今月の本 2308号 IAEA COMPREHENSIVE REPORT ON THE SAFETY REVIEW OF THE ALPS-TREATED WATER AT THE FUKUSHIMA DAIICHI NUCLEAR POWER STATION
[https://www.iaea.org/sites/default/files/iaea_comprehensive_alps_report.pdf]



(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)








今月の本はやはりこれでしょう。 日本政府が海洋放出のお墨付きを得たというIAEAの文書です。 ぜひ読んで本当にそれで良いのか世界中の人に良く読んで頂きたいと思います。

私も読んでみたのですが 私としては問題点は以前述べた事に尽きるように思います。 皆さんはどう感じられましたでしょうか?

一応重要だと思うものを順不同で述べてみます。

まず皆さんは丸め誤差をご存知でしょうか、 コンピュータでは有効桁何桁までしか表現できません。 それで問題ないように普通は思いますが 計算していると巨大な誤差になって問題になることがよくあります。 格言でいうチリも積もればという事です。

そして更に複雑系の研究が進んで システムとシステムを 組み合わせると一つのシステムとして考える必要がある事が わかってきました。 そして更に バタフライ効果というものもある事が分かってきました。 地球の裏側で蝶が羽ばたけば日本の台風の進路が変わる様な 影響が出てくるのです。

つまり何が言いたいのかといえば 物事を有無などの二値で判断して積み立てて 三段論法で論理を組み立てる文科系官僚の手法は 使えないし、そういう論理は誤りを導くのです。

例えば政府がいう科学的判断という根拠はこの文書です。 しかしこの文書はIAEAのやり方とずれてませんと 言っているに過ぎません。 (なぜか前の方にIAEAは責任持たないみたいな文言もあります。)

皆さんは交通事故で亡くなった有名人を何人思い出せるでしょうか、 私は数十年で数人くらいです。 そしてコロナで亡くなった有名人は私はここ数年で2人くらいです。 そして、では福島事故以後聞いたようもないガン系の病気で 亡くなった方はどうでしょう、毎月のようにそういう方の訃報を耳にします。 (最近も若い与党議員の方の訃報がありました。放射線は与野党構わず 影響を及ぼしますのでもっと真剣に自分のこととして政治家の方には現状でよいのかよく考えていただきたいです。) 311以後そういう方は、上記のコロナで亡くなった方の一桁どころか二けたは多いです。

さて、去年の交通事故死者数は26百人、 コロナで亡くなった方の累計は最近までで64千人だそうです。 だいたい有名人の方の頻度と比例してます。 ということは、311以後放射線が原因と思われる亡くなり方をした人数は 数百万人はいるということです。 年あたりだと12.5くらいで割れば数十万人ということになります。 これは311以前と以後の差の日本の死者数の差からみてなっとくする数字です。 よく高齢化だからだという説明がありますが、有名人のそういう死者の中で70以下の 方は相当割合いますから、そういう説明は無理があることがわかります。

で、そんなに亡くなるのかとびっくりされる方が多いと 思いますが、そもそもIAEAが勧告する1mSvでは その程度は計算上許容範囲なのです。 一億人のうちの数十万人ですので数百人に一人程度です。 しかも事故時には一時的に上げてよいということで 20mSvという基準もありました。

つまりIAEAの基準では我々の安全は保障されないのです。 こんな規格で安全と言われて納得できるでしょうか?

放出云々の前に 311以後の日本の状況から新しい放射線防護指針をつくる方が先でしょう。 これまでも何人ものノーベル賞候補がなくなってます。 今後も優秀な人材を日本から失わせるのでしょうか?

その上トリチウムの影響は遺伝子にとりこまれます。 以前述べたように実験からすると がんの感度は二けたはほかの物質より大きいように 見えます。

それについてなんら反論がないまま IAEAが決めたとおりに 影響が評価されて安全とされています。

さらに以前述べた大きな数の扱いもまだだめです。 たくさん魚を食べる人を評価するのに平均値+2シグマの値を 使ってますが、日本人は一億人いるのですから 8シグマは必要です。一億人の人口の日本人に対してこういう扱いを するから上記のような膨大な数の犠牲者が生まれるのです。

100歳まで生きるとして何回食事をとるでしょうか? 100×365×3でだいたい100000回です。 もし食べ物に1/100000の確率で毒が入ると 平均寿命は半分の50歳になります。 どれだけ食事の品質が繊細なものかがわかる と思います。 さらに一億人のうち一人だけ50歳まで生きられるような食事 にするにはそのさらに一億倍の10の13乗分の一以下の確率 でしか毒が入らないようにしなければなりません。 もし全世界の人口100億に対して同様の計算するなら 10の15乗分の一になります。 ですから、魚を一匹調べても安全とは言えないのです。 だからこそ全数検査が必要なのです。 安心をというには全数検査が必要ですし、 水質検査もブイでも浮かべて リアルタイム検査をすべきなのです。 一瞬値が上昇してもその結果 病気になったり命を落としたりする方がいるのです。 たまたま放射線粒子がまざったらどうするのでしょうか、 多少の犠牲はやむを得ないなどという言葉は 政府からも東電からも聞いたことがありません。 ですので積分して平均してよければよいというのでは 9シグマなどの外れ値で亡くなる人を防げません。 安心をというからにはリアルタイムで値を示すべきでしょう。 実際海洋放出をした日に東京で雹が降りました。 ある人によるとトリチウムが多いと雹がふるそうです。 水と一緒に蒸発したトリチウムを含んだ水蒸気も 放出しているのではないでしょうか? 大気中のトリチウム濃度もリアルタイムで測定できるように すべきです。 中国は大気放出をといってましたがそれは 水産物に入って高濃度のものが自国に入る危険が少ないと いうだけで日本にとっては海洋放出と同様に危険です。 距離の二乗に反比例して薄くなることが推定できるので 遠くの国が安心ということでしょうが、 水と同様大気も地球サイズではわずかなのです。 一度汚染したら長期間取返しがつきません。

そして、前にものべましたが 薄めればよいというものではありません。 理論的には薄く広く影響を受ける生物が広がるだけです。 放射線強度とがんなどの遺伝子損傷は比例するというのが 一般的考え方です。(日本だけおかしな理論で少ないと 大丈夫という説を唱える方が多いですが、 上記のような多数の福島事故の推定被害者数が それを否定すしてます。) ついでに言うとトリチウムのように世界的に 濃度が自然状態より上昇してしまったら はいしゅつするだけ人類の病気や死亡リスクが高まります。 SDGsでもよくいわれているように地球上の海はほんのわずか なのです。それを汚すことを前提としている原子力を各国が 推進しようとするのはおかしなことです。

中国の人がようやく気が付いたようですから 中国の方にはそっちの原発をとめてもらって とにかく全世界の原発を止める運動というものをまずおこすべきです。 そもそも核実験でトリチウム濃度が上がっていますし、 中国、韓国朝鮮、日本の原発が日本海の濃度を高めてます。 東アジア人の健康を考えるならトリチウムの排出を止めるべきです。 (ところが実際には日中とも原発推進派のマッチポンプになっていて 中国は自国の原子力や核実験を止めようとしてないですし、 日本は日本で中国が言うのになんでも反発して 実際には上記のように被害がでる可能性があるのに 風評被害と言って被害がでないかのように言論を まとめてしまっています。 これもやはり日本人削減計画を企図しているどこかの国の策謀なのでしょうか? せめて日本人はそろそろ気が付いて相手に乗せられないようにすべきでしょう。)



では、また来月に。

関連リンク:http://yokutoku.y.ribbon.to/mm269wwn.html










 
============================================================
このマガジンを登録/解約したい場合は、 http://yokutoku.y.ribbon.to/ でできます。
翼徳 email:f4s2016@gmail.com
============================================================
----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して
発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000067241)
----------------------------------------------------------------------
 


==============================関連リンク==============================
IAEA COMPREHENSIVE REPORT ON THE SAFETY REVIEW OF THE ALPS-TREATED WATER AT THE FUKUSHIMA DAIICHI NUCLEAR POWER STATION
[https://www.iaea.org/sites/default/files/iaea_comprehensive_alps_report.pdf]



----------------------<その他>----------------------

今月の本 2205号  ALPS処理水の海洋放出関連設備の設置等に係る審査書案

今月の本 2307号  第24回原子力規制委員会      

Google
WWW を検索 yokutoku.y.ribbon.to を検索



新刊



検索スピード随一。最近中古本も取り扱い。

プライムビデオ 対象チャンネル 2か月間月額¥99
 

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル