好きでいるための条件







「好きだよ。」





この言葉で始まった僕たちの関係



「何で加藤さんはそんなに一杯食べるの?」



いつも大きな目を見開いて無邪気に僕の顔のぞき込む



「ん〜?好きだからかな。それにすぐお腹減るし。」



「ふぅ〜ん。」





納得したんだかしてないんだか分からないが

いつもの無邪気な笑顔を見せてくれる



健一は僕に好きと言ってくれた

もちろん僕も健一のこと大好きだ

だから健一のどんな仕草も好きで

どんな仕草も心配になる



独占欲が働いてしまって





出来れば僕以外の人にそんな顔して欲しくない

出来れば僕以外の人に甘えて欲しくない

出来れば僕以外の人にそんな仕草して欲しくない







これも健一を想う気持ちが強いから



だからそんな独占欲が働いても

健一のこと好きなんだって

自分で納得できる





これはとても嬉しいことだ





でもこの気持ち



いつまで続くんだろう





「健一。僕のこと好きだよね。」



「ん?どしたの?大好きだよ?」



「良かった。僕も大好きだよ。」





こんな風にしか気持ちを教えてもらえない





本当に僕が好きなのかな

僕よりも好きな人ホントは居るんじゃないかな



不安になって不安になって





自分に嘘をつきたくなる









「健一ってホントに僕のこと好きなの?」



「好きだよ。どうしたの急に。」



「だっていつも健一のこと考えてる僕がだんだん馬鹿らしく思えてくる。」



「そ、んな。」



「いつも健一のことしか考えてない。

 健一はどう?僕のこと考えてくれてる?」



「か、考えてるよ。」



「じゃあなんで僕に自分から好きって言ってくれないの?

 僕不安で、健一が他の誰かのこと好きだったらって。」





      CHU





「え...。」



「加藤さん。ゴメンね。僕いっつも加藤さんのこと考えてたんだよ。

 でも言いたくても恥ずかしいのか言えなくて。」



「...。」



「そ、それに言わなくても加藤さんなら分かってくれると思って。」



「...健一。ゴメン、でも健一が思うほど僕は大人じゃないんだ。

 いつも健一を想っていてこの気持ちがホントなのか分かんなくなって。」



「うん。」



「健一。」



「うん?」



「これからも僕のこと好きでいてくれる?」



「うん。」





少し大人になれたのかな



僕は僕が思っている以上に健一のこと大切で

僕は僕が思っている以上に自分が弱くて



でも前より好きって気持ち強くなったかな





好きでいる条件が今満たされた



それは







互いに好きでいること





  あとがき
好きなんて〜言えなくて〜(音痴
全体的にクサイなこれ


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