなら、歌もイマイチな私。まぁ、聞けないほどじゃぁないとは自負してるけど…
「…ふぅ。」
 歌い続けるのも辛いから、ちょっと休憩しようっと。こんなので、ジラーチは喜ぶかしら…? エレキギターだし…
「あぁ〜、こんな事ぐらいしかできないのかしら〜…」
 ギターを掛けたまま、後ろに倒れて仰向けになる。と、そんなとき…

「…? な、なに…?」
 なんだか、身体がムズムズした。着ぐるみを着た私の上をネズミでも通ったかな? とか思ったけど、特になにも通った気配はない。でも、やっぱりまだムズムズする。
「こ、これって… くっついてる…?」
 そう、なんだか身体に張り付く感じ。水に濡らしたみたいな。
「ちょ、ど、どうなってるの? あ、な、やあぁっ!!」
 何でくっ付くんだか とか考えてたら、次は違う感覚が走った。
「いひゃっ、ちょ、あわひゃああぁぁっ」
 ぎゅぅぅぅ〜っと締められるような音が部屋に響く。実際、私も締め付けられるような感覚があるけど、何故か痛みや苦しさは無い。

「な、何が起こってるっていうの…っ?」
 あまり叫ぶと、また隣のアンちゃんが察知して飛んでくるから、声を殺しつつ、私は悶えていた。
「くうぅっ… うぅぅっ…」
 悶えること10分弱… ようやくその感覚が収まった。
「はぁ… はぁ… 一体何が… ん?」
 何も無くなってホッとしたとき、本当に何も無くなってた。…というより、身を包んでいたはずの物が無い気がした。
「あれあれ? 着ぐるみは…って、うぇ?!」

 慌てて上体を起こし、身体をまさぐってみたら、変な事実に気がついた。
「ちょっ、まさかっ?!」
 私はさらに慌てて、ウチの引き出しにある手鏡を手に取り、私の姿を写した。
「う、嘘でしょ…?」
 私は驚愕した。いや、驚愕するしかない、こんな事になったら。あったはずの着ぐるみが無い、それもそのはず。だって私の身体にくっ付いちゃったんだから。

「…やっぱりくっ付いてる…」
 着ぐるみなら、つまめるハズの皮が私の身体と一緒になっちゃってるから、つまんで引っ張ると…
「痛っ…」
 ってことになる。
「一体、何でこんなことに…」
 これからどうしよう…と考えていたそのとき…


つづけちゃう
私と着ぐるみ
小説一覧へ 通常掲示板

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル