燃えさしの蝋燭をみている内に、ふと妙な気分になってしまった。
うん。あっさり言えば挿れたくなってしまった。
……と言っても僕は受と言う立場をやった事が今の今まで一度も無い。
攻でさえ彼とが初めての経験だったし。
攻は本能のままに動いて成功だったみたいだけど、受をやると言うのは、、
やっぱ本能のままじゃ駄目なのかも。
蝋燭に其の侭口を持って行きかけて、はたと我に帰る。
燃えさしになって美味しそうなでこぼこ感と太さはでているけど、
本来蝋は食用じゃ無いんだし…一応口に挿れる時は何かした方が良いかも。
そう言えば、一つ残ってた、よね。
缶ジュース1本我慢して買ったコンドームの箱を探る。
確か3つ入ってて2つ使ったから…あ、あった。
使用済みの奴で余韻に浸りながら、
も良いんだけど…初めての経験だし、新品が良いよね、きっと。
独り言でも言ってしまいそうにぐるぐるした頭で準備を進めていく。
何時もと違う感じだから余計興奮してるかも。
痛いくらい勃っちゃってるし。
いや、実際4回出した後で勃っている訳だから掛け値なしに痛い。
でも、濡れてて感じるものは仕方ないのかも。
少し開き直って、蝋燭の余分な芯を切って、その跡を炙って滑らかにしてみた。
そう言えば、攻をやったって言ってもリードしてくれたのって彼なんだよな、確か。
夕べの残りのケーキから掬い取ったクリームを、
後ろに塗りこみながらぼんやりと回想する。
同級生だけど、頭一つ背が高くて声変わりも始まった彼。
その彼にこんな気持ちを持ってしまったと気付いて、
離れようとした僕を受け止めてくれた彼。
……やだ。
彼のあの時の声が耳元で聞こえて、もっといやらしい気分になってしまう。
!
興奮して指に力が入っていたらしい。
緩んだ入り口から指が2本、あっさりと滑り込んだ。
そして、なにかぞくっとする感覚。
指が滑り込んだ瞬間、目の前が真っ白になって後はどうしたのか、記憶に無い。
目をあけたら、彼の顔がすぐ目の前にあった。
「え?僕?ここ、誰?」
「パニクり過ぎ。良いけどさ」
苦笑いしなから彼が僕にキスして抱きついて、後ろを弄ってくる。
「失神しちゃうほど、感じてた?」
「馬鹿」
これって小学生の会話じゃ無いよね、多分。
「覗き見はしてないぜ、言っとくけど」
言いながら指が滑り込んで、僕の中を探る。空想の中の彼の声もやらしいけど、
実際に耳元で聞く声は、それだけで出しちゃいそうになる。
「蝋燭見て、挿れたくなったんだ?」
「ん…なんとなく良いかなって思って」
「これよりも?」
僕のお腹に彼の熱いのが押し付けられる。あ、又濡れてるんだ。
大きさは……あの蝋燭よりは少し太いよ、ね。
「ゆっくり見せて」
「良いよ?」
仰向けになった彼の体は、心なしか赤い。
彼のものの頭は、ひときわ赤くそして光っていた。
瞬間、自然に咥える僕と少し慌てる彼。
「馬鹿…洗って…無い、のに…」
あ、もしかして咥えられるのは本当に初めてなのかな?
僕も初めてだけど。思い込みかも知れないけど、
クリームをつけなくても甘い感じがする。実際には少し塩辛いけど。
「んん…っん……ん…」
僕の頭を探り当てた手が、がっしりと動きを邪魔する。
だから口を窄めたり舌を差し込んでみたりしてみる。
すると、無駄な抵抗と感じたのか手が後頭部に添えられて、
僕の頭と一緒に上下する様になった。
でも、このままじゃ駄目。
動きを止めた僕の旋毛に哀願の視線が突き刺さってるのが判る。
確かに口でも味わいたい、でも、一番最初に味わいたい所はちゃんとある。
「コンドーム無いけど、良いかな」
結果の判りきった問いかけを彼に投げて、
僕は彼の上に腰を下ろし始めていた。
2003.12.15 葡萄瓜XQO
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