「さむいよお〜」先生に頼まれた買い物から帰ると家
の中になんかふわりと甘い匂いがしていた。
「なんだろう? いい匂い。」匂いにつられて台所へ
行くと台所には深春の姿。
「よっ、お帰り。寒かったろう、これ飲むか?」
「深春、これなあに?」お椀に入っている甘い匂いの
物。はじめて見るんだけど???
「これはなあ、甘酒だ。暖まるぞお。」
ごくりと飲んでみる。温かいそしておいしい〜!
「深春、これおいしいねえ。」
「まっ、これも酒だからな。1杯だけだぞ。」
「ええー! お代わり欲しいなあ」
「だあめっ 子供が何言ってるんだ。」
そこへ深春を呼ぶ先生の声。へへへ深春がいないうち
にお代わりしちゃおうっと。
「アチャア、やられた〜」
「蒼、大丈夫か?」
「へへへ、れんれんらいじょうぶらって。」
うーん 頭がなんか@@してる〜
身体はぽかぽか。すごく気持ちいいなあ。
「みひゃる〜 きょーすけどこいったったのかにゃ」
「子供にお酒飲ませるなんて。」
あっ、きょーすけ発見! えーい抱きついてやる。
「きょーすけ、おきゃえり〜 エヘヘ」
嫌がる京介に抱きついてべたべた甘える。
「だーいすき! きょーすけ好きなの。」
だからこの際お願いしちゃおうっと。
「こんろ、いっしょにねんねしよう。はだきゃで。」
京介にしがみついたままひたすら話す。
「みひゃるみたくするの。きょーすけしゅきなの。」
そう、京介が好き!だからねえ
「にゃんかいでもいかせてやるからにゃ。きゃくごし
ろよ。」
翌朝、起きるとなんか頭が痛い。
朝食の席では深春の頬にうっすらとした手形。
なんだろ? へんな雰囲気だし。
まっ いいか!僕には関係ないよね 多分。。。