メールマガジン　今月の本　2206号　令和3(受)1205損害賠償請求事件,令和3(受)342原状回復等請求事件

　　今月の本　2206号　令和3(受)1205損害賠償請求事件,令和3(受)342原状回復等請求事件
[https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/243/091243_hanrei.pdf]
[https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/242/091242_hanrei.pdf]

(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)

　

　今日も原発関連資料になってしまいました。福島原発の事故の国の責任を問う裁判の最高裁判決です。

　割合報道されているので大筋では知っている方も多いいことでしょう。ざっというと当時の知識では予測できなかったから国の責任はないというツッコミどころ満載の判決です。

　起きた津波ほどは予測できずとも当初より大きな津波がくることは予測されていました。普通に考えれば一旦原子炉を停止してそれに対応した防水壁などをつくろうというのが普通です。そうすれば、３１１のときに全炉停止していて事故はおきなかったかもしれません。より大きな危険が予測されるのに止めないのがおかしいのです。

　さらに、そもそも津波の世界記録よりはるかに小さい津波で事故がおきました。予測できないという主張もおかしいです。このような判決がでるから今の規制法も日本海の反対側の地震や山崩壊の影響もかんがえず、神戸地震や柏崎地震の影響も排除して耐震限度を決めているという極力予測を小さくした運用をしているのです。当然事故がおきたら予測できなかったと主張するのでしょう。原子力のような国や世界を滅ぼす技術はリスク予測は極力想像の羽を広げるように運用するべきですし、そういうシステムを国が作るべきでそういう意味でも不作為が成り立ちます。

　まあ、もっと細かいところではそもそも抜き打ち訓練をしていないので一号機の補助装置が動いているか判断できませんでした。海外の人はものすごい音がするからすぐわかると言ってました。訓練していないので設計図もなくてあとから調べたら注水のほとんどが炉心に届いていませんでした。きちんと訓練していたらどれだけ事故が小さくなって被害が抑えられたことでしょう。これも予測できなくてしょうがなかったことなのでしょうか。

　もっと大きな視点では、このように予測できないリスクがあるという結論がでたので、国や世界を滅ぼす原子力という技術は利用できないという司法判断が下ったということです。

　与党の方はよかったと喜んでいたという報道がありましたが、逆でこれらの判決がいっていることは人知の及ばないリスクがあるから動かせないと言っているのです。

　実際、前にご紹介しましたが、四国では壊滅的噴火に対する用意を国がしていないからそれを予測していなくてもしょうがないという判決がでてます。

　最近でも原子力規制の担当大臣が戦争は担当外だと明言されています。本来あらゆるリスクから守るべきだと思うのですが、想定リスクに巨大な穴があいていることを認めているのです。

　とても日本の国を滅ぼすような危険な技術を動かせる体制にはないのです。

　そういう意味で、各党の公約を見て慄然としました。日本がまさに危機にあるのにそれに対応する提案がなされていないばかりか反日勢力がほくそ笑む政策ばかりが主張されています。

　ミサイル防衛が必要なら、当然ミサイルの防衛体制が整うまで原発を停止して燃料棒は山の中にでも隠すべきでしょう。（隣国がミサイルを次々打ったり飛行機や軍艦で日本に威圧をかけてきている現状です。一方で対話をという党もありますが、ウクライナと台湾はリンクしています。返り血を浴びてもウクライナを止めないと日本にとって大変なことになると思います。前にも述べましたが長引くようならロシアと通商する国にも制裁して早くウクライナを止めるべきだと思います。その場合ロシアは今では小国なので中国にとっては鎖国とおんなじことになります。それでもなぜ応援しているのかと思っていたら向こうの右翼的な人がインタビューでロシアが倒れたら次は中国だからと言っていましたが、今の中国を狙っている国があるでしょうか。ロシアもそうです。 NATOの拡大に反対していますがNATO側から攻め込んでいるというより攻められている国を保護してたら広がったという感じです。私からするとロシアもNATOに入ってもよいのではと思うほど対ロシアで野心を燃やしている国があるように思えないのですが。その過剰反応から世界を戦国時代に引きずるこまれたら困ります。なんとか早期にウクライナから撤退してほしいものです。）

　しかし、ミサイルも原発もという党ばかりです。マイナスの核抑止力である原発を国中にならべてどうするのでしょうか。他国に核保有させる手間を省かせてあげるのでしょうか。世界中の国がいつでも日本を壊滅できる状況になぜもっていこうとするのでしょう。反日勢力の影響下にあるようにしか思えません。（おそらくは各利益団体の要求をならべたためおきた矛盾だと思いますがその利益団体の背後に反日の勢力がいるとしか思えません。）

　一応個人的に日本を守るために私なりにささやかな抵抗する方法をいかに述べたいと思います。参考に実行してくださる方が増えれば日本の安全保障も少しは改善されることでしょう。

　まず、なぜか電力危機となっています。火力発電が動かなくなったのはだいぶ前なのになぜこういう事態になるのでしょうか。時間はたっぷりあったはずです。やはり電力線部門を国有化して各会社間の送電線を一月程度で１０倍に太くすべきです。そうすると北海道の風力発電も使えます。次に国が石油の前に太陽電池を世界から買い占めて国有地や民間に貸出しましょう。現在のところ晴れている時間の電力が厳しいのです。増やすほど化石エネルギーへの支出も減ります。そして太陽電池の工場を国内に確保して作ることです。一時は世界一でした。反日勢力によって壊滅してしまいましたが素養はあるのです。しかも円安ですから輸出もできます。作ったものは国が買い上げて、需要の三倍ほど国内に設置すれば曇りでも再生可能エネルギーで電力をまかなえます。（単純計算でコロナ対策の時の１００兆円で全部太陽電池を買うと年間使用量の３割以上をまかなえます。不足分には十分すぎることでしょう。更に電力を売るので１０年前後で資金が回収できます。現在フラット３５などの利率を０．２５％以下にするように抑え込んでいるそうなので、半分を自分の資金返済に残りを他の国債の利払に使うと現在の国債の利払の半分以上を払えます。もし３００兆なら電気のほとんどを再生エネルギーでまかなえて、国債返済まで資金を回せます。こういうものが松下さん考案の無税国家の作り方です。頑張れば海外に買った太陽電池システムを貸すことで１０００兆円分買えばエネルギー問題も解決して国家借金返済も可能です。（各党や識者の財政提案を見ていると反日勢力下にあるとしか思えない日本をより危機的状況に追いやるものばかりです。私自身は白川さん派で、もし白川さんのやり方を続けていればここまで日本は追い込まれなかったと思っていますが、この危機的状況で、さらに政治テロまでおきてしまいました。背景は左右どちらも動機がありそうで、なんなのか全くわかりませんが、昨今の通信障害、電力危機に繋がる溜池の水抜けなど聞いたことがない障害が次々と起きていることから、なんらかの集団に攻撃を受けているという可能性はあると思います。私には日本を袋小路に追い詰めようとしているように思われます。少なくともインテリジェント担当部門は背景を探る必要がある事案であると思います。そこで少しでも日本の危機を減らすために、この日本の財政危機を抜け出す可能性がある具体案を付け加えました。一応副作用についても述べますが、現在太陽電池の工場が日本にないので資金が海外へ流出するので更に円安になることです。それでも利点の方が大きいと思いますが、一応反論するとそこまでいくと日本の輸出も増えてある程度の円安で止まることでしょうし、工場も日本にできることでしょう。小泉内閣の時に経験済みですが、日本だけが低金利だと日本で借りて海外の国に投資する流れができて、海外の景気が上がります。その結果日本の輸出も増えます。また、そのお金で買う太陽電池の生産国を対ロシア制裁に賛成している国にすることで、ロシアの侵攻を抑えることができます。自分はエネルギー対策しているのに日本の援助と同じ効果で諸国を誘導して平和に貢献できるわけです。そして、これができるのは黒田さんが金利を抑え込んでいる今年しかないのです。来年には黒田さんの任期が切れます。政府は原発を９基稼働させるなどというまるで平時のようなこれまでと同じ対応をしていますが、明治維新直後に渋沢栄一さんたちが行ったように一気呵成に再生エネルギー国家にするのが一番国益にかないます。戦前から戦後体制へあっという間に適応した日本人にとっても受け入れやすい方策でしょう。とにかくこんな機会は二度とないのです。））あとは蓄電池の工場も作って製品を買い上げて EVなどに使うべきでしょう。そうすると夜でも再生可能エネルギーを使えます。（EVや太陽電池は生産時にCO２を出すからどうのこうのという議論を聞きますが、そういう議論はある意味事実なのでそれに対応するために生産時にCO2をださないものにだけ助成するようにすべきでしょう。肝は排出量取引などを認めて見かけ上０ならよいとすることです。そうすると最初企業は見かけ上０になるように排出権などで調整するでしょうが、そのうち本当にCO２をださない方が得だとなって CO2を排出しない技術開発に拍車がかかることでしょう。たいていの CO2は輸送時ですからそういうところからEVトラックやEV自動車や電車の利用が始まることでしょう。さらに金属も再生エネルギーで作った電気を使う電炉で作るなどで大きく排出量を削減できます。蓄電池でも同様な技術開発が行われることでしょう。）

　そして、そんな国が動かなくても我々庶民ができることがあります。若者は夏場はまず除湿と扇風機で過ごしましょうということです。私が再生エネルギーを推薦する理由でもあるのですが、夏場エアコンを使うと室外機で(化石燃料にしろ原子力エネルギーにしろ)焚き火しているのと同じことになるのです。南風のときは当然大きな街の北側に進むほど気温が上昇してますますエアコンがないと熱中症になってしまいます。(ちなみに冬は室外機から冷気が吹き出しますから南風なら北へ行くほど寒くなります。) ですから、まずエアコンの除湿機能で湿度を下げて扇風機で汗を乾かしながら過ごしてみてください。重要なのは汗をかくことと、汗が蒸発するくらい湿度を下げることです。ですから水分は多めにとってください。特に汗をかきにくい人（老人になると喉も乾きにくいし汗もかきにくいのでやる場合は注意が必要です。）やうっかり全部汗がかわいた人は急に熱くなりますからそういうときはもちろん冷房をいれましょう。しかし、汗をかける多くの人は扇風機で十分快適に過ごせるはずです。そしてそうなると、室外機の焚き火が小さくなるので北側の街でも気温上昇が抑えられることでしょう。実際３１１の年も猛暑でしたが電力制限をしていたので関東で極端に高温な都市はありませんでした。そして、さらに焚き火を小さくする方法は、ガラス窓に中空ポリカーボネート板を貼って部屋の断熱性能を上げることです。 [https://www.youtube.com/watch?v=_dpS15N8yOM] 内窓のやり方はいっぱいありますが、この方法が一番楽です。（因みに断熱性能を上げるには中空を支える線は横方向にしたほうが良いと思います。）コーキングが面倒ならコーキングの代わりに１００円ショップのおしゃれなマスキングテープや養生テープを隙間に貼るだけでもだいぶ違います。（エアコンが静かになるのを実感できると思います。）（その場合四隅の両面テープだけで板を止めるので両面テープは高い性能のよいものにしたほうがよいです。テープと中空板を足した厚みが５MM程度にすると引違い戸でも大丈夫だと思います。また、中空内に紫外光が入らないようにマスキングや養生テープを切断面に貼ると長持ちするはずです。こういう窓には自治体から補助金がでています。このような自作の場合でも出すようにするとその自治体の気温が下がるのではないでしょうか。）そして、さらに焚き火を小さくするには太陽電池でエアコンを動かすことです。屋根から吸収したエネルギーが室外機からでてくるのでプラマイ０に近くなって北側の街の気温上昇がさらに抑えられるのです。これこそ太陽電池がおすすめの理由です。

　皆さんが協力して街の温度上昇を快適に押さえて、猛暑とエネルギー高騰と反日勢力による原発再稼働圧力をしのぎましょう。

　では、また来月に。

　関連リンク：http://yokutoku.y.ribbon.to/mm255wwn.html

　

　

　
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ガラス窓に中空ポリカーボネート板を貼って部屋の断熱性能を上げる例。
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