<<次の記事 前の記事>>
2005,05,17, Tuesday
アシンメトリー
人間の顔というのは必ずしも左右対称ではない。ちょっと見ただけでは判り難いが、正面を向いた顔写真に対し垂直に鏡をあてて両側を見比べてみると全く雰囲気の違う表情が現れる。
なんてのはよく聞く話である。がしかし今、我が顔面はちょっとタイヘンな事になっている。頬が極度にヘコんでいるのだ、それも左だけ。顔ヤセとか頬がこけているとかいうレヴェルではない。明らかに窪みができている。水を張って金魚でも飼えそうな勢いだ。 日頃のトレーニングの賜物だろうか顔の贅肉が落ちるのはよい事なのではあるが、如何せん片側だけというのはいただけない。どう見たって不自然だもの。アンバランスだもの。 なんとか自然に見せようと、舌を左寄りに配置したり空気を含んでプクッと膨らませたりしてみたが反ってより一層おかしな事になっただけだ。逆をいって右側をすぼませたりもしてみたがどうにも芳しくない。 対称形というものは安定感を与えるものである。そして逆もまた真、非対称なものにはどこか不安定な感じがつきまとう。何か気になるものだ。だがそうした、華麗にスルーしきれない何かが目を惹く、気を惹く即ちある種の魅力を醸し出す、といえなくもない。工業であれ服飾であれ、非対称デザインを積極的に取り入れているケースは少なくない。 とはいうものの、己の顔がここまで歪んでいるというのはちょっとどうかという感じだ。昔からこうで見慣れているのであれば全然気にはならなかったろうが、ある日突然なのだ。何かの悪い病気でなければいいのだが。 取り敢えず今は、右の頬を左並みに痩せさせるべく顔面ストレッチを励行している。だが顔の片側だけを動かすというのは意識してやってみると意外と難しいものだ。そして頻繁にアゴガハグゲグァアガガガッ! |
この記事のトラックバックURL
http://yellow.ribbon.to/~anecdote/tb.php/62
トラックバック
トラックバックはありません。
| | |
|
コメント
コメントはありません。
| | URL | | | |
コメントする
|