今月の本 2001号 家康、死す 宮本昌孝 著



(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)




今月の本は、歴史小説です。

最近TVで浜松ができたのは家康がそこに城をたてたからという 説明がありました。 この本を読むとそのころの事情がよくわかると思います。

家康は大河で信長秀吉中心で描かれるので 初期のころがよくわからない方が多いと 思います、実は史実もよく分かりません。 百姓出の秀吉とにたりよったりなのです。 政権をとってしまったので焚書を行った結果 わけがわからなくなったのではないかと 個人的には考えてます。

この本は娯楽小説でありながら そういうわかりにくさに一つの 回答を示してます。 わかりやすく家康勃興の時代を 楽しめます。

以前家康の入れ替わりものをご紹介しました。 この本も題名からわかるように入れ替わりものです。 それをもとに徳川家の謎をすべてを説明しているのに 感銘を受けました。

ただ最後の展開はどうかなと思いました。 というのも秀吉や家康などは生母がなくなって まもなく自分もなくなってます。信長にいたっては 死後も生きてたはずです。意外に戦国武将は マザコンであったのではというのが私の感覚です。

では、また来月に。

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