記号の組合せで表情をあらわした「顔文字」、カッコの中に感情を示す文字を入れた「カッコ文字」、上手く使えば効果的な表現ができます。
また、機種依存性のない記号も、上手く使うと効果的でしょう。
特に、リアルに会話している雰囲気を出したいチャットでは多用されます。
例:
QMA2ですか、今回もルキアはいい感じでしたね。(顔文字などなし)
QMA2ですか♪今回もルキアはいい感じでしたね(^-^)(少し顔文字や記号を入れてみた)
また、多少厳しいことを言う場合にも、顔文字を使うと雰囲気が和らぎます。
例:
わかってくれたならいいのですよ。今後は同じことを繰り返さない様にしてくださいね。(顔文字などなし)
わかってくれたならいいのですよ。今後は同じことを繰り返さない様にしてくださいね(^-^)(顔文字を入れてみた)
顔文字なしだとクールで真面目、やや厳しめの雰囲気なのに対し、顔文字が入ることでぐんと表現が和らいだと思います。
ただし、使いすぎは逆効果です。ポイントで効果的に使うといいのですが、やや長めの文章で、文末すべてに顔文字などが入るとややくどくなってくるかと。
自分が出したい雰囲気に応じて、効果的に使えると表現力のアップに繋がります。
顔文字などは、くだけた場面で使われるものです。
改まった場面、最大級の礼儀が要求される場面にはふさわしくありません。
そのような場面では、一人称も「私」、さらに正しい敬語を使うことも要求されます。
特に、誠意を込めて謝罪するところで顔文字交じりの文章だと、「ホントに謝る気持ちがあるの?」と思われても仕方のないことですよ。
「(-_-#)」などの怒った顔文字、(怒)(呆)などの「怒った」カッコ文字は、見ててあまり感じのいいものじゃないことが多いです。
文中で怒りの矛先を明確にしているならともかく、それが曖昧な場合、読み手はその怒りは自分に向けられていると取りがちです。
なるべく、怒りの表現は避けるに越したことはありません。
どうしても怒りの表現をする場合は、細心の注意を払ってするのが好ましいかと。
顔文字って、上手に使うとすごく効果的なものです。
でも、顔文字などを効果的に使えるのは、素の文章力があってのことではないでしょうか。
また、非常に失礼なことを書いておいて、(^-^)などの笑い顔文字でごまかそうとしても、そうはいかないものです。
まずは、顔文字がなくても誤解を招かない表現がきちんとできること、それが大切なのではないでしょうか。
そのうえで、必要に応じて顔文字を補助的に使う、と考えた方がよろしいかと。
Written by Utano-Tsubasa