白雪姫〜愛は何処から生まれてくる?〜



鏡よ鏡よ鏡さん

私とレオ雪姫

どちらが美しい









孝子女王はいつも通り鏡に問いかけていた





「鏡よ鏡よ鏡さん。私とレオ雪姫どちらが美しいか。」





しかし鏡からの応答がない

孝子女王はもう一度問いかけてみた



「鏡よ鏡よ鏡さん。私とレオ雪姫どちらが美しいか。」



やはり鏡からの応答は無かった

孝子女王は鏡をよく見てみた

すると隅の方が少し欠けていた



「どうして。昨日地震なんてあったかしら。」



孝子女王がパニくっていると

レオ雪姫が部屋に入ってきた



「お、お母様。あの、その、私その鏡割ってしまったんです。」



10秒ほどの沈黙の後孝子女王は



「レオ雪姫。あなた何をしたか分かっているの?」



じわじわとあふれてくる怒り

レオ雪姫は逃げ出したくなったが

孝子女王の怒りには逆らえなく



「ご、ごめんなさい。でも、悪気があってやったんじゃなくて。」



「お黙りなさい。悪気があっても無くても割ったことは事実なんですから。

 覚悟は出来ていますね?」

「は、はぃ。」







こうしてレオ雪姫は城から追い出された





「追い出すだけなんて私の気が済まないわ。

 いっそ殺してしまいましょ。」





そんなことをつぶやき孝子女王は

猟師おっくんをレオ雪姫の後に付けることにした



「おっくん。レオ雪姫を殺した証拠に

 血に染まったレオ雪姫のファーを持ってきなさい。」



おっくんは了解しレオ雪姫の後を付けた







#####あとがき#####

孝子女王怖いなぁ。
おっくんが猟師って言うのも無理矢理な設定だな。
ま、何とかなるかな。

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