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2005,05,24, Tuesday
バイウ・ハザード
梅雨と呼ぶにはまだ時期尚早かも知れないが、このところあまりお天気のよろしくない日が続いている。
おはようからおやすみまで、終始一貫して降るなら降るというのであればまだしも、降ったり止んだり晴れたり曇ったりというのは非常に厄介である。己の雨人間っぷりを痛感させられるのだ。 もう笑ってしまう位どころかあまりにベタ過ぎて笑えない程に雨人間であると自分乍らに思う。タロットを引けば逆さ吊りの照る照る坊主でも出てきそうなくらいだ。出先で泣く泣く購入したコンビニ傘のコレクションは相当数にのぼる。 外に出れば降り出し中に入れば止む、なんてのは日常茶飯事である。先日の雨にももちろんコテンパンにやられた。朝出る時には傘の必要性など微塵も考慮していなかったが、夕刻には雲行きがアヤシクなっていた。 嫌な予感がしたので早々に仕事を切り上げ帰途についたのだが、案の定早速雨が降り出した。クラニィのスピードを上げると、それに呼応するかの如く激しくなる雨脚。 こういう夕立みたいな雨は一時激しく降るがまたすぐ小雨となる、そう思って先を急ぐが期待に反してどんどん勢いは増してくる。さすがに限界を感じ、屋根のある場所で一時雨宿りをすることにした。 が、クラニィを停めてタバコに火をつけた途端にパッタリ小降りになった。出たよコレだ。このままのんびり一服してるとまた雨が強くなりそうな気がしたので慌てて走り出す。するとやはり、芸術的なほどのタイミングで強まる雨。あまりに出来過ぎだ。 そして到着間近という頃になって雨は止んだ。無性に悔しい。ハラがたってハラが減ったので、行きつけのカレー屋へと向かった。するとその日店は臨時休業という事だった。最後までコレか。ズブ濡れでメシにもありつけぬとは。ミジメここに極まれりである。 利休七則のひとつに「降らずとも傘の用意」というのがある。無論これはあくまで喩えであり、意としては客人それぞれの想いに応えるべく万端の備え気配りを怠るなかれ、みたいな事なのだと思うが、今ばかりは字面どおりに「備えあれば憂いなし」を痛感している。折り畳み傘でも買うとしよう。 傘持ってると、きっと降らないんだろうが。 |
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