|
|
足がもつれて玄関に座り込んだ私を彼は背後から抱いたまま、器用に服を脱がせ始める。
「・・や・・・・」
ふいと口をついて出る否定の言葉など、意に介さないかの様に彼は私を素肌に変えていく。
背筋にひんやりとした風があたる、その背中に彼の唇が触れた。
「ぁ・・」
自身の声に驚き、慌てて口を押さえる。
その間も彼は場所を変えながら、私の背中を責め立てている。
「あ・・なた・・・」
私は困惑しながら、必死で理性を保とうとする。
彼の指先がスカートをずりあげる。
「だ・・め・・・」
靴を脱ぐまもなく、下着がずらされる。
「いった・・い・・・」
・・・誰なのか?・・・
「・・思い・・出さない?・・」
・・・?・・・・
「あの時は・・・逆・・・だったね・・・?・・」
・・・いつ・・?・・・
「貴女は知らないだろう?」
・・・・・何の話?・・・
「そんなに変わったかなぁ・・・」
彼は吐息の中で、囁く。私の中心部に指をこじ入れながら。 |