狸 寝 入 り 












キスでおこして











「……何してんの」

残業を終え、疲れて自室のドアを開けリビングへと行くと そこには の姿があった。何をしてらっしゃるんですか さんや。え、まじで意味分かりません。

「ん、お帰り〜♪」
「いや、何してんの……ってうっわ、何このビールの缶の山!!」
「飲んでたのよ、わかんない?」

いや分かるけどさぁ。そーゆう問題じゃないだろ。

「…お前、酒臭い…。飲みすぎ…。」
「なぁ〜に言ってんだぁ?ジャンは〜。こんぐらい飲めないでどうする!」
「はいはい。分かったからもう飲むのやめろよ」
「は〜い〜」

とりあえず に飲むのをやめさせ、散らかった部屋を片 付け始める。ちゃぶ台位の小さなテーブルの周りのいたる 所にビールの缶が散乱している。 ビールの缶を手一杯に持って台所のゴミ袋まで持っていく。 あ、やべぇ。ゴミいっぱいだし。 缶を手一杯持って行ったものの、入れるはずのゴミ袋がゴ ミで溢れ返っていた。しかたなく持っていた缶を床に置き 新しいゴミ袋を探す。

「えっと、確かこの辺に……無い?」

電子レンジの下にある棚をしゃがみこんで中を覗き込むが 肝心のゴミ袋は見当たらない。中にあるのは賞味期限ギリ ギリのインスタント食品だけ。

「どこに置いたっけ……。なぁ !」

ゴミ袋、ゴミ袋…っと、…やっぱねぇな…。あっれ俺どこ にやったんだろ…。うっわ何この缶詰。パイナップルの缶 詰って…俺使わねぇよ…。俺なんで買ったんだろ…。 …ケーキ作り?うっそ!?え、俺ケーキ作ろうとしてたの かよ!!絶対失敗するっつの。…もったいねぇ事してたん だなぁ。ゴミ増えちゃうじゃん……ゴミ?そうだよ!ゴミ !ゴミ袋探してたんだよ俺は!!
ハボックは棚を前にしゃがんだままゴミ袋を探していたが そういえば からの返答が無い。

「なぁ 、ゴミ袋どこだっけ…… ?」

リビングが見える程度に身体を起こして を見ると、 はテーブルに顔を突っ伏して大きく寝息をたてながら寝 ていた

「おい、 起きろこんな所で寝てたら風邪ひくぞ」

もちろん、返答は無い。かわりに は大きく、くしゃみをした。

「ほら言わんこっちゃない。おーきーろー ー」

酒が回って深い眠りについている を起こすのはとうてい無理だ。以前もこんな事があったな、とハボックはふと 思い出し、少し笑った。 そういえばその時、 はとても楽しそうな顔をして一言 『好き』と囁いたのだ。寝たまま。要するに寝言だ。 その後に『誰をだよ!』と突っ込んだのはよく覚えている。

「お前、覚えてるかー?あん時。『好き』っつった事」

優しく髪を撫でる。 の髪はサラサラしていて何故か、 自分の髪じゃないのにハボックは少し誇ったような気分に なっていた。

「覚えてるわけねぇか。寝てたもんな、

ふっと笑って、 の顔にかかっていた髪の毛を耳にかけ てそっと の頬にキスをした。

「絶対忘れないだろーな俺。お前の寝言」


「…それが俺じゃなくても、だ」


を起こさないようにテーブルの上にあるビールの入っ たコップを持って立ち上がろうとした。








「どうせなら口にキスして起こしてよ、ね」








コトン、というコップを置く音が以上に大きな音に聞こえ たが、ハボックはそれを無視し、今は起きている想い人に優しくキスをした。希望に沿えて彼女の唇に。



















          

短っ!!そして甘い。私にしては甘い夢ですよ。珍しい…。 ハボがへたれですな。うん。すみません。切腹モノや。うん。

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