「助けてやぁっ!!」
お城から追い出されて街に着いたテツ。
みんなに、お城の事を言います。
そして、王様の事も。
でも、誰も信じてはくれません。
元々、町の人からはテツは変わり者だと言われていました。
なので、町の人は、『とうとう頭がおかしくなったか』と笑われました。
しかし、テツはハイドを助けたい一心で街の人に助けを求めました。
「お願いやっ!!誰か、ハイドを・・・」
「ハイドがどうかしたのか?」
ハイドと聞いて、サクラがやって来ました。
テツはサクラの服にしがみ付いて助けを求めます。
お城と王様の事を話しました。
そして、自分の身代わりにハイドがお城に捕まって居る事。
でも、やっぱり信じてはくれません。
サクラはみんなと同様、馬鹿にしてテツを突き飛ばしました。
「・・っ・・もうええわ!!一人ででもハイドを助けに行ってやるっ」
テツが何処かに行ってしまってから、サクラは閃きました。
「なぁ、ハイドはテツのためなら何でもするよな?」
サクラは隣に居たアインに聞きます。
「そうだね」
「おいっ!イイ事思いついたぞ!!」
サクラはアインに話します。
その内容は、テツの頭がおかしくなった事にし、精神病院に入れようとする
仕掛け人が来る。
ハイドは、止めるだろう。
でも、ハイドにはどうしようも出来ない。
そこで、サクラが出て行き、『俺と結婚するならテツを助けてやる』と、言う。
テツ思いのハイドは、それを了承するはず・・・。
サクラは、早速準備に取り掛かった。
『町に帰ってきたテツ』