今月の本 1904号 納品をなくせばうまくいく 倉貫義人



(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)










今回はソフトウエア業界の受注方法について 説明した本です。

この本に書かれていることは 昔の常識とはかけ離れていることなんですが、 私が思うにほとんどのソフトがこの方式で 開発されているように思われます。

ですから、企業の方や官庁の発注する側の 方も読んでこの新しい開発方法を理解しておくべき です。

昔は仕様書があってそれを実現するという方法でした。 一般製品でも説明書があって それに従って動いたものです。

しかし今はスマホのアプリが顕著ですが 日々アップデートされます。 そして機能が追加されたり削除されたりしてます。

利用者として実に不可解でしたが この本を読んでそういうことかと 理解しました。

ソフト会社は常に作り続けることで 初期費用が安くて速く開発ができるという ことのようです。特に小さな会社の方には 助かると思います。

ただ、その分リスクも相当あるように思われますので、 ソフトを発注利用している方はこの本を読んで 問題点はないかよく考えてみるべきと思います。

なにしろ今はソフトがインフラなのです。 ひとたび間違えるとリーマンショック級の ことがおきても不思議はないのです。 よくゲームだからと用途別にリスクレベルを変える方がいますが ゲームでも中で大抵通貨やポイントが使われています。 そしてそれらは大概そとの通貨と繋がってしまいます。 掲示板で装備品の売買などは簡単にできてしまいます。 ということは中でバグがあって突然通貨量が増えたらインフレすら 起こすことが可能なのです。他の用途でも同様です。 人間が必ず介在できてしまいますからシステム的に完全に切り離すことは無理なのです。 ゲームだからXXXだからといった 区別は危険です。すべてのソフトウエアについて きちんとリスクをコントロールすべきなのです。

第三者が監査する仕組みが必要に思うのは 私だけでしょうか。

では、また来月に。

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