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「・・・こんなに・・・なってるぜ・・・」
「・・・・・・・」
蘭世は真っ赤になって目を伏せる。
「・・今だけじゃぁ・・・ないよな・・・・」
そう、蘭世の体は下着を取り去られ、羞恥心からずっとそこにうずきを感じていた。
見られていないか、透けていないか、そういった全ての刺激が蘭世の官能に火をつけていた。蘭世のその反応を満足そうに眺め、俊はさらに続けた。
「今日は、ずっとそうしてろよ、返してやんねぇから」
「・・・やっ・・・・」
俊が耳元でささやきながら、指先で火照る部分をはじく。びくっと蘭世の体がはねる。
「・・感じてんだろ・・・このカッコ・・・・・」
・・・そんなこと・・・ない・・・・・わ・・・
蘭世は心で思った、うらはらに体が裏切りの歓声をあげる。俊の愛撫を待ちわび、そこは指をなんなくのみこみもっととせがむ。
蘭世は俊の背中に腕を回しきつく抱きつこうとするが、俊は快感のため薄ピンクに染まった体を目で楽しむため、許さない。
はだけた胸元に以前つけたキスマークが消えかかっているものを見つけ、改めてそこを強く吸う。
「・・あ・・・ああぁ・・ん・・はぁ・・・ん・・・・」
蘭世の指が空を探す。それを捕まえ押さえ込む。
俊は蘭世のワンピースのポケットを探り、ハンカチを取り出すと、それで蘭世の両手を縛った。
「・・や・・・そんな・・やめて・・・・」
「・・・・・・」
俊は蘭世の訴えを聞かない。前ボタンを全て外すと俊は蘭世の全面をあらわにする。
ブラをずりあげ、可憐なつぼみを口に含む。そこは俊の舌先で転がされ固くしこっていく。
「・・・はぁ・・ん・・・んんはっ・・・あん・・・やぁ・・・」
「・・されたかったんだろ・・・・?・・・こんな風に・・・」
「・・や・・ちが・・・・」
「・・・なぁ・・・・?・・・」
蘭世の言葉はすでに意味をなさず、体だけが正しい答えを俊に教えている。
俊の一つ一つの行為が蘭世を快楽の中へと引きずり込む。俊は蘭世の片足を大きく上に持ち上げ、敏感なそこを開いた。
「・・だめぇ・・・お・・ねがい・・・やめて・・・・」
俊の指がそこへ埋め込まれる。一本、二本・・・そして三本。
「・・くぅ・・・ぅ・・ん・・・・あ・・・」
指先は蘭世の中を縦横無尽にかき回す、そのたびに蘭世の奥から熱い蜜が溢れてくる。
車内は淫蕩な空気に満ちている。蘭世のそこから立ち上る香り。
俊の脳天をしびれさせ、感覚は鋭敏に蘭世を求め、やまない。
「・・や・・あ・・あ・・ぁ・・ぁあああ・・ん・・んん・・・やぁ・・・あっ!!」
蘭世の奥がきゅうとしまり、がくっと痙攣を起こした。
「・・・・・・」
・・・いったか・・・・まぁ・・・・
俊はぐったりしている蘭世の戒めをとき、そのままシートに横たえた。
蘭世は直に正気を取り戻した。
「・・あ・・・あの・・・・ねぇ・・・」
服の乱れを直しながら蘭世は俊に問いかけた。
「大丈夫か?」
「うん・・・」
「じゃ、出発するか、まだ目的地は先だ」
「どこ・・向かっているの?」
「さぁてねぇ・・・」
俊は素知らぬ顔で再度車を走らせはじめた。今夜の宿まであと少し。 |