〜瀬人イシ:リバース〜「最強最悪×高笑い社長」


瀬人は張り詰めたズボンから自身を取り出した。
「ワハハハハハハハハ―――――――――!!!
 イシズよ、驚きで声も出ないか。
 ククク、さすがの貴様も本物のオベリスクの前には、最強最悪(したたか)でいられまい!」
瀬人が仰け反るように高笑いをすると、
上に仰け反った瀬人自身も、高笑いが止まらないかのように振動して揺れる。

「瀬人…余興は終わりですか?」
「ぬぅぅ、貴様、何故動じない…!」
イシズはやわらかく微笑んでソファーから立ち上がった。
「弟マリクも、リシドも、父上も…それは偉大なものを持っていました。
 瀬人、そして貴方はブルーアイズのように、綺麗で清楚な色と形をしています。
 大きさなど関係ありませんよ。」
(く…っ、この女ァァァァァ!!)

「私も瀬人に余興のお礼をしましょう。
 あなたの”神”に直接触れるなんて事はできないですから…
 まずは貴方の忠実なるしもべにお願いしましょう。」
そう言うと、瀬人のデッキから一番上のカードを引いて手にとった。

「貴様、何を始めるつもりだ!」


「ミノタウルス…、残念、女性のしもべではなかったようですね。」
イシズは瀬人をソファーに座らせるように目で誘導させると、
瀬人自身に触れやすいように床に腰掛けた。
そして手にしたミノタウルスのカードを、瀬人自身の先端の中心から
括れた部分にそってカードの丸い角を使って撫でた。
(くぅっ…)
「貴方はデュエルでも先を急ぐように即効さがありました。
 こちらのデュエルも変わらないようですね。くす…」
自身の先端から湧き出たのは少し粘り気のある透明の液だった。

「このまま垂らしておくのは実に哀れ。瀬人…貴方はこの先をどう望みますか?」
「この先を俺に選べと…?」
イシズの動じない態度に少し怒りを覚えつつ、笑って言ってみせた。
「ええ、この行為を続けてカードを濡らせてしまうか…
 または、この余興を中途半端に終わりにさせてしまうか…
 今高らかに立つもう一人の貴方を無理に押し込めさせてしまうのも可愛そうな話ですけどね。くすくす」
「ベラベラと口の減らない女だ。」
「…どちらの選択も受け入れなくないものでしたか?
 私としては、そのまま押さえ切れなくなった貴方が、自慰行為に持ち込むのを望んでいたのですが。
 もちろんそれはデュエル放棄とみなし、行為をしっかり見させていただくつもりですよ。」


瀬人はその挑発的な態度に怒りと興奮が掻き立てられ、自身は先程より硬度を増した。
「ククク…!おもしろい!
 デュエルを放棄するつもりは毛頭ないが、貴様の挑発に乗ってやろう!!」

瀬人は深く腰掛けていたソファーから、浅く腰掛けると、
イシズの後頭部を持ち、自身の先端をイシズの鼻先に押さえつけた。
透明の液がイシズの鼻にも付く。
瀬人はその格好のまま、もう片方の手で自身に刺激を与える。
速い前後運動は、鼻に付く温度も上昇させていった。
「イシズよ…、そのへらず口にぶちまけて欲しいか、
 それともその憎らしい目線を開けないものにしてくれようか。
 どちらを望む?」
「・・・・・。」
イシズは沈黙を続ける。
「どうした?ククク、怯えてモノも言えないか?」
「…いえ…。このまま黙っていたら貴方はどうするのかと思って。」
(お、おのれぇぇぇぇえええっ!!!)

瀬人は冷静を装い、イシズの顎を引き、親指でクチを開けさせた。
「両方とも味わうがいい」
「ワハハハ…(ぴゅっ)「ワハハハ…(ぴゅっぴゅっ)
イシズに当てた喜びと、イキの快楽と脱力感で、少し頼りない声になっていたが、
見事にイシズの顔と口の中に精をかけられた。


「貴様の褐色の肌には、この俺の精はふさわしいのだ…フハハハハ…」

イシズは目を閉じたまま口に含まれたものを飲み込む。
そして瞼に付いた精を指で拭き取ると、その指も嘗め取った。
まだ額や頬に精は残ってはいるが、目を開いたその先には
ソファーにもたれかかり、イシズのその行為を満足そうに見る瀬人がいる。
「あまりおいしいものではありませんね。」
少し笑ってそう言った。
「ククク」
自分がのせられているという事に気付かず、素直な態度に気持ちを良くした瀬人は
イシズの額の精を嘗め取った。
「…イシズ、貴様はこんな不味いものを顔色変えずに飲むとはな…」
(恐ろしい女だ…)
そばにあったティッシュに吐き出すと、新しく取ったティッシュで残りの頬の精を拭き取った。



2004年5月13日うp

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