二人でいれば暖かいね?
6
全身をがっくりと俊に預けてくる蘭世を抱きあげると俊はそのまま浴衣を羽織らせ部屋に戻る。
二間続きのつくりのこの離れでは食事を前に布団がしつらえてあった。
その布団に蘭世を横たえると、俊は備え付けの冷蔵庫から冷たい水をグラスについでくる。
まだ、半ば失神している蘭世の背中を抱き上げると口移しでそれを飲ませた。
「・・ん・・・」
緩やかにまぶたを開き俊の瞳と蘭世の瞳が交差する。
「あ・・なた・・・?・・」
そんな言葉を塞ぐように、もう一口水を飲み込ませる。
そしてそのまま蘭世を布団に組み伏せる。
「あ・・・・」
よく状態がわからないまま蘭世は俊を見上げる。
「まだ・・だぜ・・俺は・・」
蘭世の手を引き寄せると自身の熱くたぎった肉棒を握らせる。
「ぁ・・・・」
恥ずかしさに手を引こうとするそれを俊は許さない。
「ほら・・・わかるだろう・・・?・・」

・・・どうすればいいか・・・?・・

そのまま蘭世の身体が引かれ俊のそれが目の前に来る。
眼を閉じそして、唇を開いた。

小さな蘭世の唇ではすべてを含むことは出来ない。
懸命にそれに奉仕する姿は俊の劣情を煽る。
軽く頭を支えると自身の腰を前後に動かす。
「・・んぐぅ・・・くぅ・・・」
苦しげに呻きながらも、俊のそれから唇を離そうとしない。

・・・いい・・・

俊はそのまま出してしまいたい衝動に駆られながらも、堪えた。
存分にそれを味わうと俊はようやく蘭世からそれを抜き去る。
真っ赤になった蘭世を今度はうつ伏せにする。
「や・・やだ・・いやぁ・・・」

・・・そんな・・・・格好・・・・恥ずかしい・・・

腰を引き寄せ、膝立ちにさせ後ろから蘭世を鑑賞する。
指先で肩口から背中をなぞる。
「ぁぁ!・・・」
ビクンっと蘭世が反応を示す。
そのまま背中から腰へ、そして臀部へとなぞる。

・・・や・・やだぁ・・・だめぇ・・・それ・・以上・・・

指先が双丘の狭間へと滑り込んでいく。
ぐちゅり・・・・
そこはこれ以上もないほどあふれかえっていた。
「ぁぁ!!」
恥ずかしさと気持ちよさで蘭世は思わず喘いだ。
俊の指先がぬめりを広げるようにぐちゅぐちゅと蠢く。
それにあわせるように蘭世の腰がうねって指を引き込もうとすらする。
「欲しいか・・・?」
そっと囁く。
「・・・・・・・・・・」
シーツを握り締め、声を殺そうとする蘭世の耳元で囁く。もう一度。
「欲しい・・だろう・・?ほら・・・」
指先がすぼまりをつつくと押し殺したような喘ぎが蘭世の唇から漏れてくる。
それでいながら首を左右に振り必死で堪える。
「いいのか・・・?」
俊の指が蜜壷に埋め込まれた。
「・・くぅっ・・・」
「足りないだろ・・?・・」
かき回すような動きに蘭世は思わず口走る。
「しゅ・・・ん!!・・・お願い・・・!・・・!・・・」
やっとの懇願に俊は満足しきって指を抜くと代わりに先走りをたらしている自身をねじ込んだ。
そこは俊を一気に飲み込むとうねった。
細い腰を引き寄せ、もう片方で乳房を嬲り。
指先は硬くしこった乳首をはじく。
そのたびに蘭世のそこが俊を締め付けて、欲しがる。
「ぁ・・ぁぁ・・・んん!!・・・しゅ・・ん・・・しゅ・・・ん・・・」
「・・・ぜ・・・・・・」
熱い蜜が俊を縛って離さない。

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