「(無題)」 毎月最終日の真夜中 獏良了宛に大きな包みが届く。その中身を空けると蛙の日干し・・・蜥蜴の尻尾・・・魚の目・・・ミイラなど なんともまぁえげつない物が多数入っている。まさにオカルト。 そのブツが届くたびに飾るやら処分している獏良。だれが送ってくるかはわからない。 そうだろう・・・分るはずが無い。 その送り主はデッキに眠っているダーク・ネクロフィアだとは誰も気付かないだろう・・・ 暇つぶし。 そして4月30日・・・ 何時も通り獏良宛に大きな包みが届いた。しかし今回はなぜか何時もより重くでかかった。 不番に思いながら開けてみると、そこには・・・マネキン人形ならぬダークネクロフィアがいた。 獏良「?!(これって・・・夢?)」 カードモンスターのダークネクロフィアが現実に居るはずが無い。しかしそこにいるのはダークネクロフィア。 混乱していると箱がガタガタ動きマネキンではなくダークネクロフィアが自らゆっくり立った。 手に持っている壊れた人形が目を剥き出しに「ギィッヒャッヒャッヒャッ」と笑っている。 紛れも無くダークネクロフィアだった。 通常の人間なら恐ろしくなり逃げ出すかもしれないが獏良は違う。 そう、オカルト大好き少年なのだから・・・ダークネクロフィアを調べようかと近づいていた。 すると暗黙していたダークネクロフィアが喋った。 「マスター、この人形直してくれないかしら?壊れちゃったのよ・・・ムフフ」 外見とは裏腹に美声だった。獏良は心のそこから嬉しかった。本当に霊魂の存在をボク自身の目で見た!と。 カードモンスターだったと言う事は頭の隅に置いてダークネクロフィアの人形を直すことにした。 いかにも曰く尽きの様な不気味な人形である。オマケに「ギィッヒャッヒャッヒャッ」と笑っている。 その後ろで目をうっすらとして頬をほんのり染めて喜んでいるダークネクロフィア。 そう、彼女には恐ろしい作戦があったのだ。 その人形に仕組まれているとは知らず獏良はせっせと人形を直し始めていた・・・ 直し終わる直前に突然千年リングが発光した。 ドン☆ という音つき。 なんと闇の住人化としているバクラが表に出たのだ。これもネクロフィアの作戦通りだった。 ダークネクロフィア((フフフ・・・あとは・・・) ド ン ☆ 「ンァ?!なんでオレ様が表に出ているんだよ!」 バクラも吃驚したのは当然の事、無理やり引っ張り出されたのだ。 吃驚しているのもつかの間、追い討ちでダークネクロフィアがバクラに抱きついた(押し倒した?) 「・・・?!?!なんでM&Wのモンスターのてめぇがいるんだよ?!」 「あら・・・マスター、此処は闇の世界よ?」 そういわれ辺りを見渡すと。なるほど。確かにいつの間にか闇の世界になっていた。 「んで・・・オレ様に何の様だ?」 かなり面倒くさそうに言う。するとムフッと不敵な笑いをしてダークネクロフィアの言葉が続いた。 「マスターv私の特殊能力を発動させる為に絶対に必要不可欠の人形が壊れちゃったのよ・・・ 外見だけ治しても どうしようもないのよね。だから私から産むしかないのよ。 それでマスターの協力が必要なんですv」 頬を紅くしながらネクロフィアは言った。死霊が笑うというのは恐ろしく怖いのだがバクラはどうも無かった。 そしてネクロフィアの言葉はさらに続く。 「だからね、マスター。今後私がマスターの為に働けるようにヤってちょうだい!子供つくらないとダメなのよ。 私のカードの所持者であるマスターならきっと今以上の素晴らしい人形が生まれるわv それにそう言う事の御仕事はマスターの御仕事よ。私達を使っているのだから・・・常に万全にする為にはね?」 言い終わるとネクロフィアは即座にマスターであるバクラの服をすべて脱がした(焼いた?) そんな事をされて流石にバクラの顔に焦りが出た (コイツ・・・本気なのか?!) バクラから見たらダークネクロフィアは人ではない・・・ 確かに女を玩ぶのは得意分野だが相手が人間ならばの話・・・ しかしネクロフィアの顔は真剣そのもの。 はぁーっとバクラが溜息をついた。どうやら彼女に根負けしたらしい。 「テメェの言いたいことは分ったぜ・・・ククク・・・まぁいいぜ。最近ヤっていねぇしな・・・」 そう言うと攻守逆転、バクラの方がネクロフィアの上にのっかった。 (人間と同じ扱いでいいのかしらねぇが・・・ヤらせてもらうぜ!) そしてニヤリと笑いネクロフィアの下唇に貪りついた。 「んんっ・・・ふぅ・・・」 「ほぉ・・・見た目によらず案外可愛い声で鳴くんだなぁ・・・クク。キスは初めてか?」 そういわれるとネクロフィアは頬をほんのり紅く染めた。 そしてわざと抵抗してみたりとネクロフィアも頑張っていたり。 そんなネクロフィアをお構いなしにバクラは行為を進めていた。 そしていつの間にかネクロフィアの胸についている物を外し彼女の胸の飾りを刺激し始めた。 宿主が器用なだけにあって彼も起用らしい。 「はっ・・・あぁぁぅっ・・・・マ・・・スターッ・・・」 まるで剥き出しの神経を愛撫されていると同じ感覚だった為か、知らず内にネクロフィアの体が逃げようとしていた。 しかしバクラの手がそれを拒んだ。 |
2004年4月26日うp