節電の夏、日本の夏 1
「あっつぅ〜〜〜〜いいいいいい!!!」
と本日何度目かの叫びをあげながら蘭世はリビングの拭き掃除を終える。
少しでも涼しいうちにと俊が出かけるとすぐに掃除を始めたもののこのところの猛暑にはかなわない。
それにやっぱり体質上太陽はあまり得意ではない。
「まだ10時にもなってないのになぁ・・・」
長い髪を後ろで纏め上げ、タンクトップに短パンととても人には見せられないほどの薄着。
その胸元には汗が流れ落ちている。
「・・・・ふぅ・・・」
やれやれとばかりにタオルで汗をぬぐいながらキッチンへと動く。
「あとはここの片付け・・水使えるからまだましかしら?」
独り言を言いながら台所を片付けた。

家じゅうの窓を開け放っているので風は入るのだがその生ぬるさは全身にまとわりつく感じ。
「ん〜・・・・」
きれいになったリビングを眺めながら蘭世はとりあえずダイニングの椅子に腰かける。
「さ・・てと・・・」
一休みとばかりに冷たいお茶を取り出すとほっと一息。
「夏・・・よねぇ・・・」
時折風が通り抜け、カーテンをゆるく揺らす。
窓の外にはすだれが立てかけられ、その向こうには朝干した大きなシーツがほぼ乾き始めている。
カランっとグラスの氷が溶けて音を立てる。
そんな風景を蘭世はのんびりと感じながらうつらうつらとし、ガクッと頭が落ちる。
「わっ!!!」
びっくりしたように飛び起きると慌てて左右を見渡す。
暑さが少し増した部屋に一人慌てているだけの状況。
「・ふぅ・・・・」
誰も見ていないよね?と再度確認すると蘭世はグラスのお茶を飲み干し立ち上がった。

「寝ぼけてたのか?」
「うわぁぁぁぁ!!!!!」
びっくりして振り返るとそこには俊が立っていた。
「え?え?え?」
そうしてゆっくりと時計を見るとまだ時間は午後になったばかり。
「お・・・おかえ・・・り?」
「おう、ジムのエアコンが暑さでつぶれた。修理のため午後から閉鎖。」
「あ・・・あら・・・」
「しかし、外は暑いな・・・ってエアコン無しかよ。」
「あ、うん。掃除終わってちょっと休憩・・って・・その・・・」
いたずらが見つかった子供のようにしている蘭世の頭にぽんっと手を置くと
「暑さで疲れてんだろ、ここんとこの毎年の暑さは異常だぜ。」
「あ、うん。」
肩にかけていたバッグをリビングのソファに下すと俊は手をうちわのように振る。
「あ、冷たいお茶持ってくる。」
ぱたぱたとキッチンに向かう。
「ああ、あとでいい、シャワー浴びる。」
「え?」
そういいながら蘭世の横にくるとその腰を抱き寄せながら
「お前も来い。」
「えええええええええ!!!!!」
「節電だのエコだのというならお前も一緒にシャワー浴びようぜ。」
にやりとそういうと蘭世のささやかな抵抗をものともせず脱衣所へと連れ込んだ。
「ちょっ!しゅ!」
「掃除終わったばかりだってんなら、ちょうどいいだろ?」
薄着であったのが災い(幸い?)してするするとはぎ取られる。
「やっ!ちょっとぉ〜〜!!!」
ぽいっとバスルームへほおりこむと自分もさっさと服を脱ぎ一緒に入り込みコックを捻った。
頭上からぬるいシャワーが降り注ぐ。
「・・・っぷ!」
二人とも全身びしょ濡れになると俊がシャンプーを蘭世の髪に塗りたくる。
「わぁぁ・・」
「ははっ・・」
俊の笑い声と蘭世のくぐもった訴え。
泡まみれにされ蘭世は抵抗をとりあえずやめてみる。
「・・・・・・・」
わしわしと泡立つ頭を面白そうにかき混ぜる俊。
「・・・ねぇ・・・」
「なんだ?」
「なんで?」
「なんでってなにが?」
「だって・・・わぷ・・!」
再度頭上からシャワーが降ってくる。
ざっと流されると一気に視界が開けた。
「・・・あ〜・・・まぁなんだ。」
「え?」
「今日は〜あれだ〜あ〜〜その・・・お前の誕生日じゃなかったか?」
「え?え?え?・・・あ!」
「忘れてんのかよ。」
「う・・ううん・・・昨日寝るまでは・・・覚えて・・・た・・」
「で、今朝忘れてたのかよ?」
「・・・・・・うん、すっかり。」
俊は蘭世にリンス(コンディショナーなんて知らないよなby作者)と思われるチューブを差し出す。
それを受け取ると蘭世は自分で髪になでつける。
「まぁ、それでだ。午後が休みになっちまったから。」
「???」
「・・・ゆっくりしようぜってことだな。」
「???」
「ま、そういうことだ。」
自身もシャンプーで頭をがしがししながら俊はそっけなく答える。
そして蘭世にかからないように泡を洗い流す。
「ん〜・・・」
まだ何か腑に落ちないような顔をしている蘭世をみやるとふいっと俊は蘭世の顎を持ち上げる。
「?」
と何か言おうとしたその唇を唇で塞いだ。
「んん!・・・」
するっと手からチューブがタイルに落ちる。
重なった唇の隙間から舌がそっともぐりこむと蘭世の舌を絡め取る。
「・・ん・・・」
素肌をなぞるとコンディショナーのぬるみがいつもとは違う感触を生み出す。
「・・やぁ・・・」
唇の端から声がこぼれる。
「あんまり大きい声出すと外に聞こえるぞ。」
「・・ゃっ・・・」
小さく囁くとびくっと躰を震わせた。
指先が顎から耳へ、そして首筋をゆっくりとなぞる。
「・・・・!!!!・・・だめ・・・」
「じゃねぇ。」
乳房まで進んでいた指先で先端を玩ぶ。
「・・や・・・・」
最初より硬く存在を主張し始めたそこを二本の指で摘まもうとするとぬるりと滑る。
「・・は・・ぁ・・」
高まり始めた蘭世の様子を見ながら、俊はシャワーの蛇口を開けると一気に落とした。
今度は熱めのお湯ですべてを流しきる。
水流の中で俊は蘭世の躰を手のひらで撫でる。
「・・も・・だめ・・・」
今度はさっきよりも強く蘭世が抵抗する。
全身のシャンプーやコンディショナーを流すと俊は扉を開けバスタオルを取り自分をさっとぬぐった後、蘭世を包みそのまま抱き上げる。
「ちょ・・・」
「サービスだ、サービス。」
やっぱり少々にやりを唇の端を上げる。
「や、そんなサービスいいから、降ろしてぇ〜〜〜」
暴れようにも暴れにくい状態の蘭世は言葉だけでもと抵抗を続ける。
ばさりと降ろされたそこはリビングのソファの上。
起き上がろうとする蘭世をそのまま押し倒し俊の唇が蘭世の首筋を吸い上げた。
「・・ぁぁ!・・」
声を上げようとして蘭世は思わず唇をかみしめる。
窓には簾、その向こうには大判のシーツで外からは見えないようになってはいても窓は全開。
外からは蝉の大きな鳴き声以外は聞こえないものの人がいつ通るかもわからない。
「しゅ・・だめ・・やだ・・・」
そんな小さな抵抗の言葉など聞こえないかのように俊の手がバスタオルを開く。
「・・!!・・・」
無言の抵抗で引っ張ろうとするも力でかなうはずもなく素肌がさらされる。
「!」
上げようとした声が俊の唇に吸い込まれる。
幾度も、幾度も。
蘭世の喘ぎをすべて飲み込もうとせんばかりに口づけをくりかえしながら手が乳房をリズミカルに揉み、先端を嬲る。
「・・ぁ・・は・・・ぁ・・」
息も絶え絶えな様子の蘭世を感じながら俊の手が蘭世の脚を割る。
「・・はっ・・あ・・・」
もはや抵抗のすべもなく蘭世はせめてと俊の唇に自らの唇を押し当てる。
俊は開いたその真ん中に手を伸ばす。
「・・!!!」
ぐちゅりといつも以上に蜜をあふれさせたそこ。
熱くぬめった蜜を指先で広げるようにするとゆっくりと指を蠢かせる。
「!・・・っ・・・ふ・・・」
指先が先端をつかもうとするたび蜜で滑りうまくつかめない。
その都度蘭世が快楽で躰を震わせる。
俊は思わず体勢を変えその花園に顔を埋めた。
「!!!」
指とは違う熱い舌が全体を下から先端までを舐めあげる。
「んん!!!」
蘭世は思わず両手で自分の唇を覆う。
「・・!!!!・・・ん・・・ぐ・・・う・・・」
くぐもった喘ぎ声が漏れる。
耳には俊の舌が自身の蜜をぴちゃぴちゃと嘗めあげる音が響く。
蜜壷の周りから先端の敏感な芽へとゆっくりと、そして左右に弾く。
「!!!」
そこから湧き上がる何かに蘭世はもう何も考えられなくなり意識が真っ白に変わっていく。
最後の理性で唇をかみしめると脳天が弾けた・・・・・・

蘭世は全身をビクンと震わせ一気に脱力する。
俊は舌先に感じるひくつきから蘭世が絶頂に達したと感じたがそれでもなお行為を続けてみる。
奥からあふれてくる蜜を嘗めあげながら芽を唇に挟むと指を蜜壷へと差し入れる。
そこは蜜のうるみがありながら俊を押し戻すよう。
ゆっくりと舌先で芽を嬲りながら指を出し入れし、蘭世の意識が戻ってくるのを待った。
「・・・ふ・・ぁ・・・ぁ・・・」
半ば朦朧としながらも蘭世の唇から小さく声が漏れ始める。
それを確認すると俊は躰を起こし、自身を蘭世のそこにあてがった。
拳で唇をぬぐうと俊は蘭世の腰を自分に引き寄せるようにゆっくりと胎内に入っていく。
「・・ぁ・・・ぁぁ・・・・・」
上がりそうになる蘭世の声を自分の唇で吸い取る。
「・・ん・・・んぐぅ・・・ん・・・」
時間をかけてすべてを埋め込むと蘭世の背中に手を差し入れ、持ち上げる。
「は・・ぁ・・・」
俊はソファに腰かけ、背もたれに躰を預けると蘭世の背中の手を引き寄せ自分にもたれかけさせる。
「ん・・あ・・・」
少しずつ意識がはっきりしてくる蘭世の瞳に俊が写ってくる。
「しゅ・・ん・・?・・」
「ああ。」
「え・・・あ・・・」
下半身に感じる異物感。
圧倒感。
湧き上がってくる快楽。

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