機動警察パトレイバー特集
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■HEADGEARについて
脚本担当・伊藤和典
この作品以降に平成ガメラシリーズの脚本を手がけます。
パトレイバーに怪獣物が多いのはこのためでしょう。
ご本人も
「怪獣映画をやりたくて脚本家になった部分もあるので」
といってるぐらいですから。
漫画版で描かれた「廃棄物 13号」の話はまさにこの方が原案ではないかと思うくらいです。
漫画家・ゆうきまさみ
パトレイバー以外の作品はあまり読んでいないので、なんと評していいのやら。
しかし、いまだに活躍されております。
キャラクターデザイン担当・高田明美
パトレイバー以降も以前も彼女の作品は不明です。
どこかでお目にかかっているかもしれませんが、私自身あまりキャラクターデザインに興味がないもので。
劇場版第2作のキャラクターデザインはゆうきまさみと共同作業のようになっています。
あの大人びた雰囲気はこの方の絵なのか、ゆうきまさみなのかは不明です。
メカニカルデザイン担当・出渕裕
アニメの世界ではかなり有名な方でロボットアニメのデザインを多数こなしております。
以前、仮面ライダークウガの怪人をデザインされていたそうで。。。知らなかった。
監督・押井守
「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」がアメリカで人気沸騰したことによりその知名度がにわかにあがった方。
漫画版では全くといっていいほどその影を感じられません。
なにせこの方の作品は異常に台詞が多いか少ないかのどちらかになってしまう傾向があり、漫画では後者の方が読みやすく喜ばれますが、映画では前者の手法が可能なため、彼の作品といえば饒舌なシーンが必ずあるという感じです。
「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」の字幕スーパー版なんて字幕だらけでした。
1993年に劇場版第2作発表ののち事実上解散したような感のあるHEADGEAR。
確か第2期OVAの最後であまりに大きくなりすぎた「パトレイバー」が自分たちのもとを離れ制御不能になったあたりから5人の結束が揺らいだというようなインタビューが収録されていたのを今更のように思い出します。
事実パトレイバー以降HEADGEARの名前はどこにも見当たりません。
ただ、「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」で脚本の伊藤和典と押井守が組んでみたり、「人狼」で出渕裕と高田明美が押井守と共同作業をしていたりと全くの解散状態というわけでもなさそうですが。
どうしても知名度から押井守に仕事が舞い込み、監督という立場上脚本の伊藤和典と組んで仕事をしているような感があります。
劇場版第2作で聖書の言葉を引用し、「5人は3人と2人に別れ争い。。。」というシーンがあります。
まさにHEADGEARの分裂を象徴するようなシーンにおもえました。
あえて3対2にするなら出渕・高田・ゆうき VS 押井・伊藤のような構図でしょうか。
金銭的な事でモメていたり、作品への思い入れがそれぞれ違っていたりと様々な思いが交錯したのは想像に難くありませんが、あまりにゴシップネタ過ぎるし、確かな情報源もないので、このあたりで。。。