今月の本   1105号  歎異抄 




今回ご紹介する本も緊急事態の今必要とされる本ということで、 今月に読んだ本ではありません。

有名な本ですので、 ご存知なかたがたくさんおられると 思います。 なぜ、この本を選んだかといいますと、 今回のような人間の力ではどうしようもない 状況にもっとも適した宗教があるのに あまり活用されていないように感じたからです。 ひょっとすると宗教的なものをあえて 排除して報道しているからかもしれませんが あまりに仏教関係者の姿がないように思われます。 もし、西欧であれば教会が大きな力を 発揮したことでしょう。

この本の親鸞やその師である法然がはじめた 浄土宗や浄土真宗は、平安末期の自分たちが おかれたどうしようもない状況にある一般の民を 救おうとして、他力本願という 自分が努力しなくても救われるという大発明を行いました。 そしてさらに状況が悪化する戦国時代に 大流行しましたので、 現在でも仏教の中で 大きな勢力を持っています。 しかしながら江戸幕府による 葬式仏教化で、本来の役目を 忘れてしまっているようにみうけられます。 近くに浄土宗や浄土真宗に 関係する方がいらっしゃったら ぜひもう一度歎異抄を読むことを 勧めてみてください。

カウンセラーの方が 幾人も被災地に入られているようですが、 こういうときほど 他力本願の浄土宗や浄土真宗が 力を発揮するときだと思います。 (もちろん宗教的な対立をおこしては 逆効果ですから無理な布教はするべきでは ありません。それこそ自力本願の宗教や カウンセリングが受けれるまで回復するまで の間でよいのでとりあえず話を聞いてください というようなアプローチであるべきでしょう。)

ちなみにこの歎異抄には有名な [善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。] という悪人正機説が書かれています。 そしていろいろな方がそれについて考察されて います。しかし、私にはこれは信徒に向けた言葉や 宗教の理論を述べたものではなく、 「善人を救うのは当たり前であり、悪人であっても 救わねばならない」という 親鸞の宗教家としての自負の宣言と みるべきだと思います。 ぜひ宗教家の方はこういう状況下で この本を読み返して宗教家として何を すべきかよく考えていただきたいと考えます。 (その結果、自殺者が少しでも減って なくなられた方の分生きようとされる方が 増えるて欲しいものです。)



では、また来月に。

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