今月の本   1207号 国会事故調調査報告書 国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会 著
(今回はメルマガ発行後の状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)


今回は。よく報道されている国会事故調の報告書です。 完全に全部読んだわけではないのですが、 わかりやすくかかれているので 今生きている日本人は全員読むべき本です。

特に重要な情報は 避難された方や 作業従事者のアンケートがまとめられていることです。 その時の実態をより実感できます。

他の事故調の報告書も複数ありますから、できればそれらも 合わせて読むべきでしょう。

さらに余裕がある方は 東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に関する技術ワークショップ‐配付資料 を読んでみることをおすすめします。報道では省略されている 技術者が現状をどのように考えているのかを認識できます。

ただ、これらの他にも事故後多くの記者会見が行われて 資料がいくつもでています。

できれば、これらの情報をすべて統合してわかりやすく 時系列でどうなっているかを示してほしい のですが、今回はマスコミも混乱の一端を 担っているので難しいのでしょうか。 (菅さんの行動がさかんにとりあげられますが、 本報告書によると官邸にいる東電の人が かってに連絡しているようで、東電自身の 統治能力の問題のようですし、 最近のNHKの報道によると 12Vの蓄電池が近くの拠点にあったけれど 輸送手段がないためより事故を防ぐことが 困難になったそうで、現場を混乱させたと よくいわれますがすでに現場が機能不全におちいっているようです。 首相が非難されていることとむしろ逆に、もっとどのような 蓄電池がたりないか確認して 自分のへりで運んだら事故をもっと抑制できたかもしれません。 部下が機能していないときにリーダーがのりだすのは当然のことで その責任は、本報告書にあるように事故以前のこのような つかいものにならない体制をつくった人々に帰すべきものです。 しかしそのような報道はされていません。誤りを認めたくはないのでしょう。 放射能の害についてもさかんに安全という政府報告をながしていましたが それについてのお詫びもみません。(せめて本報告書程度の記述をしないと 知らないで被害にあうかたが続出することでしょう。)最近もストロンチウムが みつかったけれども問題ないし、測定の必要はないというような 政府の意見をそのままながしていましたが、 ストロンチウムはセシウムと挙動が違うので 集積するところも異なってきますし、 水にとけるので今後風などで 核酸することもあるでしょうし そもそも、原子炉内部の高濃度のストロンチウムが海に流れ出しています。 セシウムだけでなくあらゆる核種をしらべなければならないのに 被害金額を減らすために、空から降ってくる量だけ調べて問題ないという世論をつくろうとして いるようにしかみえません。) wikipediaのようなオープンな形で 個々の人が作りあげなければならないのではないでしょうか。 そうしないと実態にせまれません。

そして、実態を知った上で 一人一人が行動すべきです。 規制委員会の人選をみても反原発の方がいないように みられて、原子力業界からの攻勢に耐えられるか心配です。 (国会での回答でも活断層かどうか自分たちでなるべく はやくしらべて実際にそうなら止めるといううようなことを おっしゃっていましたが、まず確実にわからないという段階で とめなければ福島での教訓をいかしたことになりません。 (津波の指摘があったのになにもしなかったために事故がより拡大しました。 最悪311の8日前の文科省の指摘で止めていてもだいぶ被害は小さくなったはずです。) また、委員ひとりひとりの見解を問うべきなのに ひとりだけに聞くというのもおかしいです。) 今回の災害について正しいことを最初からいっている方が 海外や日本にいらっしゃいます。 また事故がおきるはるか前から予見していた方も 何人かいらっしゃいます。 そういう視野が遠くまでとどく方を委員にしないと また事故がおきてしまうことでしょう。 {NHKの報道では事故時の高圧で動かすべき弁が動かなかったとしていて 構造的欠陥を専門家が指摘していました。それに対する原子炉の専門家の 言葉がそんな実験ができないからわからなかったというものでした。 その程度の信頼性で原子炉ができているということを如実に示して います。実際、ベントしたら煙突からでるはずの 水素が建物に充満して爆発したりさらにはとなりの 建物に流れて爆発するなど 緊急時に動かすべきものの動作実験はなにも行っていないことが想定されます。 こんな状態で再稼働させるなど、ブレーキがきくかわからないで 車を運転するようなもので、常識人ではありえないことです。 論理的に判断できる人をえらばないと日本が滅んでしまいます。 このような状況をふつうに 考えれば全世界全炉即時廃炉しかありえないのですが、 どの政党もそのようなことを主張していません。 日本人の論理的思考能力はまったくなくなってしまったのでしょうか。} さらにどんなに他の人が反対しても自分の考えを貫ける人でないと いけません。そうでないと陰に陽に圧力をかけられて 結論がかわって現在と同じことになってしまいます。 そういう意味でも反原発運動をしてきた方々こそが適任です。 もしこのままいくなら規制庁の最初の仕事として 電力会社や財界にさからって大飯原発を止れるかどうかが 最初の試金石になります。とてもそのようなことができる方々には みえないのですが、はたして実行できるかじっくりみていきたいと思います。 (できれば広瀬さんレベルの人を選んで安心させてほしいものです。 (このような電力業界の天敵のような人を規制側にすえないと 規制庁と業界の間に緊張関係がうまれません。 日本ではあらゆるところで波風をたてないように していますが、こういう部門にそれをもとめることは 車の潤滑油をブレーキにさすようなものです。 当然そんなことをしたら事故がおきます。 ですからこのような状況にある現状では即時廃炉するしかないのです。))

では、また来月に。

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国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ http://naiic.go.jp/
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会 最終報告書 http://www.kantei.go.jp/jp/noda/actions/201207/23kenshou.html

東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に関する技術ワークショップ‐配付資料 http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/700/14/240724/240724.html


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