姉さんとボク





 それはある寒い夜の事。

「フンフンフーン♪」

 お風呂場からドア越しに姉さんの鼻歌が聞こえてくる。

 父さんは出張。

 母さんは隣近所のおばさん達と旅行。

 今日は姉さんとこの家に二人っきりだ。

 この、長年の想いを遂げるには、絶好のチャンスだった。

 そう。

 ボクは姉さんを一人の女性として意識している。

 姉さんはスラッとした長身の女性で、背中まである長い髪が印象的な美人だ。

 見た目はちょっと冷たい印象を受けるが、実はかなりおっとりとしてて、ちょっと抜けてるところがある女性なのだ。

 つまり……。

 とても可愛い性格の持ち主なのだ。

 このギャップに、たまらなくボクは惹かれてしまっている。

 小さい頃からずっと、だ。

 でも……。

 姉さんは今年の春には大学進学の為、家を出て行く身だ。

 恐らく、今日のように二人っきりの日はもう無いかもしれない。

 きっと今日が、この想いを遂げる最初で最後のチャンス。

 だからボクは……。

 ガチャリ。

 目の前の……お風呂場のドアを開けた。

「るんらら、ららら〜 るんららら〜♪」

 曇りガラスの引き戸の向こうから、先ほどよりもより鮮明になった姉さんの声が耳に入る。

 どうやら姉さんは、湯船の中で気分良く寛いでいるようだった。

「あれ……どうしたの?」

 ボクの姿に気づいた姉さんが、ちょっと怪訝気に尋ねてきた。

「汚れものなら、自分で洗濯機に入れるからいいよー?」

 姉さんの声を聞き流し、ボクは自分の上着のボタンに手をかける。

「違うの? え、ええっと……バスタオルも着替えもちゃんと持ってきたはずだしぃ……」

 どこまでも、のんきな姉さんだった。

「違うよ姉さん」

「え?」

「ボクも一緒に入っていいでしょ?」

 そう言いつつボクは脱いだ上着を、姉さんの脱いだものが入っているカゴの中に放り込んだ。

「え……ええっ!?」

「ボク、久しぶりに姉さんと一緒に入りたいな」

 ガラガラガラッ

 下着も脱ぎ捨てて裸になったボクは、姉さんとボクを隔てる最後の壁であるガラス戸を開けた。

「わ、わぁっ! ほ、ホントに入って来たぁ!」

 慌てた姉さんがザバァっと水音を立てて、顎まで湯船に隠れた。

「そんなに慌てることないのに」

 そんな姉さんを尻目に、ボクは洗面器にお湯を汲んでそれを浴びた。

「昔はよく、一緒に入ってたじゃないか」

 そしてボクも一緒に湯船に入ると、二人分の体積に耐えかねて乳白色のお湯がザバァと溢れた。

「い、今と昔は違うでしょう!」

「そんなことないよ」

 もう子供の頃とは違い、狭くなってしまった浴槽で嫌でも触れ合う姉さんの脚の感触を楽しみながらボクはとぼけた。

「あ、うぅ〜っ」

「何年ぶりかなぁ、姉さんとこうやって一緒にお風呂入るの」

 そう言って微笑むボクを、姉さんは金魚のように口をパクパクさせて見ていた。

 二の句が告げられないというやつだろう。

「じゃ、じゃあ、もう私上がるから……」

 胸を腕で隠しつつ、姉さんが立ち上がる。

 髪をタオルで上げて、普段はなかなか見られないうなじが妙に色っぽく、

 そして肌に付着した水滴が光を反射させるのも相まって、久しぶりに見た姉さんの裸体は凄く綺麗に見えた。

「ダメだよ姉さん」

「あっ?」

 ボクは浴槽を出ようとしている姉さんの腕をつかみ、強引に湯船の中に引き戻した。

 姉さんは背は高いが体つきは細く、力においてはその辺の女の子と大して変わりは無い

 同年代の男子の平均を下回るであろうボクでも、それはたやすいことだった。

「ちゃんと百まで数えないと、風邪ひいちゃうよ?」

 そしてクスリと笑ってボクは昔、よく姉さんに言われていた台詞を言いつつ、彼女を湯船に肩まで浸からせた。

「あ、え、う、い、あ……」

「ん?」

 気づけば姉さんは、茹でられたように耳まで真っ赤にして俯いている。

「どうしたの姉さん?」

「い、いいから早くキミもお湯に浸かりなさいっ!」

 姉さんがますます赤くなって、そう叫ぶように言った。

「ん? ……ああ」

 そういうことか。

 今ボクは姉さんの前に立っている。

 そして湯船に浸かっている姉さんの丁度目の前には、ボクの下半身があった。

 もちろん、その部分は今や硬く太い剛直と化している。

「なんだい姉さん、ボクのオチンチンなんて今更見飽きてるでしょう?」

「見飽きてなんかないわよ……それに」

「ん?」

「昔と、全然違うし……」

 姉さんの続けた台詞は、ようやく聞き取れる程のか細い声だった。

「そりゃ、ボクも成長したからね」

 そう言ってボクは自分の身体を湯船に沈めた。

「姉さんも背が高くなったよね……ボクよりも背が高いんだから妬けちゃうよ」

 姉さんの身長は確か優に170を超えていたはずだ。

 比べて僕は160に届かない。

 おかげでボクはよく『チビチビ』と虐められていたものだ。

「……好きで高くなったんじゃないわよ」

 そしてそれは姉さんも同様で、ついたアダ名は『巨大ロボ』

 ……不憫な姉弟だった。

「あ、そうだ、そうだ」

 ボクは次の行動に移るべく、湯船から出た。

「え? 出るの?」

「ううん、久しぶりに姉さんの背中、流してあげようと思って」

「……え?」

「ホラ、姉さんも出て出て」

 無理やりボクは姉さんの手を引っ張って、湯船から引きずり出した。

「わ、わわっ!?」

「うわっ!?」

 急に引っ張ったのが悪かったのか、姉さんはバランスを崩してボクの上に倒れこむ。

「いたたたた……」

 思いっきり、腰を床のタイルに打ち付けてしまった。

「だ、大丈夫?」

 心配そうにボクの顔を覗き込む姉さん。

 こんな事をしているというのに、姉さんはボクに優しかった。

 少しだけ、ボクの良心がチクリとした。

「う、うん、大丈夫」

 本当は、とっても腰が痛かったが我慢することにした。

「それより姉さんこそ大丈夫?」

「あ、うん、私は平気……あ!?」

 姉さんがいきなり顔を逸らした。

 今、姉さんはボクの身体の上に乗っかっている状態だ。

「ふふっ、姉さんの身体、細い割には柔らかいんだね」

 姉さんの胸がボクの胸板に当たって、柔らかい感触を伝えていた。

 胸だけではなく、太もも、二の腕など姉さんの身体全体がふんわりとしていてその感触はとても気持ちいいものだった。

「や、やだっ」

 慌てて姉さんがボクから身体を離した。

「それじゃ、背中流してあげるから座って」

「え? あ……」

 風呂イスに姉さんを無理やり座らせたボクは、スポンジにボディソープを染込ませて泡立たせる。

「ふふっ、昔はこうやってお互いに背中の流しっこしてたよね」

「そ、そうね……」

「姉さん、春には家を出ちゃうから、こうやって一緒にお風呂に入ったりするのはこれが最後かも知れないね」

「あ……うん」

 しんみりとした空気の中、ボクは姉さんの背中をスポンジで擦る。

「多分、姉さんは知らないだろうけど……ボクは姉さんの事が好きなんだよ?」

「え? ああ、私だってキミの事好きよ……一応可愛い弟だからね」

 後ろ向きのまま、姉さんはボクの台詞を躱すように言った。

「そうじゃないよ、姉さん」

 ボクは手を止めた。

 そして後ろから姉さんを、ふわりと抱きしめる。

「な!? ちょ、何やってるの!?」

「姉さんの事、一人の女性として好きなんだよ」

 そう姉さんの耳元に囁き、右手を胸まで持っていく。

「なっ! だ、ダメだってばあっ! お、怒るよっ!」

「ああ、姉さん、とっても柔らかいよ……」

 姉さんの、そう大きくはない胸を揉みしだきながら、ボクは熱い息を耳に吹きかける。

「ちょ、ちょっとダメだってばっ! ほ、ホントに怒る……っ!?」

「あれ? 姉さんの胸、乳首が硬くなってきてるよ?」

「う、あっ!」

 ちょっと強めに、姉さんの桜色の突起をコリコリと摘む。

 それはボクの愛撫を受けて自己主張するかの如く、ツンと上を向いて硬くしこっていた。

「弟に触られてこんなになるなんて、えっちな姉さんだなあ」

「ち、ちが……ん!? ダメ……っ」

 ちょっと暴れそうになった姉さんだったが、耳たぶを軽く噛んであげると、力が抜けたのか大人しくなった。

「でも、ボクも姉さんに触れてたら……」

 ボクはそう言って立ち上がり、下半身を姉さんの背中に押し付ける。

「ちょ、背中に何を押し付けてるの!?」

「ほら、ココがこんなに硬くなっちゃったよ……ゴメンね、えっちな弟で」

「あ、ああ……」

「姉さん、まだ処女だよね……姉さんの処女、ボク欲しいな」

 ボクはまたタイルの上に腰を下ろし、姉さんを後ろから抱きしめる。

「な!? 何を言って……だ! ダメっ! そ、そこは……んあっ!?」

 再び右手で姉さんの胸を弄び、そして左手で秘所の周辺に生い茂る茂みを撫で回した。

 最後に姉さんの裸を見た時には無かったものだ。

「姉さんってばズルいよね……ボクのオチンチンには触ってたくせに自分のにはちっとも触らせてくれなかったんだから」

 小さい頃の姉さんは、一緒にお風呂に入ると、

『すごーい、なんでこんなにおーきくなるんだろう?』

 と、必ずボクのオチンチンを弄って遊んでいた。

 でもボクが姉さんのに触ろうとすると、

『おんなのこのここは、だいじなところだからさわっちゃいけないんだよう』

 と、触らせてもらえなかった。

 今思えばとても不公平な話だが、その当時は、

『そーなんだぁ』

 と、幼いボクは何故か納得していた。

「だ、だって……」

「だから……今日は昔の分まで触らせてもらうからね」

 そう言って、ボクは生い茂る姉さんの黒いガードを掻き分け、指先を姉さんの膣内に進入させる。

「ひゃぁっ……くぅんっ!」

 その刹那、姉さんは子犬のような鳴き声を上げた。

「ボクの童貞はもうあげられないけど、その代わりとっても気持ちよくさせてあげるからね、姉さん」

「あっ、あっ、あっ、ああ……ダメぇ……」

くちゅくちゅといやらしい水音と姉さんが漏らす吐息が、風呂場の中で反響しあう。

「ホントはね、ボクの童貞、姉さんにあげたかったんだよ?」

「こんな……んっ、あっ、ああ……」

「でもね大好きな姉さんに、初めてでもできるだけ気持ち良くなって欲しかったから……」

「はぁはぁ、うぁ……」

「好きでもない女の子の肌に触れて、好きでもない女の子とキスして、そして好きでもない女の子とセックスして覚えたんだ……」

「イヤ……こんなの……う、ああ……」

「舌、咬んじゃダメだよ」

 ボクは姉さんの前に回り込み、唇を重ねた。

「ん!? んっ、んっ、んんっ!?」

 そして舌を唇に滑り込ませ、姉さんの咥内を激しく愛撫する。

「……っはぁ、キスって気持ちいいでしょ? 脳から一番近いところでするセックスだからかな?」

「はぁ、はぁ、はぁ……これが、キス……」

 どこかぼぅっとした面持ちで、姉さんが呟いた。

「ひょっとして、キスも初めてだった?」

「……う、ん。あんっ、ダメ……っ」

 嬉しくなったボクは姉さんを優しく抱きしめて、肌と肌を触れ合わせる。

「嬉しいな、今日は姉さんの初めてがいっぱい貰えるなんて」

「ううっ、やっぱりダメだよう、姉弟でこんなの……」

「何言ってるんだよ、姉さん……」

「あ、んっ」

 クスリと笑って、ボクは姉さんの右の乳房に吸い付いた。

 少しボディソープの泡がついていたのか、初めて口に含んだ姉さんの身体はちょっと苦かった。

「見知らぬ女の人にこんな事したら、犯罪だよ?」

 乳首を舌で転がしつつ、左の乳房を優しく揉む。

「それに……ボクは知ってるんだよ?」

「え……? な、何を?」

「ボクと姉さん、血縁ないんでしょ?」

「!?」

「姉さんが高校生になった夜、父さんと母さんが姉さんに言ってたのをボクも聞いたんだ」

「……………………」

「いや、本当は聞く気なんかなかったんだ……ちょっとトイレに行こうとしたら……聞こえたんだ」

 責める手を止め、ボクはまた姉さんを優しく抱きしめる。

「父さんの親友だった人の娘なんだよね、姉さん」

「……………………」

「でもね、ボク、それを聞いて嬉しかったんだよ?」

「……え?」

「だって、こうやって姉さんを愛する事ができるんだから」

「あっ、ダメ……」

 ボクは姉さんの胸を再び責め始めた。

「姉さんの胸って、いいよね。変に大きくなくて、形もキレイで……美乳っていうのかな?」

「そ、そんな、胸ばっかり触っちゃ、ヤだぁ」

「ん? 胸だけじゃ物足りないの?」

「!? そ、そういう意味じゃ……」

「ゴメン、ゴメン、姉さんの胸って、手ごろでとっても触り心地がいいから……こっちも触らないとね」

 姉さんの胸に舌を這わせつつ右手を秘所に滑らせ、上部についている核の部分を指でこね回した。

「ひゃんっ!?」

 その刹那、姉さんの身体がピクンと跳ねた。

「女の人って、ここ触るとすごく気持ちいいんだよね。クリトリスって言うんだっけ?」

「だ、ダメ! そ、それ感じすぎる……っ」

 姉さんの膝がガクガクと揺れる。

「ああ、姉さんすごいよ……すっごく濡れてる」

 姉さんの秘所からぬるっとした体液が湧いてくるのを感じた。

「ち、違うよぉ……そ、それ……き、きっとお湯だよぉ」

「姉さん、ウソついちゃダメだよ……お湯はこんなに糸を引いたりしないんだから」

 ボクはそのぬるっとした体液を指で掬い、それを姉さんに目の前で親指と人差し指の間でネバついて糸が引く様を見せてあげた。

「ううっ、そんなの見せちゃヤだぁ……」

「弟に触られてこんなに濡れちゃうなんて、ホントにえっちな姉さんだなぁ……でも」

 ボクは姉さんの手を取り、ボクの下半身に導いた。

「!? な、なに!?」

「ほら、ボクも姉さんに触ってたらこんなに濡れちゃったよ……ゴメンね、ホントにえっちな弟で」

 そして先走りで濡れている先端を触らせる。

「か、硬くて、ぬるっとしてる……」

「男の子もね、大好きな女の子に触ったり触られたりすると濡れちゃうんだよ……知ってた?」

「し、知らないっ! 知らないっっ!」

 姉さんは傍目でも解るくらい必死に、目を閉じてブンブンと首を横に振った。

「んじゃ次は……」

「ひゃっ!?」

 ボクは洗面器にお湯を汲むと、姉さんの身体にかけた。

「ゴメンね。でも泡を流しとかないとボク、困るんだ」

「え? あっ!?」

 そしてボクは姉さんをタイル床にゆっくりと組み敷く。

「苦いのは……好きじゃないんだ」

「んっ」

 軽く姉さんにキスした後、ボクは身体をずらし、姉さんの秘所に口をつけた。

「や、やだっ! そんなとこ……き、汚いよっ!」

「姉さんの身体に汚いところなんか、ないよ」

 ボクは姉さんの敏感な部分を覆う皮をめくり、直接それに舌を這わせた。

「ああっ、それ、ダメぇっ!」

 ピチャピチャと、いやらしい水音が風呂場内の音のほとんどを支配する。

「うあぁぁ……イヤっ! そこ、ダメなの……ダメなのぉ……っ!」

「逃げちゃダメだよ、姉さん」

 イヤイヤと首を振りながら逃げる姉さんの腰を、ボクは左腕でガッチリ抱き込んで逃がさないように押さえつける。

「あっ、あっ、あんっ、あっ、あっ、いや、もう……ああっ!」

「凄いよ姉さん、ドンドン溢れてくる」

「あんっ! ダメっ! こんな……っ! はぁんっっ!」

 すでにボクの口の周りは姉さんが溢れさせたネバネバした液で、ビチョビチョになっていた。

「はぁ、はぁ……そろそろいいよね、姉さん」

 ボクは口を離し、姉さんを上目遣いで見遣った。

「!? だ、ダメ! それだけはっ!」

 さすがの鈍い姉さんも、次にボクが何をしようとしているのかは判ったようだ。

「そうだよね、本当は大事な人のためにとっておいたんだよね」

 自分自身を侵入させる入り口を確認するべく、ボクは姉さんの秘所を指で弄った。

「あんっ! ゆ、指いれちゃヤだぁ……」

「でも、姉さんってどんなに大事なものでも、ボクがおねだりしたら最初は渋っても最後にはくれるんだよね」

「そ、それとこれとは……ひゃうっ!」

「だから……姉さんの処女はボクがもらうんだ!」

 ボクは姉さんの身体に覆いかぶさり、先ほど位置を確かめた入り口に自分の先端を宛がった。

「やっ! だ、ダメぇぇっ!!」

 その刹那、姉さんは今までで一番強く抵抗する。

「姉さん、いい子だから大人しくして……ねっ」

 でもボクはそれを力でねじ伏せた。

「んっ、ちょっと痛いかもしれないけど……我慢してね」

 そしてボクは、ゆっくりと姉さんの膣内に侵入した。

「ああっ、な、何か、は、入って……来るぅっ!?」

「ああ、姉さん……すごく熱いよ」

 姉さんの膣内は滾るように熱く、そしてボクをキツく締め付けてきた。

 ボクはいくつもの輪を潜り抜けるような感触を感じながら、姉さんの膣内を突き進んだ。

「うっ……ほら見てごらん姉さん……全部入った、よ」

 ボクは視線を結合部に向ける。

 姉さんの女の部分は、ボクのモノを根元まで全部飲み込んでしまっていて、その様はとてもいやらしく思えた。

「う、ああ……入って、るよぅ」

「じゃあ、姉さん、動くよ」

 そう言ってボクは少し腰を引き、できるだけ浅いところでゆっくりとピストン運動を始めた。

「くぁっ!? だ、ダメっ! い、痛い……っ!」

「ゴメンね、姉さん……でもね……ボクはとっても気持ちいい……よっ」

 ボクの先端の敏感な部分が姉さんの膣内で擦れ、それがたまらない快感を与えてくれる。

 今まで経験したどの女の子の膣内でも、これほどの快感を受けた事はなかった。

 …………きっと。

 …………………………。

 本当に好きになった人とのセックスなのだからかも知れない。

 心ならずもボクの動きはどんどん加速していき、それに応じてより深く姉さんの膣内に進入していった。

「は、はぁぁ……ダメぇ……は、激し、過ぎる……ようっ!」

「姉さんゴメンよ。ボク、ボク、ボク……もう、止まらないよっ!」

 もうすでにボクの腰は、ボクの脳からの信号を全く受け付けなくなってしまっていた。

 まるで下半身には、もう一つの意思があるかのようだった。

 そしてそのもう一つの意思は、姉さんからこの快感を最大限に引き出す事しか考えていなかった。

「んっ、ああっ、くぅっ! こ、こんなの……あんっ」

 姉さんの白磁のように綺麗な身体が、どんどん熱く火照ってきて桜色に染まっていく。

「ああんっ! ダメっ! ダメっ! ダメェっ!!」

「はぁはぁ……姉さんの喘ぎ声、なんだか艶っぽくなってきたよ?」

「あっ、あっ、あっ、あんっ、あっ、ああっ!」

「ね、姉さん、ボクので……はぁっ、感じてる……?」

「な、何これ……っ? し、死んじゃうっ!?」

「ぼ、ボク……もう、イキそうだよ」

 ボクは下半身の奥が、ジンジンと痺れてくるのを感じてきた。

 果てるのも、近い。

「ああっ! な、何がなんだか分からないっ! 頭の中が真っ白になるよぅっ!?」

「うっ! くうっ!」

 その瞬間、ボクの全てが弾け飛んだ。

 ドクッ! ドクッ! ドクッ!

 ボクは今まで溜め込んでいた姉さんへの想いの全てを、彼女の胎内に流し込んだ。

「あ、ああっ! 熱いのが、おなかの中に……っ!?」

「はぁはぁ……ふふっ、すごく気持ち良かったから、つい中に出しちゃったよ」

 ボクは姉さんの上に倒れ込み、そのまま彼女を繋がったまま優しく抱きしめた。

「はぁ、はぁ……出した……って?」

 姉さんが虚ろな目でボクを見る。

「精液、だよ……赤ちゃんの素」

「……えっ?」

「赤ちゃん、できちゃうかもね。いっぱい出したから」

「そ、そんな……っ」

「でも、姉さんとボクの赤ちゃんなら、ボク欲しいな」

「うっ、う……」

 嗚咽する声を漏らす姉さんの頬に軽くキスをして、ボクは彼女から身体を離した。

 繋がっていた所から白濁した液体がゴポッと零れ落ちる様は、とても淫靡な情景だった。




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