大好きだった
だから

素直になれなかった


いつもいつも

君の笑顔、望んでいた





「大好きだよ。。」




何度も何度も

伝えようと必死だった


でも、

僕はやっぱり素直になれなかった


「洋輔って、綺麗な顔してるよね〜。」

「な、何だよ急に・・・」

「いや、別に〜。」

「ってか、そういうのキモイから。」

「・・・そんなことないよ。」


君の一言でドキドキして
素直になれなくて


「洋輔〜、遊ぼう〜よ〜。」

「なぁ、俺忙しいから無理だって何回も言ってんじゃん。」

「むぅ〜、いいじゃん一日くらい。」

「・・・」


本当は暇だし、一緒に遊びたい

でも



このドキドキが伝わりそうで
このキモチがばれてしまいそうで


コワカッタ


「大好きだよ。。」



伝える勇気が無くて

苦しくて、むなしくて


でも

僕は君を見ていた




「洋輔、歌手になるんだ。」

「あぁ。」

「すごいね。」

「まぁな。」

「・・・洋輔　　　　だよ。」

「・・・」


僕は今まで君の何を見ていたんだろう

今、君の気持ちを知った



僕は、何も見ていなかった


「・・・ごめん、今なんていった？」

「あ・・・、なんでもない・・・・・。」


何も見ていなかった自分が悔しくて

君の気持ちさえ素直に受け止められなかった






僕ハ　大馬鹿者ダ






僕は歌手という大きなものになった


それからずっと君とは連絡を取っていない


今、君は何をしているの？





「大好きだよ。。」



今でも、まだ好きだ

変わらない、変わることの無い気持ち


今、君はどうしてる？





「洋輔・・・？」

「あ・・・、？」

「元気してた？」

「あぁ、まあな。」


会話とはいえない不自然な会話

あの時の返事いましてもいい？


「、俺のこと大好きだ。ずっと言えなかったけど・・・。」

「・・・・・ありがと。」


今まで伝えられなかった思い


やっと今ここで伝えられた




はすでに結婚していてもう子供もいた

でも、好きなことには変わりは無い


伝えられなかった思い


今、伝わった思い





「大好きだよ。。」









あとがき

結局なんなんだ？
と、ツッコミを入れたくなる作品。
いや、作品というよりゴミだ。