１月２日 今朝のめざめは過去最悪のもの。。
ゆうべはいくら酒を飲んでも酔えなかったし、布団に
入り目をつむると昼間見た衝撃的な映像を思い出して
しまい一睡も出来なかったのだから無理もない。
「うう 最悪」いつまでも寝ているとおやじや兄貴に
どやされるから仕方なく起きたものの。。。
「いや あんなことは忘れるんだ。消去だ削除だ。」
結局今日もまた店の手伝いか ああ 最低な正月。。
「深春、外回りに行ってきてくれ。」おやじに頼まれ
た場所は昨日の変態茶道家元のとこ！
昨日配達して置いてきた箱の回収だとか。
抵抗したものの、おやじに勝てる訳もない。
家を出て下宿している学生の身分だし、おまけにその
下宿先も来月には立て直しで新しいところを探さない
とならない。敷金、礼金など親に頼らざるをえない身
の上にとって手伝いは当たり前ってこと。
でもあの家に行くのはまじで勘弁して欲しかったけど
仕方ない。深春 がんばれ！！
「あ、亜留都堂ですが。」消え入りそうな声の俺。
「手が離せないから取りにあがってよ。」昨日のガキ
の声だ。むかつくけど言われた通り家にあがった。
相手はお客様だ。えーい 我慢、我慢。
部屋の戸を開けるとそこは
「わああああ」腰が抜けるとはまさにこの状態。
廊下にぺたりと座り込んだ俺は身動きすらとれず目の
前の光景をただ眺めるだけ。
広い和室の中。獣のように四つん這いになり交わって
いる２人の姿。
「いらっしゃい。待っていたんだ。さあ選手交代。」
突然乱暴につないでいた身体を剥がし、俺に近付くと
手を引き部屋の中へ入れるガキ。
「ほら 早くしないと。途中で投げ出されたから京介
がじれて待っているよ。」
下を向いた彼の白い背中が震えていた。
「お願いです。抱いて。。。」細い声で俺を誘う彼。
知っていたのか？昨日彼らを見た俺の股間が痛い位に
反応してたこと。
震える指で着ていた服を脱ぎすてた。
彼に近付きうつむいた顔をあげくちづける。
最初はやさしくやがて荒々しく。舌と舌をからめあい
お互いの唾液が交じりあい、畳の上にこぼれていく。
指を後ろの蕾齣~き回す。本数を増やすと悩まし
い声をあげる彼。そろそろ俺も我慢の限界。
荒々しく侵入し、刻印を押すように俺の情熱を打ちつ
けていく。幾度も幾度も腰を打ちつけて揺する。
とろけそうな彼の声に俺の頭の中も溶けていく。
あえぐ彼。俺はやがて彼の熱い中で果てた。
「思った通り。あんた相性が抜群だ。」
「相性？」
「そう 身体の相性。こう見えても京介はわがままで
人のより好みが激しいんだから。それに２人だとこの
家広いから物騒だし、番犬ならぬ番熊にちょうどいい
もん あんた。」
「あんたじゃない。深春と呼べ」
「じゃあ僕のことも蒼って呼んでね。こっちは京介」
気が付いたら俺はこの家に下宿することになってた。
たまたま暮れに店の手伝いをしていた俺に家元の京介
がひとめぼれ。正攻法では勝ち目がないのでこんな手
を使ったという。なんだかなあ。。。
まんまと罠にはまった自分が情けないぜ。
まあ いいか 正月だし、めでたいから許すとしよう！
