今月の本 2201号 手作りUSB機器 USB-IOで作る電子ルーレットからWebカメラまで 永島智二
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(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)







昔は電子工作といっても まずDC電源を手に入れるのが大変でした。 100Vのコンセントから電気をとるのは 危険な上に交流ですから、 普通の電子工作には使えなかったのです。

それがUSB機器の普及に伴い 簡単に低電圧DC電圧をとりだすことが できるようになりました。

しかも最近の携帯電話の普及によって 大容量携帯用バッテリーも普及してます。 昔はAC百ボルトからDC電圧に変換するので、 ノイズを除くのが大変でした。 オーディオマニアの中には 自分の電柱をもっている方も いるくらいです。 ところが、USBバッテリーから電源をとれば ほぼノイズのない電圧源を簡単につくれます。 (中にはコンバータや制御回路が 入っているバッテリーもあると思うので バッテリーを選ぶ前に AMラジオをバッテリーに近づけて ノイズがでていないか 一応確かめる方がいいと思います。 一度そういう風に作った簡単なアンプに 100円のAMラジオ(高いと最近はデジタル式が多いのです。) つなげて3000円以上のイヤホンで聞いてみて下さい。 私は久しぶりの音に感動しました。)

感電しにくいとはいってもショートさせたりしたら 火花や発熱して危険なのですが、 まずちゃんとヒューズのつけ方らから 書いてあるので 初心者にも安全に学ぶことができます。

とりあえず後半のUSBでPCと通信する機器は 置いといて、 電源としてだけUSBを使うものだけ 作るだけでも 楽しいですし、有用なものが いくつも楽しめると思います。

そして、こういう本を選んだのには もう一つ深刻な理由があります。

それは技術の退歩です。 DXとかいって一見技術が進んでいるように見えます。 しかしたいていの機器が10年持ちません。 スイスやドイツなどの時計は100年単位で持ちます。 そんな数年で買い替えていたら人生短いのですから ほかのやることができなくなります。 若い方は実感できないと思いますが、 幼稚園の時の時間の進みより 小学校の時間の進みの方が早い方が一般的だと思います。 そして、その比率で大抵どんどん体感時間が 短くなってきます。 最後には数年が束になってやってくるそうです。 そういう時に数年で壊れる機械で回りを 囲まれていたら 何もできません。 (機械だけでなく最近はコンクリートは数十年しかもたないとして 戦後の貴重な建築物が次々と建て替えられています。 それなら木造でよかったのではないでしょうか。 ローマのコンクリートは二千年持つのに おかしいと思わないのでしょうか。 鉄筋が錆びて膨張するから数十年で壊れるのです。 鉄筋コンクリートでつくるなら 法隆寺のように千年もつ木造を検討するべきです。 最近はよい耐火材もあるのです。 ニュースをみていると 奈良時代の文化財の修復にコンクリート使って いますが、それでは100年ももたないのではないでしょうか。 予算の無駄です。 そして、それがまわりのあらゆる建築物で おきているのですから、 日本が富を蓄積できないわけです。)

実際、録画できないと公言している 高齢の芸能人の方は多いですし、 私も 昔の方が録画しやすくて 見やすい機能がいっぱいついていて 最近の録画機器は面倒に感じてます。

さらにDVDなどはほんの数十年たっただけで3割が見れなくなっています。

VHSやカセットテープはかびなければ いまだに普通に見れています。

技術力の退歩は著しいのです。

その最たるものが コンピュータ技術です。

OSが毎年上がっていくので 数年で買い替えを余儀なくされます。 それで便利になればいいのですが、 とてもそうはなってなく むしろ昔手慣れて使っていた ソフトが使えなくなって不便を強いられます。

しかもバージョンアップスピードは 異常でPCで毎月、スマホでは 毎週なにがしかアップデートされています。

問題はそのアップデートでよくなって いるならまだしも、 アップデートの経緯をここ数十年追っていくと アップデートするたびに新しい不具合が 織り込まれていてまったく 信頼性が向上していないのです。

最近もログをとるソフトの 脆弱性が発表されましたが、 その関連ツールは膨大で 途中で確認をやめました。 読者の方でちゃんとじぶんが利用しているあらゆるIT機器にそれが使われていないかちゃんとバージョンアップできたか 確認されている方がどれだけいるのでしょうか?

こんなことを一般利用者に 強要しているのが現在の情報技術です。

そんな暇は一般の人にはありません。 (昔の日本がなぜ先進国になれたのかというと お客様は神さまです。という精神があったことがあると思います。 そしてその神様がしがらみのない中高大学生が中心だった (働き手の父親は忙しくてお金を使えないので 高度成長期の購買力は母親と子供が握っていたのです。) ので 率直な批判がすぐに行われて商品の改良が急速に進んだのです。 その結果安かろう悪かろうだった日本製品が 軍用品より高品質高性能となって、高性能高品質の代名詞となったのです。 信じられないという若い方は二三十年前の海外映画を見てみてください。そういうセリフが散見されます。 今では日本も安かろう悪かろうになってしまっているので 世界から落ちこぼれつつあると思います。 安くて性能が悪いのは当たり前で それを安くてよいものを作るのが技術力です。 その技術力が落ちてしまっているのです。 もっとも今はそれを再び取り戻すチャンスでもあるとも思ってます。 10年くらい前の中国製品は安くて良い製品を作る メーカーが生き残っていてある意味日本の代わりに 安くてよい製品を作っていたように思います。 しかし現在安い中国製を買うとまず一年持ちません。 性能もおかしなものが多いです。 やはり政治が独裁政治となって自由な競争がなくなって 良い製品を作るメーカが生き残れなくなっているのではないかと思います。 (時代劇の悪代官に付け届けをする何とか屋が他を排除して生き残れる世界になっているではないでしょうか。) ですから最近は安い製品を買う時は中国製でないか 確認するようにしてます。 ですから、今日本企業が再び 安くてよいものを作ることを目指すのであれば 簡単に世界の市場を手に入れられると思います。 そしてそれには自由な製品批判ができる 雰囲気が重要です。昔は暮らしの手帖のような 過激な製品比較をすることもできましたし、 もっと自由に質を議論できたように思います。 それがネットの一般化とともに批判がしにくい 環境になっています。モンスターなんとかとかすぐ言われるようです。 しかし批判を封じることは商品の将来性をなくすことです。 匿名で自由に製品を議論できる空間をまたつくる必要があると思います。 そしてふたたびお客様は神様ですという 心がけで真摯に批判を取り入れた商品を提供するところから 日本の再復興は始めるべきだと思います。)

情報技術が安定するまで 電子機器を極力使わない生活を するべきです。

だいたい小企業なら 手慣れた事務員の手計算で 十分なはずです。 毎日膨大な脆弱性情報を分析するより 工数は小さくてすみます。

そして、そういう時にこの本のような ちょっとしたハードウエアを工作できると 非常に便利です。

ハードなので間違ってつくらなければ マルウエアの心配もする必要ありません。

それでも複雑な機械だと デバッグが大変ですが この本の前半のようなちょっとしたものなら 手軽に作れると思います。

今こそ我々の時間を盗む 製品群から脱出するべき時です。

(最近AIばやりですが、 人間が勘でおそらくこうですといっても納得しないのに AIの結果は信じるというおかしな風潮があります。 AIは基本人間の勘と同じようなもので 原因はわからずこうなるはずだと結論しているだけなのです。 しかもいまだ人間の常識を教え込んだAIを作れていません。 みなさんはいくら東大出の優秀な新人でも 最初の仕事の結果はチェックするのではないでしょうか。 AIはまさに常識がない東大出の新人として 扱うべきなのです。ですから、常に結果を人間が チェックしなければなりません。 (常識がないのでどう成長するかもわからないので毎回チェックが必要なのがAIです。) そんなことをやるくらいなら大抵の仕事は 人間にやらせた方が工数が減るはずです。 最近の情報機器は我々の生活を忙しくさせている だけに思われます。)

                   では、また来月に。

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