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「・・はぁ・・あああ・・んん・・・・んっ・・・ああ・・・やぁ・・・」
言葉と裏腹の反応を示す蘭世に俊はさらに舌先を蠢かせる。
「あああん・・・ああ・・・・・は・・・あ・・」
後から後からあふれ出る蜜を俊は余さず、すすり上げる。そのたびに甘い喘ぎ声を上げる蘭世。
頃合を見計らって俊は蘭世の入り口に自身をあてがうとゆっくりと出し入れしながら奥を突いて行く。
「ああん!!あ・・あああ・・・やぁ・・あ・・ああん・・・も・・・・」
蘭世の背中がしなり、それとともに俊のものに密着してくる。
「・・・今日は・・・・すげぇ・・・感じてんな・・・どうした・・・?興奮してんのか・・・」
そういう俊もまた日常と違った一日に興奮を押さえきれない。
薄布を羽織った昼間の蘭世を思い出し、素肌の蘭世を抱く。
「・・・ああ・・やぁ・・も・・・・だ・・・め・ぇ・・・あ・・・・」
「いいぜ・・・イケよ・・・・」
「あ・・・ああん・・・・やぁ!!!しゅ・・・ん!!!」
大きく身体を跳ねさせると、蘭世は絶頂に達した。俊をきつく締め付けるその感触。
思わず自分もイってしまいそうになるのを押さえ込み、蘭世の身体を抱きしめる。
「・・ま・・・だだ・・・・・」
絶頂の只中に蘭世をそのまま押さえ込み俊は激しく腰を動かす。
「やっ!だめぇ!!ああ!!!やぁ!!!あああ・・・・・いやぁぁぁ・・お・・かしく・・なるぅ・・・」
「お前・・・・すげぇ・・・」
今までにない蘭世の反応に俊は思わず我を忘れて攻め立てる。
両手で蘭世の乳房を強く掴み、唇を噛むように奪い、舌を絡めあう。
まるで獣のように求めあう二人がそこにいた。
「!!ああ!やぁ!ああん!!も・・・や・・・ああ・・・・!!!・・・・」
「お・・・れも・・・・だ・・・・」
蘭世の失神とともに俊は自身の精液を蘭世の奥深くめがけて放出した。
翌朝、夜明けとともに目が覚めた蘭世は、差し込んだ朝日が俊を照らしているのを見た。
・・・・やっぱり・・・きれい・・・・・
その、彼を独り占めにしている自分。
腕の中で守られている自分。
自分だけの彼。
「ちょっと・・・悔しいかな・・・」
独り言を言ってみる。
「写真集なんて聞いてなかったぞ。」
眠っている俊の頬をつんとつつく。俊がその感触に片目を開ける。
「ん・・・・どうした・・・・?・・・」
「なんでもない。」
俊は腕の中に蘭世を抱きしめるとまた、眠りに引き込まれていった。
・・・・でも、こうしてもらえるのは私だけだもん・・・・
ちょっとした優越感とともに蘭世もまた眠りの国へ誘われていく。
その2ヵ月後、出版された写真集を蘭世が3冊も買いこんで俊に怒鳴られたのは
また、別のお話。
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