悩める青少年 4







「・・・・・・・・。」


「おや?どうしたんですかフラガ先生?カバンと睨めっこなんてして。」
「…ああ。アズラエル先生。な、なんか夏バテ気味なのかなーなんって、アハハ・・・」
「夏バテじゃなくって、どうせアイスの食べすぎで腹痛でも起こしてるんでしょう?フラガ先生のことですから。
 それと、そのカバン、生徒の忘れ物でしょ?大切なカバンを忘れるなんて、考えられませんね。
 あ、でもフラガ先生のクラスの生徒ならあり得ますかね。クックックッ」


「・・・ちっ。」
ったく、こんなときにアズラエルのイヤミ攻撃に合っちまうなんて最悪だ。
フラガは去っていくアズラエルの後姿をみながら小さく舌打ちをし、再び机の上のカバンを見つめた。


昨日、キラが教室を走り去ってしまって、置いていったカバンだ。
あと数日後に夏休みを控えた今、どうせろくに授業も無いのでカバンを置いていっても支障は無い。
昨日の出来事を思い返す。

「あーナニやってんだよ、俺は。」
ため息をつきながらぼやいたその時、始業ベルが鳴り響いた。
いくら気が乗らなくても、仕事は仕事だ。
自分にそう言い聞かせ、ただ口に銜えていただけの煙草を灰皿に押し付けると、
フラガは出席簿を片手に自分の教室へと向かった。





「おー静かにしろー、SHR始めるぞ!」
いつもどおりの掛け声に、ざわついていた教室が静まる。
淡々と出欠席を取りつつも、内心穏やかではなかった。

「カズイ・バスカーク」
「はい。」
「…キラ・ヤマト。・・・ヤマトは欠席だな。」
出席簿にバツ印をつける。
・・・昨日の今日で、来るわけ無いか。
フラガは、教室の隅の窓際の席を見つめた。
窓際の白いカーテンが風になびいて、キラがいないことをより一層感じさせた。













蝉の鳴き声が聞こえる。
キラは昨日の学生服のまま、ベッドに横たわっていた。
あれから、シャワーも浴びてないし、何も食べていない。
何もやる気がおきなかった。なのに、頭の中は昨日のあの出来事ばかりが浮かぶ。
先生に触れられて、嫌だとは思わなかった。むしろもっと触って欲しいとねだってしまった。
・・・そしてフラガ先生はそれに答えてくれた・・・
『キラ。』
先生のあのときの僕を呼ぶ声がリフレインしてる。
先生の声をもっと聴いていたくて、僕は瞳を閉じた。
瞳を閉じると、いろんな記憶が蘇ってくる。
フラガ先生の声だけじゃない、金色の髪や、たくましい胸板や、体に染み付いた煙草の匂い。
・・・それから、あの大きな手。
あの手が、僕に触れた。
「!あ・・・」
先生の手を思い出しただけで、僕の中心は反応してしまっていた。
昨日は結局達することが出来なかった僕の欲望。
我慢できなくなって、僕はジッパーを下げると、自分のものに触れた。





「んっ…はぁっ、あ、あん、あっ」
フラガ先生が昨日してくれた手の動きを反芻しながら、自分の手でそれを再現する。
くつろげられた前から自分の手を忍び込ませ、下着の上からソコをなぞる。根元から先端までゆっくりと。
『キラ。』
先生の声をもう一度思い返すと、僕の欲望は更に大きくなる。
我慢できなくなって、下着から自身を取り出すと、すでに出てしまっていた先走りを使って、
緩急をつけて扱きあげた。
自分を淫らだと分かっていたけど、手を止めることは出来なかった。
そして、その手の動きはどんどん速さを増して。
「あ、あ、アっんんぅ…ああっはぁっ、はぁっんゃっ・・・あっ!んぅっ!!!」




・・・フラガ先生ぇっ!・・・




僕は先生の名を呼びながら・・・イッた。








僕が何日か休んでいるうちに、学校はそのまま夏休みに入った。




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裏のわりに内容が表なので、
さすがに焦りを感じて入れてみました、今回(笑)
あーとうとうオカズにされちゃったよ…フラガさん。(ごめんねー)
つーかよ、フラキラなのに、フラガさんとキラの絡みが少なすぎるよね。
よし次はがんばってらぶエロ甘バカップル書くぞ!…書きたい。・・・書けるといいな…(弱気)
続く。

   

















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