ゴジラ-1.0特集
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■特撮について
ここでは、アカデミー賞を受賞した特撮について書いていこうと思います。
海上のシーン。
アカデミー賞を受賞した。ということで海上のシーンは注意深く観ていました。
特に気になったのは巨大化したゴジラが敷島達を襲う直前。
深海魚が多く海上に浮かんで不審がる秋津達をよそに、敷島はゴジラが来ると予言します。
その最中海面が大きくうねります。
ここのシーンが見事でした。巨大プールで撮影したかもしれませんが、遠景には水平線があり、そんな風にも思えません。
にもかかわらず、人力では起こせないような大きな波のうねり。
ここが海上のシーンでは一番印象に残っています。
昼間の戦闘。
1954年版は戦車隊との対決や、国会議事堂の破壊は夜だったように思います。
また夜に暴れ回ることで、より不気味さが増します。
本作の「わだつみ作戦」も同様に夜で構わないわけです。
ゴジラとの死闘の末、夜明けとともに勝利の余韻に浸る。
めでたし。めでたし。
平穏な朝が訪れる。というストーリーも可能なわけです。
ですが本作は最初を除いて、全て昼間にゴジラが襲ってきます。
このあたり山崎監督は余程CGに自信があったと思われます。
時間帯が夜ならCGの不備を暗闇でごまかすことが出来るからです。
しかしそうはせず、明るい画面でこれでもかと映像をみせてきました。
大音響。
映像とは違いますが、映画館での鑑賞の特権です。
既に感想でも書きましたが、ゴジラの咆哮が腹に響く。
これにはさすがにやられました。
ウィキペディアによると、わざわざゴジラの咆哮を反響させて録音したそうです。
その甲斐は十分にあったと思います。
伊福部昭氏の楽曲。
「シン・ゴジラ」でも使用された伊福部昭氏の楽曲。
鑑賞後、映画館からの帰り道。つい口ずさんでしまいました。