白雪姫〜愛は何処から生まれてくる?〜



憎き者は消し去ってしまおう

そうすれば苦しまなくて済むもの

そう、消し去ってしまえば









孝子女王の命令でレオ雪姫の後を付けるおっくん

いつ殺せばいいのかと考えていた







「血に染まったファーを持ってきなさい。」







孝子女王とは気が合い仲がよいおっくん

だからこそ孝子女王の役に立ちたい

おっくんは必死に殺す方法を考えていた







「.....。」







「あ、あの...。」



突然声が聞こえたので前を向くと

至近距離でレオ雪姫が立っていた



「わぁあぁっぁあ。」



殺すことしか考えてなかったおっくんは

吃驚して悲鳴を上げてしまった



「そ、そんな驚かなくても...。」



レオ雪姫はあきれたように言った

おっくんはそんなこと耳に入っていない様子で



「あかん、やっぱ考えてても答え出ぇへんわ。

 なぁ、レオ雪姫。」



「? う、うん?」



なんの事だかさっぱりのレオ雪姫

思わず相づちをうってしまった



「やっぱそうおもうやろ?

 だからもう簡単に死んでくれへん?」



「うん?....って、えぇ?」



そう言うとおっくんはナイフをレオ雪姫に向けた



「ちょちょちょちょちょっと待って。

 ななななんで??????」



さっぱり状況が掴めていないレオ雪姫

しょうがなく説明するおっくん



「せやから、孝子女王に殺してき言われてん。

 分かった?だからおとなしく死んでくれへん?」



「なるほど...、って嫌ですよ。

 殺されるくらいだったら逃げますよ。」



そう言うとレオ雪姫は目にも止まらぬ速さで

森の中に走っていった



「あちゃ〜、これじゃ孝子女王に怒られてしまうやん。

 どないしよ...。ま、なんとかなるかな?」



おっくんはレオ雪姫を追いかけようともせず

おとなしく城に戻った







「孝子女王、スンマヘン。

 レオ雪姫んとこ森に逃がしてしもたんですわ。」



「ふぅ〜ん。」



孝子女王はのんきにコーヒーをすすっていた



「ふぅ〜んて、ええんですか?」



「ま、もういいや。レオ雪姫相手にするの飽きたし。

 それに森の中だったら時期死ぬでしょ?」



「まぁ、それもそうやね。」



そうして二人はティタイムを楽しんでいました







#####あとがき#####

うん。私も飽きた。(ぇ
この後レオ雪姫はどうなるのでしょう?
私にも分かりません。

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