「僕は、七咲のふとももを触りたい」
「ふともも、ですか」
七咲は、うーんと考えるような仕草をしたあとに、僕のほうを向くと それくらいなら、別にかまいませんよ。 と言った。
足だけ湯の中に浸かりながら、湯船の縁に腰掛けている七咲と正面に向き合うようにする。
僕は七咲を見上げる格好になり、七咲は僕を見下ろす形になった。
七咲の膝に手をつき左右に広げると、水着に包まれた下腹部からふとももの付け根までが眼前に現れる。
紺色の水着から生える足は、余計な肉などまったく無くすらりと伸びている。
しかしサイズの小さい水着のせいか、水着と素肌の境目には凹凸が出来ていて七咲の肌の柔らかさを象徴してるようだ。
僕は無意識のうちに、膝に置いた手を七咲のふとももに這わせていた。
ぷにぷにとした柔らかさと、絹のような滑らかさが同居した七咲のふとももに夢中になっていると、頭上からクスっという笑い声が聞こえた。
「あ、ごめん、くすぐったかった?」
「いえ、違うんです。私の足に触って百面相してる先輩を見てると、おかしくてつい」
うーん、どうやら顔に出てしまっていたらしい。
けど仕方ないだろう?それほどまでに七咲のふとももに魅了されてしまっていたのだから。
「つい夢中になっちゃって」
「ふうん……それじゃあ、こういうのはどうです?」
七咲は悪戯っぽく笑いを浮かべると、僕の頭を掴んで自分のほうに引き寄せる。
「えいっ」
ぐおおお!ふとももが!七咲のふとももが僕の頬に!
こんな柔らかいモノに挟まれるなんて、生まれて初めての体験だ!
顔を柔らかいもので挟まれるのがこんなに気持ちいいなんて!
至福で脳髄まで支配されている僕の目に、更にとんでもない物が飛び込んできた。
――――――――っ!?あれは!まさかあの縦ラインは!!
先ほどから七咲が足を開いたり閉じたりしたおかげで、ピチピチの水着は体に更に食い込んでしまっていたようだ。
それが僕の目の前に顕著となって現れた。
こ、こんなはっきりとなんて、お宝本でも見た事無いよ!
まずい、このままだとまたさっきみたいに僕の息子がバーニングしてしまう!
なんとかばれないように………
「先輩?なんだか息が荒いですよ。まさか……、またさっきみたいに大きくしてるんじゃないでしょうね?」
「うっ!」
「やっぱりですか………」
モロバレだった。
七咲はふとももで僕の顔を挟んだまま、足の裏で器用に僕の愚息に触れた。
「へぇ、さっきはこんな物を私の背中にこすり付けてたんですね」
「そ、それは逢が寄りかかって―――んむぐぅ!」
七咲はふとももに更に力を込めて僕の顔を挟む。
柔らかい肉が僕の顔を包み込んで、息苦しいけれどなんか幸せだ。
「先輩のえっちー、すけべー、へんたーい」
七咲はふざけるように悪態を付きながら、ふとももと膝で僕の頭をぐりぐりと挟む。
むぅ……ちょっと痛いぞ。
こうなったら――――反撃だ。
「―――ひゃん、あっ、ちょっと先輩!?な、舐めるのは反則――」
ふとももの内側を舐めると、込められていた力が弱くなって僕の頭は多少自由になる。
その隙をついて七咲のふとももにキスをしてやった。
チューと音を立てながらキスを繰り返すと、七咲のふとももには赤いマークが印される。
「……んっ、そんなに強く吸ったら、痕が残っちゃいます」
「逢が、僕のものだっていう印を付けとこうと思ってね」
「………そんなことしなくても、私は先輩のものですから」
徐々にマークを足の付け根の方へ印していく。
ちらりと目を移すと、水着に浮かび上がった縦ラインがもうすぐそこまで迫っている。
「でも、先輩も私のものなんですよ――――ストップ」
「むぐぐっ!?」
あと少しで水着と肌の境目付近に刺しかかろうとした所で、七咲の両手が僕の頭をわしづかみにした。
「さっきから先輩がチラチラとどこを見てるか、わかってるんですよ」
わしづかみにした僕の頭を、自分に正面を向かせるように直す。
「ココ、ですよね?女の子は視線に敏感なんです。覚えておいて下さい」
オウッ!バレテーラ
「エッチな所ばかり見てる先輩にはおしおきです。しばらく見てるだけで我慢してください」
七咲は僕の髪の毛を掴むと、水着に浮かんだ縦ラインのわずか5センチほど前まで近づける。
5センチ先には前人未到の秘境がある!っていうか、こんな近くで見られるなんて、むしろご褒美だよ!
「先輩、見えますか?私のココ、水着がこんなに食い込んじゃってます」
見えてるよ!
浮かび上がった縦スジがとてもエッチで卑猥な形をしてる!
出来る事ならこの舌でその感触と味を確かめたいよ!
「クスクス、そんなに頑張って舌を伸ばしても、だめですよ。もうちょっと我慢してください」
七咲は僕の顔が近づけないように髪の毛を掴んだまま、もう片方の手で自分の股間に逆ピースの形で指を置いた。
それに力を込めて足の付け根の肉を拡げたり、押し込んだりする。
すると一瞬だけ縦のスジが水着から消え去り、再度浮かび上がる時にはより水着が食い込んでスジを強調する。
「こうすると、どんどん食い込んでで、ほとんど見えちゃいそう」
うぁ、あああっ……触りたい。
見てるだけなんかじゃ全然物足りない。
手で!舌で!!いきり立つ怒張で!!!七咲の七咲の縦ラインに触れたい!
七咲の股間を覆う水着は、食い込む事でその面積を小さいものに変えてしまっている。
気がつけば僕は七咲の顔と股間を交互に見ながら息を荒くしていた。
「アハッ、先輩ったら、そんな泣きそうな目で見ないで下さいよ。―――仕方ないですね」
掴まれていた髪の毛を離されると、僕はすぐに七咲の股間にしゃぶりついた。
抱え込むように両手を七咲のお尻にまわして抱き寄せる。
「ちょ、ちょっと先輩!がっつきすぎ―――んあっ!」
水着越しに食い込んだワレメに舌を這わせる。
舌がとても柔らかい肉に挟まれる感覚。
そのまま肉の谷を移動させると、小さな豆が舌先に触れた。
「―――っんぁ!」
風呂場に響く声で七咲が声を上げる。
その声をもっと聞きたくて、僕はその肉豆を執拗に舐る。
「あっ、あぁっ、せん、ぱいっ!」
舌先が肉豆に触れるリズムに合わせて七咲が喘ぐ。
水着越しでも充分な刺激があるようで、七咲の声はだんだんと艶のあるものへ変わっていった。
ふと口の中に、水着に染み込んだ風呂の湯とは別の味を感じる。
多少とろみがかったそれを音を立てながら吸い上げると、七咲自身にもそれが何なのか分かったようで、恥ずかしさからか両手で顔を覆ってしまった。
そんな七咲の態度に僕自身も非常に興奮してしまっている。
もういい加減、我慢出来そうに無い。
このいきり立った欲望を七咲に吐き出したい!
「逢、そろそろ、だめかな?」
「………いいです、けど―――優しくして、くださいね?」
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