今月の本 1503号 第86回 プリオン専門調査会会議資料詳細
(http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20140924pr1)
(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)


今月もこういう文書を日本人が読まねばならぬものとして選ばねばなりませんでした。 いつのまにか肉骨粉を養殖魚の餌にすることが認められてしまったようです。 今回の文書はそのときの会議飼料です。 このあと食品安全委員会で認められて
(http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20140916sfc
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20141007sfc)
パブリックコメントまで終わっているようです。
(http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550002066&Mode=0&fromPCMMSTDETAIL=true
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550002066&Mode=2)

以前BSE検査の緩和のときのプリオン報告書についてご紹介しましたが、 今回もまったく同じ問題があります。

まず、プリオン報告書でもそうでしたが 統計的な考え方が相変わらず杜撰です。 たった8匹調べただけで安全だとしてしまっています。

さらにはその統計的に問題がある以前のプリオン報告書でもって BSEの症状はほとんどおきないと結論してしまっています。

以前放射能の危険を説明するところで説明しましたが、 人間は年間1000食べます。100歳までで10万食になります。 そのうちひとつに発病物質が入るだけで 平均50歳で発症することになります。 つまり食品の安全は半導体工場なみの 精度が必要なのです。 品質管理上そういう場合は シックスシグマなどの手法で標準偏差のはるかに大きい幅の現象が おきないか調べるものです。 サンプルが8個などありえません。

こういう疫学者の感覚は論文をみるかぎり世界的なようです。 食品安全委員会に品質管理の専門家を入れないと 世界中の寿命が縮まってしまうことでしょう。

さらに問題なのは わざわざタイにプリオンを与えたら 変化がおきたという資料までちゃんとみつけて 今後さらなる検討が必要としているのに 本題の養殖への利用は認めてしまっていることです。 どうもいつものように もともと結果をだす時期がきまっているように みえます。 そんなことで食の安全が守れるのでしょうか。 (またTPP関連でしょうか。 上記の統計的にいい加減な結論がなぜか世界的な 科学的知見となってしまってそれに 日本がまったく反論してないようです。 そしてTPPになると そういうものが科学的知見とされてしまうと それ以上の安全処置はとれなくなってしまう という条項があると心配されています。 実際、BSE検査はある県がやっていると 他の県がやめられないからと 国によって一斉にやめさせられました。 別にどこかのレストランや屠殺場でうちは BSE検査をしていますというのを売りにしてもいいと 思うのですがいままで一度もみたことがありません。 行政指導でもされているのでしょうか。 これでTPPがそのようなものだったら 環太平洋地域全体にBSEがひろまって 知能が低下することでしょう。 BSEの問題性は病原体のプリオンが極めて安定なことです。 自然界にほっぽっても残る可能性はおおいにあります。 実際非定型BSEという原因のわからない BSEが世界中で発生しています。 (最近ではノルウェーでも発生したそうです。) (そうでないことを願いますが)もしほっぽっていても減らないなら いずれ人類や哺乳類に影響するレベルまで 濃度が増えてきます。 そうなったら哺乳類の絶滅の危機です。 (前にも書きましたが各宗教が肉食を禁じていることには なにか意味があるのかもしれません。))

では、また来月に。

関連リンク:http://yokutoku.y.ribbon.to/mm168.html




             
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