保健室勝負〜鳳編〜
窓辺にたってグラウンドを見つめながらコーヒーを飲む。
こんな事を言っていると私は常に寝てるか煙草を吸っているかコーヒーを飲んでいる人間みたいだが、しっかり仕事もこなしている。
会議にでたり、養護教諭の研究会に出たりと大忙しだ。先日、保健室で一日中寝てると言う失態をやらかしてしまったのでフォローが大変だった。
やっといつものペースに戻ってこられてホッとしている。今日は芥川はすでに追い出したから平和だ。せっかくだから昼寝でもしようかと思ったら保健室のドアがノックされた。
「はーい。」
立っていたのは鳳だった。何故に保健室には常にテニス部員が絡んでくるんだろう。まあ、話の都合上仕方が無いのかもしれない。
「先生、相談があるんですけど、個室に行きませんか?」
「良いよ。コーヒー淹れて持っていくから、先に一番端で待ってて。」
鳳はハイと返事をして個室に入っていった。何の相談だろう。恋愛か?宍戸と付き合ってるとか言う相談だったらどうしよう。
新宿2丁目とかに行くのを進めてみた方が良いのかも知れない。そんな不安を抱えながらコーヒーを持って個室に入り個室の鍵を閉めた。
「俺、見ちゃったんです。」
コーヒーを置いた瞬間に言われた言葉がこれだった。何を見たんだろう。
「先生と忍足さんがsexしてる所を。」
アレ(忍足編参照)か…。まさか見られているとは思わなかった。
「だから何?」
ベッドに腰掛けながら少し強気に出てみた。ここで鳳がどう出るかで私の人生が変わるといっても過言じゃない。目の前の中学生の反応を待つ。
「学校にバラされたら不味いんじゃないですか?それが嫌なら俺も共犯にして下さい。」
つまりは黙ってて欲しければ自分ともヤれと言う事か。ほぼ予想通りの要求だったので面白くも無い。所詮は中学生か。
「言いたきゃ言えば?別に私は困らないわよ。再就職先なんていくらでもあるし。いざとなったら風俗もあるしね。稼ぎが増えるからそれも面白いかもしれないし。イメクラとか良いわよね。」
クスッと笑って鳳の要求を拒否する。子供が大人に逆らおうなんて10年早い。鳳は明らかに落胆した顔を見せた。
「そう、ですよね…。まだガキの俺が大人の先生をどうこうしようなんて甘いですよね。俺、教室帰ります。今の事は忘れてください。俺が見たことは見なかった事にしますから。」
とぼとぼと帰ろうとする鳳を見て言いようのない可愛らしさがこみ上げて来た。鳳め、試合に負けて勝負に勝ってるとは…。私は帰ろうとする鳳の制服の袖を座ったまま掴んだ。
「気が変わった。しようか、鳳。」
?マークを頭の上に浮かべそうな勢いの鳳の袖を一気に引っ張ってベッドに押し倒す。そのまま深く口付ける。ぴちゃぴちゃとイヤラシイ音だけが部屋の中に響く。
「大人しくしててね。逆らわれるのは好きじゃないの。」
唖然としている鳳の服をさっさと脱がす。脱がしながらも私の唇は鳳の唇に始まり、耳、首筋、鎖骨、胸、お腹、脇腹へとすべる様に移動して行く。私の唇はもう、どうしようもない位に膨らんでいるソレに辿り着いた。言うまでも無く私はソレを口に含んで可愛がる気まんまんだ。
「ちょっ、先生…!?もう良いですから!」
何が気に入らないのか知らないが、鳳は私を制した。
「駄目。大人しくしててって言ったでしょう?あ、してる間はで良いから。」
そのまま鳳の先っぽにキスをする。ビクン、と大きくはねた。無視して根元まで唇を這わせて一番下まで行ったらまた上を目指す。手は休む事無く鳳の袋の方をいじり続ける。それを何回か続けたところでやっと先っぽを口に含む。
「先生っ…!」
鳳が私の頭を剥がしにかかる。が、大きく口を開けて一気に咥えると軽く歯を立てた。
「痛っ!」
「大人しくして。次に逆らったら本気で噛むから。」
脅しを入れると観念したのか大人しくなった。代わりに私の胸を揉みしだき始めた。負けないように口の中が真空状態になるように意識して口を前後させる。少しづつスピードを上げると卑猥な音がする。鳳はあっという間に頂点に達した。
「さん、離れてっ……!!」
強引に頭を引っ張られたため顔に生暖かい鳳の精液が飛び散った。
「…多いね、溜まってた?」
クスクス笑いながら、顔を真っ赤にしている鳳を見つめる。
「すいません。大丈夫ですか?」
そのままベッドの横に置いているティッシュで顔を拭ってくれた。と、同時にチャイムが鳴り響く。
「はい、今日はここまで。続きはまた今度ね。気が向いたらだけど、続きもしてあげるよ。次は授業に出なさい。」
「はい、失礼しました。」
そう言うと鳳は服の乱れを直して出ていった。それを見送っててから私は顎が疲れたので仕事そっちのけで眠りについた…。
保健室勝負結果
勝者 (養護教諭)
決まり手 フェラチオ
備考
謙虚な態度が可愛らしい。そのまま母性本能をくすぐれば次は最後まで行けると思われる。
おまけ
数時間後
「あーっ!!髪についた鳳の精液がパリパリになってる…。気色悪いなあ…。寝る前にしっかり濡れタオルで髪だけでも拭いておくんだった…。」
後書き。
鳳編。っていうか、初の長太郎ドリがこんなんでいいのかよ…。いつもよりも描写をねちっこくしたつもり。あくまでも、つもり。次に長太郎を書く時は攻めにしたいなあ。