今月の本 1808号  彷徨える艦隊: 旗艦ドーントレス ジャック・キャンベル 著, 月岡 小穂 訳 



(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)




今月はSFです。 割合有名な本なので読まれた方も多いかもしれません。 私は最近知ってよんでいます。 著者は海兵出身だそうで、戦闘描写がとても 細やかで、経験したことはないですが 戦闘あるあるをSFの世界の中にたくさん詰め込んだ形になっている小説です。 文章も割合滑らかでさっとその世界に入れます。 ただ、大抵途中にすごく描写が詳しくなって話の流れが停滞するところがあるので 一般の方は読みにくいかなと思って選ぶのを躊躇していました。

その中でこの本は出世作だけあって非常に読みやすいです。 そして、以下の理由から選びました。

この方の良い点は理想の軍人とは市民とはという視点の 志が非常に高い点です。911以後世界的にそういう視点が 失われてきました。最近米国では少し復活してきたように 感じてますが、フランスではいまだに対テロ対策として 人権が制限されてしまってます。しかもそれをもどそうと するとテロが起きるというのを繰り返してますから、 テロの目的は欧米の民主主義の破壊にあるのは明確でしょう。 そういうときにこういう小説をよんで、 本来のあるべき姿を取り戻すことこそが テロに勝つことにつながることではないでしょうか。

また、最近さかんに使われているAIについても はっきりとした立場をとっているのも感心しました。 AIの問題点を指摘したうえで、軍事目的に使わない 世界を描いてます。ぜひそうあってほしいのですが、 きわめて心もとないです。ちょっと前に人間が何も教えないで AI同士を戦わせて数日で囲碁チャンピオンより強くなった という記事がありました。ということは人間より数千倍AIの方が発展速度 が早いということになります。 ですから、AIがはいはいを始めたらそこで止めないとあっというまに 人間が追いつかない速度で走ることになります。 しかも理性を教える方法はまだ見つかっていません。(せめて人権や公平公正を教える標準カリュキュラムを作成してそれを受けることを義務ずけるべきですが、それらをAIが理解する方が本来の作業を理解するよりよっぽど大きなパワーを必要とします。)単純計算で神か悪魔になる確率は半々ということになります。不用意に人間がコントロールできないとこまで発達させるべきではありません。 ですから、一旦AI研究と利用を止めてどうすれば安全に AIを開発できるかを研究すべきなのですが、 現在そのようなAIを禁止する法律を持った国などありません。 無頓着に世界中で研究や利用されてしまっています。 これは相対論が発見されずに核物質を研究しているようなもので、 もしそうだったら運が悪ければ核物質を大量に精錬してしまって 核爆発がおきてパリはなくなってしまっていたことでしょう。 (そんな馬鹿なとお思いかもしれませんが、 実際それに近いことは核理論に無知な作業員が昔茨城でやってしまって 大事故になりました。あのとき近くに原子力の研究所があったために 異常な中性子を測定できて早期に発見できて解決できましたが、 なかったらどうなっていたことかぞっとします。 そうそう中性子の測定などおこなっていませんから。 (本来は現在311以後東日本においては全域で中性子を図るべきなのですが、 原発以外で測定していないようです。共通一次で理系を選んだ方なら、放射線は ガンマ線だけでないことをみんな知っているはずなのになぜガンマ線以外測定 しないのでしょうか。なぜか測定しなければないものになると思っているようです。行政もそう動いてます。(相当日本人の知的レベルが落ちてしまっているのではないか と心配です。放射能はそういう効果があることは広島やチェルノブイリなどで 報告されてます。) このように必要な今ですらこうですから当時は尚更です。)) 311や核開発の経験を踏まえれば、 一旦AI禁止法をつくって、安全にAIをコントロールする方法が見つかるまで AIの利用は禁止すべきでしょう。 現在核物質はどの国でも厳しく管理されてます。核は一瞬で分裂してエネルギーを出すことがあるので危険なのです。AIも一瞬で人間の能力を超えることがありえます。ですから核とAIの管理は同じことです。欧米ではまだその危険性も考慮している方がいらっしゃいます[https://venturebeat.com/2018/08/22/ibm-ai-transparency-factsheets/]が、アジア特に中国などはITの利便性だけを追い求めているので極めて危険です。全国民がITのしもべのような状況なので容易にAIによって国が支配されてしまうことでしょう。原発や核ミサイルの制御を人質にとられたらだれも逆らえないことでしょう。おそらく囲碁チャンピオンより世界一のハッカーになる方が簡単でしょう。)そこまでいかなくても国トップのスキャンダルを握るだけでああいう専制国家は簡単に国すべてを支配されてしまうことでしょう。

SF小説家がすぐ推察できることをなぜ研究者や政治家の方はわからないのでしょうか。

ということでこの本をみなさんに読んでもらって AIについて政府や国会議員に意見をして 現状を変えてください。 人間の数日はAIにとっては十数年なのです。 まったなしです。

では、また来月に。

関連リンク:http://yokutoku.y.ribbon.to/mm209.html














             
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