今月の本 1711号 行政文書の管理に関するガイドラインの一部改正案についての意見の募集について
[http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/index/iken.html]
概要(PDF形式:210KB)
[http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/index/pdf/gaiyou.pdf]
新旧対照表(PDF形式:448KB)
[http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/index/pdf/shinkyu.pdf]
行政文書の管理に関するガイドライン(H27.3.13時点版)(PDF形式:926KB)
[http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/index/pdf/genjitenban.pdf]



(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)






今月ももうすぐ期限が来るパブリックコメントをご紹介します。

公文書の管理の仕方に関するパブリックコメントです。 ニュースも国会もなんとか学園とかの話題ばかりですが、 最大の問題点は文書管理がなっていないので 過去どうだったか立証できないことなのです。 このことだけで民主国家として重大なことで 関連する役所全員の給与返上くらいあっても いいのですが、そんなことはマスコミもいいません。 TVによるとなんでも公文書法が施行される前に 大量の文書が破棄されたそうです。 なんのために公文書をとっておくのかが 当事者の方々にはまるでわかっていません。

ですから、国民の方々が このパブコメに意見して すこしでも問題点はないかを探して指摘すべきです。

国が過去どういう道を歩んだか記録がないということは 何度でも同じ間違いを犯すということです。

敗戦直後大量の文書が霞が関で燃やされたことは 野上さんの日記からもあきらかです。 おかげてなぜあのようなことになったのかは ほとんど海外文書からの類推で調べる他なくなっています。 正確なことはわからないままです。 そのため、何人かの戦犯の方は救えたかもしれませんが その後も官僚機構は何度も同じような間違いをしたり、 戦時中のことでほかから間違いが指摘されても反論できないなど それ以上の損害を国に与えているのです。 たとえば私がいろいろな本を読んだ印象では 陸軍が資金を投入して世論誘導していたように思われます。 しかし、具体的にどこにどの程度資金が配られ、どのような効果が あったのか、さらにだれがどういう経緯でそれを決めていたのか はまったくわかりません。(国外勢力からの誘導はなかったのでしょうか?) そして、原発問題では、国や電力業界が同じように 資金を投入して世論を原発推進へと誘導していきました。 そして、自分で安全神話を作って大失敗したところも 神国幻想をつくりあげて実態を見ずに大失敗した 戦前と同じです。そして、311までにどのように 世論を誘導したのかも(田原さんなどが本にしてますが。) おそらく文書としては残ってないのではないでしょうか。 ベネティアに学んでほしいものです。 (敗戦や311級の事故があっても学ぼうとしないのですから 恐ろしい国です。自分たちが平穏ならこれくらいのことはまた何度でも おきてもかまわないということなのでしょう。 しかし、ほんとうにそれで国家機構が安定して保持できるでしょうか。 前にも述べましたが徳川幕府は相当慎重に組織を 作りましたが幕末にはほとんど機能しませんでした。 組織の劣化は思った以上に早いものです。 常によりよい組織になるように改善をし続けなければ、 持続的な組織運営などできないのです。)

すべての文書はデジタルでもいいから 保存すべきです。

どうしても廃棄するなら 公開してからにすべきです。

なにが重要なのかは後の人にしかわからないのです。 (現在残っている重要古文書の多くは障子紙などに流用されて 残ったものなのです。)

議事録を擦り合わせてもいいですが、 その経緯もちゃんと残すべきです。 (条文を論理的に組み合わせるとそうよみとれますが、 果たしてちゃんと実行されるでしょうか。ちゃんと 明示すべきです。)

また、原則としてという文言はすべて外すべきです。 さらに、譴責でもいいので罪を明記すべきです。 (将来わかったことでも、当事者が生きていたら年金を1%減らすような 規定があれば、あれだけ天下りに必死なのですから、きちんと文書管理を するようになるのではないでしょうか。現状では当事者は問題となるときは 大抵異動や退職でいなくなってしまいますから このような何十年後に問題となる文書管理への意欲が生まれないと思います。)

下書き用の紙や録音録画記録も 同様です。

この案をみていると そのうち外部公開用と内部検討用の 二種類の記録体型ができるような気がします。

みせたくないなら、ケネディ文書のように 保存期間を30年とかに長く しておけばよいのです。

また、廃棄や文書種類の決定に第三者が関わっていないのも 問題です。 せめて公文書館の許可を取るべきでしょう。 (そして、公文書館の人員を増やすべきでしょう。)

では、また来月に。

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