悩める青少年 2
一体どのくらいそうしていただろうか?
気がつくとあたりは夕焼け色に染まっている。
先生にしがみつくような格好になっている自分に、急に恥ずかしくなって、
僕は慌てて先生から離れた。
「泣いてすっきりしたか?」
先生の問いかけに、僕は首を縦に振った。
「じゃ、笑え。」
先生はそういうと俯いてる僕の顔を上げさせた。
夕日の逆光で先生の顔ははっきり見えなかったけど、僕は精一杯の笑顔をした。
僕は今ちゃんと笑えているだろうか?
そういえば随分長いこと笑っていなかった気がする。
自分の笑顔に疑問を持ち始めたその時、先生の顔が近づいてきた。
「涙の跡。」
先生の唇が僕の頬に触れた。
「っ!!せんせっ!」
あまりの驚きに、僕は後ずさりをした。
椅子の倒れる音が、教室にやけに大きく響く。
後ずさりは無意味だった。むしろもっと落ちつめられる状況になってしまう。
僕は窓の手すりと先生に挟まれて、逃げ道を絶たれてしまった。
「キラ。」
耳元で、ファーストネームを囁くなんて反則だ。
「キラ。」
耳にキスをしていたフラガ先生の唇が、首筋へと降りてきた。
何度も名前を呼ばれ、首筋を吸われ、たまらなくなった僕は先生にしがみつく。
「っん!」
先生の手が僕の顎に掛かる。
「せんっ!!!!」
先生の意図する行動を察知して、僕が言葉を発しきる前に、僕の唇は先生のそれで塞がれて。
「んっ」
先生の舌が僕の歯列を割り、入り込んでくる。
舌を絡め取られた僕の脳は麻痺状態になった。
顎をつたう、飲み込めなかった唾液はどちらのものなのか分からない。
経験したことの無い、あまりに激しい口付けに、僕は息をすることができなくなってしまい、
意識が遠のく瞬間、フラガ先生の唇が、僕から離れた。
「っはぁ、はぁ」
「苦しかったか?」
息切れをしている僕を見て先生は笑う。
しかしそんなほっとする暇も無く。
フラガ先生の手が、僕のベルトを外しにかかっている。
「あっ、せんせっ!ちょっ!」
僕は慌てて、先生の手を押さえに掛かるが、そんな僕の抵抗は物ともしない様子で。
「キスだけでこんなになっちゃって…若いなぁ青少年は。」
僕の耳元でクスクス笑いながら、先生は尚も手を進めてきた。
「あぁっ!」
先生の耳元で笑う息に感じてしまって僕のソコは更に反応してしまっていた。
「っん…あぁっ。あ、あっ、やぁっ」
フラガ先生の大きな手が、下着の上から僕をまさぐる。
今まで他人が触れたことなんて無い場所。
「いや?でもココは嬉しいって涙流してきてるけど?」
恥ずかしさが更に快感を引き起こし、僕の下着には染みが出来てしまっていた。
耳元で囁くフラガ先生の卑猥な言葉と絡みつく手管に、僕はもう理性を捨てた。
下着の上からじゃ、もどかしい。もっとちゃんと触って欲しい。
「はぁ、んんっ、あ、あ。ああっ!・・オネガっ・・・んあっ」
「・・・キラ。」
先生の手に腰を押し付けると、先生はクスリと笑って、僕に直に触れてきた。
「ああっ…ア、ア。んんっ!」
僕はもうタダタダ先生に溺れるしか出来なくて。
とっくに日が落ち、暗くなった教室には濡れた音と僕のあえぎ声がいやらしく響いている。
「ッ!もうっ!ああっ、せんせぇッ、ぁあ!ダメぇっっ!!!・・・イっ!」
『ガラっ』
もうイクと思ったその時、突然教室の扉が開いた。
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おいおい、誰だよ、邪魔する奴ぁ!>フラガ
…私です・・・ごめんなさい。
でもやっと裏らしくなってきたっぽいよね。
15禁くらいか?基準がよく分からんが。
まだまだ続きますよ〜☆
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