|
「・・・え・・・ぁ・・・」
戸惑い気味に蘭世が俊を見やると俊は立ち上がり蘭世の顔の前に進むと腰のバスタオルを剥いだ。
「・・ぁ・・・」
それは大きくそそり立ち蘭世を求めていた。
俊が蘭世を見下ろすように視線を送り手で蘭世の頬を撫でた。
少しだけ躊躇い、そしてそっと蘭世は唇を開き、俊の雄を口内に含んだ。
「・・ん・・・」
大きくてすべては収まらないもののその根元に手を添えて蘭世は俊のそれを咥えたまま舌を動かしだす。
稚拙な動きだが懸命に愛そうとするその仕草に俊の雄は蘭世の唇に挟まれさらに強さと太さを増していく。
「・んん!!・・・」
大きくなったそれが蘭世の口内を刺激する。
ゆるゆると無意識に動く指先が付け根をさすると俊の背筋を電流が走る。
「・・っ・・・」
小さく呻くが、必死で俊のものを高めようとしている蘭世には届いていない。
「・・ふ・・・う・・」
一度口からそれを出すと蘭世は舌先で俊の先端をちろちろと舐めはじめる。
これも俊が教えた方法だった。
最初は怖々だった、いまでもそんなに上手いわけではない。
でもそれで十分だった。
自分の雄に愛おしげに口づける様を見ているだけで俊の気持は高まっていく。
しばらくそうしてからまた蘭世は俊のそれを口に含んだ。
今度はさっきよりもさらに奥まで。
先端が喉の奥まで届くのを感じた。
蘭世の舌が纏わりつくその甘い感触が俊を爆発させそうなほどの快楽が襲う。
苦しげに眉根を顰めながら必死で続けようとする蘭世から腰を引く。
不思議そうな表情をする蘭世の身体をベッドにうつ伏せに誘導し腰を持ち上げた。
「・・や・・・ぁ・・・こんな・・・」
白く細い腰を抱き寄せ蜜であふれるそこへと雄をあてがうと先端だけをゆっくりと入れる。
「・・・ぁ・・・」
入口数センチのところで動きを止めると背後から俊の手が蘭世の乳房を包んだ。
「・は・・ぁ・・・」
指先が乳房をやさしく揉みほぐしながら背中へと唇が触れる。
それでいてそれ以上入れようとしてこない。
「・・ぁ・・?え・・・・ぁ・・・」
すうっと舌が背中を撫でると耳元へと息がかかる。
「そのまま・・・腰を動かせ・・」
「・・・え・・?・・や・・そんな・・・」
「じゃ・・このままだ・・・」
俊の舌が耳を嬲り、乳房をゆるゆると揉む。
いやがおうにも自分の胎内に入ろうとするそれを意識せざるえない状況にしておきながらそれ以上をしてこない俊にじらされる。
「・・ぁ・・は・・ぁ・・・ああ!!!・・」
ぎりぎりまで熱くなりながら決定的な快楽が来ない状態でー
「あ!!!!・・ああ・・・あ・・・」
つかめそうでつかめない、そんな感覚。
「・・ぅあぁぁぁ!!ああ!!!」
波がいくつもいくつも。
でもー
「ああ!・・ね・・ねぇ・・・しゅ・・ん!!!!・・・」
蘭世の両手がシーツを強く掴む。
ふぅっと俊の息が蘭世の耳元で囁いた。
「欲しいんだろ?」
「・・ぁ・・ああ・・・・」
蘭世の腰が俊のそれを引き込もうとするように収縮していた。
身動きが取れない蘭世を嬲るように俊は腰を動かそうとしない。
「・・や・・ぁ・・ぁ・・も・・い・・・じわ・・る・・しない・・・で・・・」
「言えよ、ほら・・・」
「・・や・・・」
言葉とは裏腹に蘭世の胎内から蜜が滴り、俊の雄に伝って濡らす。
「・・・・・ほら・・・」
俊の手が蘭世の腰をなぞり動きを教える。
「あ!・・・っぁぁあ・・・・!!・・・」
限界を超えた蘭世は自らの意志とは無関係に腰がその手に沿って俊のほうへと動く。
抵抗なく俊のそれが蘭世の胎内へすべて納まる。
「あああ!!!!!」
吸い込まれたその刺激に蘭世は絶頂を迎える。
大きく声を上げると腕で支え切れなくなった上半身をリネンに落とした。
俊はその腰を崩れないように支えるとようやくゆっくりと動かした。
ひくひくと収縮を続ける蘭世の膣内を味わいつくすようにぎりぎりまで抜くとまたゆっくりと奥まで差し込む。
その深奥は吸い込むように俊を誘う。
ともすれば一気に放出しそうなほどだ。
意図的にゆっくりと動かすことでそれを避けながら俊は蘭世の意識の覚醒を待った。
「・・ぁ・・・ああ・・」
蘭世の口からまた小さな喘ぎが上がってくるのを確認すると今度は腰を8の字に動かす。
「ぁ!!・・・ああ・・・しゅ・・ん・・あ・・・ああ・・・」
その動きに合わせるかのように腰をくねらせ蘭世が快楽を伝える。
白い背中に、黒髪が流れる。
「ああ!!!しゅ・・ん・・・い・・ぁ・・・」
大きくのけぞった蘭世の腰をそのまま抱きよせ体勢を変えて自分の上に乗せるようにする。
「・・や・・」
俊の上で両足を大きく広げて腰掛けるような状態に蘭世は思わず足を閉じようとするが俊はそれを許さないかのように指先が大きく開いたその花芯の敏感な芽を捕えた。
「あ・・やぁぁ・・・・」
繋がっているそこに俊の手が、指が。
「・・だ・・めぇ・・・やぁ・・・」
指先が芽を下から上へと擦りあげると蘭世の蜜壺が俊の雄を締め付ける。
「・・すげぇ・・いい・・・」
思わず俊が声を上げる。
そんな声も蘭世を襲う快感の波の中では吐息にしか感じられない。
ビクン、ビクンとそのつど蠢くそこが俊の理性も吹き飛ばす。
俊は指先でそれを嬲りながら腰を下から突き上げた。
「あああ!!!!!!!!」
奥まで突きあげる感覚に蘭世はまた絶頂を迎える。 |