熱帯魚&水草 あぴーる
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アピストとは

概要

南米産のシクリッド、特にドワーフシクリッドと言われる小型のシクリッドの仲間で、アピストグラマ属(Apistogramma)と分類される。
小さいながら様々な種類があり、今も新しい種類が見つかる美しい魚たちです。さらに同じ種類でも生息する地域によって色や形態に違いが見られ、そのバリエーションがコレクション性を増し人気の源となっている。
基本的には雄の体色は雌に比べて派手な色彩のものが多く、雌は普段は地味だが産卵の準備に入ると黄色に発色しこれもまた綺麗である。
雄の体色は店で見るとそれほど綺麗な発色をしていなくても、飼い込んで水に馴染む事により非常に綺麗な発色を示すことが多いので勘違いされやすい種でもある。

飼育

弱酸性を好むものが多く、中にはPh5程度の水にすんでいるものもいる。徐々に変化するならば幅広い水質に対応することが出来る種類が多いが、やはり原産地と近い環境にしたほうが体色の発色も良く、また産卵などもしやすくなるようである。
人間の手によってブリードされたものは、様々な餌を食べ雑食性に近いが、ワイルドと呼ばれる現地採集魚は生餌しか食べないことが多く注意が必要である。しかしこれらワイルドも徐々に人口飼料に慣らしていけば様々なものを食べるようになる。
餌は沈水性のものが良く、餌をとるために底を突付く行動が頭部が短く詰まるのを防ぐという説もある。
餌のあげ過ぎは禁物である。あげ過ぎると体型が崩れる上に十分に色が身体にでる前に大きくなってしまい綺麗に発色しないように思う。
縄張り意識が非常に強いため、時に隔離することが必要になる場合もある。産卵時は特に気性が荒くなりトラブルの元になりやすいため、ペアでの飼育をお薦めする。
飼育が難しいと言うイメージを抱いている人がいるが、決してそんなことはない。中には飼育が難しい種もいるようだが、ショップで安価に売られている種などは飼育が容易であり、特別な方法を取らなくても繁殖までもっていける種が多いので入門には最適である。

産卵

産卵の準備が整うと雄は雌に対してフィンスプレッドと言う行動を取るようになる。これは他の魚を威嚇するときに取る行動と同じだが、背びれや尾びれをピンと伸ばし自分を強烈にアピールする行動である。さらに雄と雌は互いに自分の腹を相手に見せ合う行動をとり始め、雌の体色は美しい黄色になる。
アピストは流木の下側や、何か覆いかぶさるものの下側に卵を産み付けるケーブ・スポウナーであるため、飼育の際は流木や植木鉢などを多めに入れて産卵場所を用意してやると良い。
産卵後は3日ほどで卵が孵化するが、その間はデリケートな期間であり、人間が覗き込んで刺激を与えたりすると食卵してしまう事が多く注意が必要である。
孵化後は稚魚自らが持つ栄養を消化するまではじっとしている。その後動き始めるので孵化直後のブラインシュリンプを与えると良いと思う。ブラインシュリンプは孵化後時間と共に栄養を消費してしまうため、餌として用いる場合はなるべく孵化直後のものを与えたい。
親は産卵から稚魚が成長する間、ずっと守り続け世話をし続ける。両親で行なう場合もあれば、片方のみが行なう場合もある。片方のみが子育てを行なう場合は他方の親は近寄ることも許されず、攻撃され危険な状態になる場合もある。そのときは一時的に隔離することも必要になります。
アピストは産卵しても食卵してしまうことが多いので、飼育者の中には産卵後に卵と親とを隔離してしまう人もいます。しかしそれはあくまで非常手段でなるべくならば親に子育てを任せたい。 この間にアピストが取る行動は子供たちを守り、育てることに一生懸命であり、はぐれそうになれば自らの口の中に取り込んで群れに戻したりもします。初めてこの行動を見た時は親が稚魚を食べているのかと思いショックを受けましたが、そんな様子を見ることはアピスト飼育の醍醐味だと思います。
トリファの巣(産卵場所)

(左)トリファの巣(産卵場所)
モスの下に植木鉢の破片が置いてあり、そこに卵を産み付けています、多分。

(右)子供たち
生後2週間くらい
トリファの子供たち


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