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2005,05,08, Sunday
マッスル・ハッスル
先日の失態、己が気の弛みより出でた事。引き締め直さねばならぬ、心身ともに。というわけで、今日は朝からジムに詰めていた。午前中はいつものようにプールへ。さらに昼からは、今まで利用したことのないトレーニングルームへ行ってみる事にした。
利用の前に講習会に参加せねばならぬとの事であったので、申し込みを済ませ部屋に入る。するとそこには友人たちが来ていた。午後からトレーニングルームに行ってみる、という話は聞いていたのだが、私が泳いでいる間に来ていたらしい。 施設の利用説明を受け終え、いざ特訓!という段になって、なんとシューズが必要である事を知らされた。水泳の後、いちおう普段着から寝巻、いやトレパンに着替えてはいたのだが、シューズまでは思い至らなかった。聞くと友人たちも皆シューズがないらしい。そこで、そろいも揃ってシューズ入手のため一時離脱する旨を係員に伝え、一旦施設を後にした。以前とまったく同じシチュエーションではないか。やれやれである。 ややあって、めいめいにシューズをゲットしてきた私たちは再びジムへ。今度こそいざ特訓、である。と、その前に血圧と体重をチェックしておく。血圧はいつもどおり平均的な値。体重もまずまず。だが、体脂肪率が思っていたよりも若干多かった。トレーニング後に再度同じチェックをするのだが、果たして効果はいかほどか。 まず手始めにストレッチマシンで体をほぐす。とはいえ午前中の水泳で、既に体は十分にほぐれている。ってゅかむしろ既にお疲れ気味だ。たかがストレッチマシンで早くも汗ダクのフラフラになる私。次いで自転車を20分程漕ぐ。毎朝通っている職場までとほぼ同距離だ。 走っていると、液晶ディスプレイに消費カロリーが表示される。あわせて食べ物のイラストが出てくるようになっているのが面白い。どういう趣旨だろうか。今見えているコレを食ったら、ここまでの苦労が水の泡になるぞ!という警告だろうか。朝、野菜ジュースを飲んだっきり何も食べていないのでいい加減お腹が空いているのだが、そこに追い討ちをかけるように次々とメニューが表示される。いやいや断じてメニューではないのだが。注文してどうする。 自転車を終えた後もさらに脚の筋肉、腕の筋肉、胸の筋肉と負荷をかけていく。初回という事で、少し軽めのトレーニングメニューだが、長年の運動不足が染み付いた体にはなかなか堪える。締めはルームランナー30分である。とりあえず時速5kmほどで歩いてみる。 するとまたディスプレイにメシが表示される。カロリーを消費する度にグレードアップしていくメシ。 「おおスシだスシ!」 「ししゃも塩焼きゲット!」 「こっちはもうソフトクリームが出たぞ!」 「プリンだ!食後のデザートだな」 友人たちと、何か別のゲームでもしているかのように不揃いなフルコースを楽しむ私。新しいオカズ欲しさに、途中スピードを上げて走ってみたりもした。もはや本来の目的を見失っている。しかも今室内で最も、いや唯一やかましい利用者たちだ。 空腹のあまりトレーニングマシンに妙な付加価値を見出した私たちは、いいかげん現実のメシを食おうという事でボチボチ切り上げる事にした。最後にまた血圧と体重をチェックする。血圧が激減していたのに驚いたが、トレーナ曰くそういうものらしい。運動直後は著しく上がるが、その後一時的に落ち込むのだそうだ。体重も体脂肪率もいい感じに落ちていた。今後もコンスタントに利用しよう。 さて、ジムを後にした私たちは飯を食いに行く事にする。途中思わぬロスタイムもあり、結構な時間になっていた。もう晩飯時である。こと私に関しては一日何も食べていない。さあ何を食べに行こうかと話し合った挙句、行き着いた先は焼き鳥屋であった。ビール、酒、そして鳥、鳥、鳥づくし。丸一日分、呑み尽くし食べ尽くした。「いやあ美味かったねぇ、満腹だねぇ」とご満悦で店を出る私たち。 帰ってからは、とても恐ろしくて体重計には乗っていない。 |
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