「羊が五万六千三百二匹・・・」

ぼんやりとベットの中で、飛び交う羊の幻想を見ながら銭形はつぶやいていた。

ねむれねぇ・・・・

明日も朝早くから、ルパンたちを追って海外に行くために空港に行かなければならない。
電車に乗り遅れたら飛行機は行ってしまうし・・・
そう思って早く寝ようと思えば思うほどなかなか眠れないのだ。
なれているはずの海外に妙に緊張しているのだろうか・・・・
だが、寝ないと体力が持たない。
必死で目をつぶり、羊の数を数えてみるが、気付けは毛皮用の毛刈りをしている始末。

羊の毛がいっぽーん、にほーん・・・

眠れない・・・・

布団を頭からかぶり、もがいてみるがそんなことで眠れるはずもなく・・・

どうすべぇ・・・

酒を飲んだら、逆に飲みすぎて起きれない可能性が高い。
いくら親衛隊の連中が迎えに来てくれるかもしれないとは思いつつも、自分の過去の寝起きの悪さを考えると、あまり期待しないほうがよい。

このまま寝ないでいくか・・・・

だが、この間そう思ったら、飛行機の中で飲んだコーヒーで眠くなった。
降りる時間になってもおきられず、おかげで起こしてくれたすっちーにヘッドロックをかけて・・・・

思い出したくない・・・・

情けなさ過ぎる理由で始末書を書かされた過去・・・

どうしようか・・・・

しばらく布団の中で悶々とした挙句に、銭形は枕もとの本に手を伸ばした。

一発、抜こう・・・

そうすればすっきりして眠れるかもしれない。
本をぱらぱらとめくると、大胆に、体を露出した女の子たちのグラビア。

最近の写真は、隠すということをあまりせんなぁ・・・・

そんなことを考えながら、見せ付けるような胸元や下着の食い込む秘部に目を凝らす。

そういえば、一番最近、女と寝たのはいつだろう・・・・

毎日毎日、ルパンたちを追い続け、女と触れる機会もあまりない。
商売女とするのもなんとなく気のひける気分の公務員は、こうして自らを慰めるしかない。
まだ熱を持たない、自分のものをもそもそといじりながら、少しずつ過去の女性の体などを思い出す。
柔らかな胸、細いウエスト、滑らかな肌・・・そして、暖かくて気持ちのいい箇所・・・

・・はっ・・・・

徐々に自分のものが立ち上がってくる。
大きな手のひらで、包み込むように扱き、その行為に没頭し始める。
女たちのやわらかな細い指が絡みつく。
扱き、真っ赤に塗られた口に吸い込まれる。
絡みつく舌。吸い込まれる口元。そしてそのときの女たちの表情。

じゅぷっ・・じゅぷ・・っ・・

わずかな水音が手元から響き始める。
最後に寝た女。
珍しく商売女。
手馴れたしぐさで、だるそうに銭形のものを扱き、口に含んだ。




この後・・・確か、想像していたものが変わってくるわけです。
・・・・・・ただし、ルパンに・・・・・
んで、没にしたのかなぁ・・・・
まぁ、飽きたことは確かです。

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